和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第449話 】
2014年 11月 15日 談

ニューヨーク、サラ・ローレンス大学での個展を終了し、2週間余りを経過しました。ここにきて漸く、当時の色々な出来事を思い出しながら振り返っています。まず出発時の小松空港でのサプライズが待っていました。野口社中の留守番組の皆様が大勢来ておられ、しかも御手製プラカードを持参しての見送りには全くに予期しない出来事で大変感動したものです。

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小松空港にはタクシーで到着したため皆様が待ち構えていたところとは別な場所に降り、全く気付かずに空港ロビーに入ったところ、野口社中の参加者の方から正面玄関に行くよう促され、妻とのんびりと向かったところいきなりの社中皆さまの送迎ムードに驚きました。ひっそりとした出発を思っていただけに、感激もひとしおでした。今から振り返っても本当に嬉しい出発時の出来事でした。あらためて皆さんに感謝申し上げます。

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社中の皆様とは帰国後まだお会いしていませんが、きっと皆様も一緒に参加したかったであろうと思いますと一層その有難みが伝わってきます。何事も初めと終わりが肝心と言います。何とも素晴らしい旅立ちを演出して下さった野口社中の皆様の声援に応えて、何としても成功させたいと願ったものです。ところで新命和尚も毎月の家族動物供養の席で参列の皆様に挨拶をして、「住職は今日、無事に旅立たれました。」と言ったところ、妙な歓声が上がり「和尚さんがお亡くなりになったんですか?」と聞かれたとか。なるほど、日本語の使い方は難しいですね。色々なところでハプニングが起こりますね。飛行機の中からも見送り下さった皆様の黄色い歓声が届いてくるような錯覚さえ起こすほど、手を大きく振って下さってのお見送り、和尚も参加した者も生涯忘れる事の出来ない感動の風景となりました。これできっと全ての催事も必ず成功すると大きな自信となりました。つづく

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