和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3845話 】
2024年 02月 26日 談

早春の日差しが降りそそぐ中庭で 外掃除をしました

 

天気が回復するのを見てさっそく庭の整備に入りました。誰でもそうだと思いますが、自分で工夫しながら作庭していくのは実に楽しいものです。庭師さんにお願いするのもそれはそれで良い仕上がりになりますが、庭作りの醍醐味はその過程にあると思います。

 

 

庭石ひとつ見ても色も形も大きさも違いますし、人それぞれに素材の使い方も違うため当然ながら完成した時の趣も異なります。自分であれこれ考えながら庭石や植木の選定や移植場所などを決定していくための感性も養われますから日々の仕上がり度を楽しめるというものです。本日は仮植えしてある木々の移動準備と中庭の掃除をしましたが、特に中庭の入口付近は長い間手つかず状態だったのでなんだか新鮮な感覚を覚えました。先日から新たに作庭している場所の続きでもあるので限られた土地の有効利用に繋がるものと思っています。

 

中庭の入口付近で庭づくりの準備

 

庭作り作業は身体全体を使うためほどよい運動にもなり一石二鳥と言ったところでしょうか。ただこのところ厳しい寒さが続いており、作業時間を3時間程度に制限して進めるようにしています。

 

 

さて2月も残り少なくなって来ました。この時期は例年なら豪雪に見舞われている状況ですが、今年は暖冬で除雪をする機会も少なく本当に助かりました。このような現象を喜んでいいのかどうか判断に困りますが、除雪の労苦から解放されるのは和尚にとっては実に有難いことです。八百屋の店先には旬の筍や蕗の薹などが並んでいましたが、暖かい春はすぐそこまでやって来ているようです。友峰和尚より

 

 

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