和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第509話 】
2015年 01月 09日 談

1 (500x375)

金沢市野町の少林寺様の本堂をお借りして、寳勝寺檀信徒様よりお申し出のありました新年のご先祖供養とご祈祷を致しました。返す返すもご先祖様の御供養ほど大切なものはないと思います。じぶんが今日あるのは偏に祖先の御徳のおかげと、ただ感謝あるのみです。ご供養の意味は多義にわたると思いますが、究極「報恩謝徳」に尽きると思います。長いようで短い人生、日々無事に過ごせたならば、これはもう父母並びに祖先の恩のおかげとしか言いようがありません。

DSC01571 (376x500)

少林寺奥様と (500x375)

少林寺御奥様との新年のご挨拶 / 少林寺応接間にて 

「おかげさま」の心をご供養を通してご先祖様にお伝えするのが「ご法要」です。ところで生前にどれだけ父母に感謝できたかと言えば本当に冷や汗の出る思いがします。だれもが思い当る事だと思いますが、歳を重ねて漸くわかる父母への感謝の思いなのかもしれません。最近、今は亡き両親の位牌の前に立ち「ごめんなさい、ごめんなさい」「口答えばかりしてごめんなさい」と反省の弁仕切りの和尚の日課。無言のままの両親の遺影なれど何処か微笑んでくれているように思えるこの頃です。友峰和尚より ・・・・(それはあなたの思い込みというものですよ!母より)

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870