和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3377話 】
2022年 11月 15日 談

大安禅寺の境内一帯はすっかり秋色が深まっており既に紅葉した葉っぱを落としている木々も有りますが、枝に残っている枯葉を見るのもなかなか風情が有るものです。久しぶりの故郷の秋の風景を目にしていますが、特に遠くに見える白山系の峰々は初冬を感じさせ本格的な冬到来を予感するものです。

 

大安禅寺 樹齢350年の紅葉 / 例年11月下旬頃のようす

 

9月から11月にかけての3か月間は「病気療養月間」と位置づけ集中して食事療法に徹して来たせいか、あっという間に過ぎ去って行く感が有ります。お陰様で日増しに健康と元気を取り戻しつつあるようで、日頃の食事節制が効果を表して来たように思います。

 

もうすぐ 門松が設置されます / 写真:令和3年度

 

秋の木々が枯葉を落とすがごとくに、人間も1年間の心の垢をすっかりと落とす「リフレッシュ時期」なのかも知れません。まもなく卑山玄関に門松が設置される予定ですが、「松・竹・梅」の縁起物で制作される「門松」ですが本当に日々健康で長生きすることの難しさを思います。人生が50年と言われた戦国時代! 今では100年と言われますが、それでも短いと思う今日この頃です。友峰和尚より

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