和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第3723話 】
2023年 10月 27日 談

「辰」の構図を描き始めました

 

そろそろ来年の干支の「辰」の図を描く時期が来たようで、出来るだけシンプルにしかも龍の勇猛さを描き出せたらと色々工夫しながら幾枚か描いてみました。干支図の色紙を描き始めてから今回で約25年ほど経ち、すでに十二支の干支図も二回りしたかと思われます。毎年500枚ぐらい描いて縁故の方々に差し上げておりますが、和尚の加齢に合わせ年々早めの制作が求められています。

 

 

新命和尚より来年の法話のテーマを「辰年」に因んで「龍翔万年寿(りゅうしょうまんねんのじゅ)」としたい旨、打診が有り大変良い禅語ですので直ぐに応諾しました。その意味は「龍が空高く飛び、世の中の平安を願い人々の長寿を祝福する」とあり、混沌とした世界情勢の中で来年こそは平和な世の中に向かうよう願いを込めての言葉です。

 

須貝総代御夫妻が来寺くださいました

 

 

 

インドでは「蛇の神」が仏法の守護神となっていますが中国に仏教が伝来すると蛇が龍の姿に変わり、その後日本に伝わると多くの仏教寺院の天井画として龍が描かれて来ました。京都大本山妙心寺・法堂(はっとう)の天井に描かれている江戸時代を代表する画家・狩野探幽の龍の図はあまりにも有名です。

 

大本山妙心寺・法堂(はっとう)の天井画

 

さて和尚の龍の図がどのような龍に描かれるかは乞うご期待頂きたく思います。皆様が平穏無事で幸せな一年を過ごすことが出来るよう、心を込めて描いていきたいと念じています。友峰和尚より

 

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870