和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3375話 】
2022年 11月 13日 談

 

色づき始めた 寳勝寺山門前のもみじ

 

「秋雨の止む気配なし墓諷経」、昨日と一転して午後からは冷たい秋雨の降りしきる天気となりましたが、寳勝寺お檀家 髙畠家の墓前納骨供養が厳かに修業され、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げました。

 

 

娘様が「父は雨男でしたから、いつも雨なんですよ。」と言われ、生前の毅然とした立派な御姿が思い起こされました。和尚とは同い年で寳勝寺の盂蘭盆会・お彼岸会には必ず参詣され、又ご法事の際にはご家族皆様と親しく歓談した時のことを懐かしく振り返っていました。

 

本堂にて 満中陰忌の御法要が修業されました

 

午前中には満中陰忌法要が本堂で厳修されましたが、大安禅寺先代住職・實道和尚(父)の祥月命日忌が23日(勤労感謝の日)に迫り、今年は35回忌を迎える事もあって月日の過ぎゆく早さには驚くばかりです。

 

 

最近はご家族ご親戚はじめ多くの方が揃って法要に出席されるようになり、ここ数年はコロナ禍の影響で少人数での法要修業が多かっただけに本当に嬉しく思うものです。人生にとっての大切な絆の根源でもある4つの儀式「冠・婚・葬・祭」の持つ深い意義を改めて強く思う今日この頃です。友峰和尚より

 

 

 

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