和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3410話 】
2022年 12月 18日 談

 

気温がいっきに下がり1℃と今年一番の冷え込みとなり、猛烈な風雪が吹き荒れる日曜日となりました。午前には手老家の年忌法要、午後からは富永家の満中陰忌法要が営まれ、今年の法務遂行も愈々終盤を迎えています。

 

手老家 年忌のご法要を修業いたしました

 

師走ということもあり法要にあたっては全身全霊 読経三昧の行となっていますが、一年を振り返ると本当に沢山の方々との御法縁を頂きその都度読経に重きを置き丁寧に修業し、無事円成出来てきたことに感謝しています。

 

 

幸いに和尚の修行道場は海清寺専門道場(兵庫県西宮市)で「お経」を修行のモットーとし、日々読経鍛錬を中心として午前4時からの毎日の朝課(朝のお勤め)は約2時間にも及び、師匠より徹底した厳しい指導を受けました。

 

午後より 富永家 満中陰法要にて

 

約6年間修業をさせて頂き何度も声帯をつぶし声枯れすることもしばしば有りましたが、今では懐かしい思い出ながら師匠には本当に感謝の気持ちで一杯になります。「坊主はお経!!じゃ!」「檀家さんに喜ばれ、拝んでもらえるような良い声でお経を読まなきゃ坊主は務まらんぜ!」と早朝から連日雷が落ちるのがしばしばでした。

 

 

「ありがたや 師の恩思う 如意の跡」の道語を噛みしめながら今日、自坊を始め寳勝寺に於いても読経諷経を大切に追善供養の法要を続けています。今年も残り少なくなって参りましたが、今は亡き両親そして師匠の追善供養を修しながら一年の締めくくりに入りたいと念じています。友峰和尚より

 

 

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