和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3401話 】
2022年 12月 09日 談

境内の落葉掃除をしました

 

「焚くほどは 風がもて来る 落ち葉かな」とはあの有名な良寛和尚の一句ですが、今日はお天気も良く午後から職員の手によって境内の掃き掃除がなされました。近年は消防法で落ち葉を燃やすことが出来ないため、ビニール袋に収集してごみの日に廃棄しています。

 

 

大安禅寺の境内には年数を経た老木が多くあったため外掃除もひと苦労で、特に杉葉などは一度大風が吹けば足の踏み場も無いほどに辺り一面が落ち葉の海となります。雪が降るとますます処理に困るため毎日欠かさず掃き掃除をし、山のように積まれた杉葉や枯葉に火をつけるとそれはそれは火事場の如くに煙がもくもくと立ち上り、子供の頃にはその煙に巻かれながら忍者遊びをしたものでした。

 

 

もちろん地元消防署に届け出をしての焚き火ですが、それが1ヶ所ではなく何ヶ所も焚くため全山が煙に埋もれる感じでした。和尚にとっては杉葉が燃える匂いが大好きで、焚火をしながら冬の到来を肌で感じ取ったものです。現在自坊の外掃除は新命和尚の日課となっていますが、寳勝寺は立木も少なく本当に助かっています。

 

降雪の前に 除雪機の点検をしました

 

さて愈々本格的な降雪の時期を迎えようとしていますが、今朝は除雪機を出動してエンジンの点検をしました。あまりにも1年の過ぎゆく早さには戸惑いさえ感じますが、今年の冬も除雪機がフル稼働となる予感がします。

 

床几や椅子を片付け、本格的な雪に備えます

 

和尚の体力は年々衰退しているのに北陸の雪はこのところ年々多くなっていて心配が絶えませんが、頑張るしかないようです。14日あたりから雪マークがずらりと並ぶ予報となっているだけに外掃除を急いで参りましょう!友峰和尚より

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