和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3037話 】
2021年 12月 10日 談

初冬のバラ / ふれあいパーク霊苑にて

午後からの墓前供養を前に、ふれあいパーク霊苑「奥の院」中央の枝垂れ梅について㈱アースグリーンの中野社長と打ち合わせをしましたが、全体的に木が弱ってきており新しい枝垂れ梅の木と植え替えすることになりました。なぜ「奥の院」に「梅の木」かと申せば、卑山は加賀藩第3代前田利常公が千岳宗仭禅師に帰依され建てられた寺で有り、お檀家様は加賀藩ゆかりの武家であるため前田家の「梅鉢紋」に因んで枝垂れ梅を植樹したものです。今が移植に適している時期だそうで、年末までには新しい梅を植樹し、現在有る枝垂れ梅は境内に移植されることになりました。

霊苑奥の院にて ㈱アースグリーン 中野社長とともに

 

 

午後からはこの時期としては珍しく快晴で比較的暖かい気候のもとで開眼納骨諷経が修業されました。初冬の穏やかな霊苑内は本当に気持ちが癒されたものでした。豊蔵組の江川部長が来寺され中国茶お点前を披露しながら歓談しましたが、回を重ねるごとにお点前も上手くなっているように感じます。と言うのも自分で淹れるお茶の味が随分美味しく感じるようになって来たからです。

㈱豊蔵組 江川部長に 中国茶をお召し上がり頂きました

余計なお世話かも知れませんが暫く御辛抱ください!参禅は須らく実践を要す!で、やってみなければ上達しませんね。年明けごろにはかなり上達できるものと楽しみに淹れています。正に「喫茶去」の禅語の如くに精進有るのみです。友峰和尚より

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