和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第3472話 】
2023年 02月 18日 談

野町・少林寺にて 墨蹟を制作しました

 

静まり返った佇まいの堂中に春雨の音が響いている様はいかにも禅寺らしく、気持ちがシンプルに落ち着きます。野町・少林寺アトリエでの墨蹟制作の為に午前午後に掛けて出向きましたが、本日は墨磨(す)り機をフル稼働させて墨蹟に挑みました。昔は手動での墨磨り作業でしたが、今では文明の力を借りて機械で行っています。

 

どちらも 墨を磨る機械

 

一般的には墨汁が使用されますが、墨汁は書に自然な濃淡が生じにくいため手で入念に墨を磨り下ろすのが一番です。機械磨りも結構優れもので短時間に良い磨りあがりとなり大変重宝しています。長らく宿題となっていた禅語の墨蹟だっただけに、いっきに仕上げました。

 

 

 

一日を充実して過ごすには、やはり得意な分野の仕事をするのが安らぎます。昔から「好きこそものの上手なれ」という諺があり、寝食を忘れて挑むことが出来るものに出会うのは幸せなことですね。また「60の手習い」という言葉もありますが、書道は70歳でも80歳でも出来る実に楽しい習い事でも有ります。皆様も是非色々な分野にトライしてみては如何でしょうか。

 

アトリエにて 少林寺の奥様と歓談しました

 

 

 

 

そうそう、内孫の芭月の版画が入選したとのメールが送信されてきました! まだ4年生ですからこれからの成長が楽しみです。爺バカでとても嬉しく思った小さな呟きとなりました。お互いに頑張りましょう!! 友峰和尚より

 

内孫の芭月が 入選した版画を見せてくれました

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870