和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3045話 】
2021年 12月 18日 談

姫水仙 が 芽を出しました

初雪が降りました!「初雪や 二の字二の字の 下駄の跡」とは江戸時代初期の女流歌人「田 捨女(でん すてめ)」の有名な俳句で、今では一般的に下駄を履いている人は殆ど見かけませんが、修行僧や寺院の住職は今でも使用しています。昨夜半から強風とともに雪まじりの霙が降りはじめ、今朝方になってどれほど積もったのかと窓を開けて見ればさほど雪もなく安堵したものでした。

 

それでも初雪です!!さっそく下駄を履いて雪を踏みしめたかったのですが、見る見る融けてしまいコンクリートの上を闊歩しました。境内は雪景色となり、すっかり枯葉を落とした木々の枝には初雪が積もり幻想的な雰囲気になりました。

 

和尚にとってこの時期の雪はお正月を迎えるための心のけじめのようなもので、とても心地よく気持ちが引き締まる思いです。土曜日ということで寺カフェをオープンすると同時に年末の金沢市内観光を楽しむ若者達のグループが来られ、再びカフェにも賑わいが戻って来ました。

 

今年は年末年始と寺カフェを開業する予定になっていますが、2020年2月下旬、新型コロナウイルスの影響から寺カフェの休止が続いて以来、約1年ぶりの正月オープンとなります。金沢市内の有名観光地にも観光客が少しずつ戻り始めている今日この頃、来年こそは通常の生活に戻れることを切に願って止まないものです。

 

さて心配された大雪も夕刻にはその心配も無くなりホッとしました。今日もカフェの余暇を見ながら干支色紙描きを続けています。一歩一歩また一歩の干支色紙制作ながら、気持ちは今年一年の締めくくりとして心を込めての作業となっています。大晦日まで頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

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