和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第365回 】
2014年 08月 22日 談

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今日で365回目を迎えました。さて今日の話は?と思っていましたら、早朝、釈迦院時雄さまが訪ねて来られました。仏縁ですね!!自作の竹筆二本をたずさえての御来寺で、今年の10月にニューヨークで開催される予定の和尚の個展の事が話題になりました。今回は大学のキャンパスで3回、墨書パフォーマンスをすることについて、個展の為にと今回特別に寄贈を受けた釈迦院様自作の大竹筆の使い方についてアドバイスを受けました。本当にありがたいことです。

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平成26年4月22日、大竹筆「天耕」をご寄贈頂いた時のようす

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竹筆について情熱的にお話しされる釈迦院様

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「竹筆は私の人生です、私に竹筆を持たせたら怖いものはありません。」とお話しされています。

釈迦院様は書家でもあります。今日まで長きに渡って世界各国での個展や竹筆の展示販売などをやって来られたお方ですので、書道パフォーマンスについては大先輩で竹筆の使い方など口頭での指導を受けました。お話が済んでいったん近くのアトリエにお戻りになられましたが、口頭では不十分とさっそくに竹筆でしたためた横物の書を持参されました。

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まだ墨の乾かぬうち早速ご持参下さった「不動心」の墨書

写真の如く大変勢いのある力強い作品です。確かに、一般的な毛筆とは違い、竹を細く削いで作った竹筆は風合いの異なった字が出来上がりますね。和尚も次第にわくわくしてきました。明後日、大安禅寺本堂にて「穴地蔵尊祭り」の墨蹟パフォーマンスが予定されていますので、その際に大竹筆を使ってみたいと思っています。さてさてどんな味わいのある字が書けるかは当日までのお楽しみです。是非皆様、観に来て下さいね。「南無大安寺地蔵尊菩薩!」。今日は365回の一周年記念日です。釈迦院様との出会いを大変嬉しく感じた記念日となりました。

「竹筆に 思いを込めし 秋を待つ」友峰

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