和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第3011話 】
2021年 11月 14日 談

来年の干支は「寅」ですが、昨年はすでに干支色紙を描き始めており一刻も早く始めなければと気が急くばかりです。年々法務が増えていることも遅延の理由の一つですが、実際には「寅」の図案が未定の所に有ります。

 

業平柊南天 / ふれあいパーク霊苑にて

 

本堂にて 年忌の御法要を修業いたしました

 

 

どのような虎の図が来年に相応しいのか思案中ですが、先般新命和尚より来年度の法話テーマについて連絡があり、その題は「和気兆豊年(わきほうねんのきざし)」でした。成程!ようやくコロナ禍が収束しつつある今日ですから、来年こそは和気藹藹とした良い年になるようにとの熱い思いを込めてのメッセージでも有ろうかと思います。虎に関する有名な諺と言えば「虎穴に入らずんば虎児を得ず」で勇気も大切ですが、今しばらくはコロナ感染予防に気を付けながら慎重かつ寛容な日々が求められているようです。

 

「 花を弄すれば 香り衣に満つ 」

 

本日も年忌法要と墓前供養を通し「父母の恩、祖先の恩」に深く感謝申し上げた追善供養の一日となりましたが、今月23日が父の祥月命日忌で今朝方久しぶりに父の夢を見ました。父の姿を見て思わず「方丈さん!元気そうで良かったね!」と問いかける自分がいました。笑顔で何も語らない父の姿がいつまでも瞼に残った日曜日早朝の嬉しい出来事でした。友峰和尚より

 

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870