和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3309話 】
2022年 09月 08日 談

「 閑日 」 渓仙 書

 

9月に入ってから体調を崩し静養しながら法務を遂行していましたが、大事を取って近くの病院に検査入院しました。当初は一週間ほどを予定していましたが、内視鏡検査なども含めこの際徹底して検査をして頂き、身体の復調に専心したいと思います。現在はコロナ禍のため一旦入院すると面会謝絶となり不便な事も多々ありますが、深い山に隠遁した気持ちで日々療養に努める所存です。

 

寳勝寺では 外掃除の一日

 

 

 

されど実際には入院した途端に法務が大変気になりさっそく新命和尚にも連絡して予定を調整していますが、新命和尚も多忙を極めている様子で、日頃より御厚誼を頂き御加担くださっている桂岩寺和尚様に代務をお願いしたところ快く承諾くださり本当に感謝し安堵しています。しばらくの間、檀信徒皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、体調が回復次第法務に復帰したいと願っております。

 

秋の草花が咲き始めた 中庭

霊苑でも 秋のバラが咲き始めました

 

さて約30年ぶりの病院療養生活ですが、何もかもが違っていました。近代的な病室や院内の風景など別次元に感じます。ただ今はWi-fiの時代、病室にインターネット装備が無いのが残念ですが、療養となれば当たり前の事です。久しぶりに日々の点滴から静養が始まりましたが、診察の合間を見ながらベッドの上で坐禅をしています。病室からは市内が一望できますが、なんとも忙中閑ありの心境です。臨済義玄禅師の「赤肉団上に一無位の真人あり。常に汝等諸人の面門より出入す。未だ証拠せざる者は看よ!看よ!」の禅問答を日々拈提して参りたいと思います。友峰和尚より

 

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