和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2839話 】
2021年 05月 26日 談

昨日に引き続き花しょうぶ園を整備しながら思うのですが、時々「定年退職をしたら、畑でも耕して色々な野菜を作りながらゆっくり余生を過ごしたい」とコメントされる御人を見かけますが、それはそれで意義のある言葉なれど農業はそうた易いものでは無く、そもそも御百姓仕事は「百回名前が変わるほど大変な仕事」だと聞いたことが有るほどで、にわか仕事で成せるものでは無いと思うものです。

園内の草取りをしました

御加担くださった 華蔵寺御住職 と 斎藤公一氏です

どのような作物も丹精込めて根気よく育てなければ良い作物は取れませんし、まして歳を取ればとるほど鍬仕事は重労働である事を知るべしです。とは言ってみましたが、定年退職後に実際に作物作りを経験されて農家家業の御苦労を体験するのも大切です。

「農業」とは別の漢字で「脳業」と和尚は表しています。すなわち頭を使って知恵を働かせて真心込めて育てていくところから「脳業」と言っています。理屈はどうあれ、農業が衰退することは国の力を弱めてしまいますから、定年退職後と言わず即今に農業に携わって頂きたいと切に願うものです。

さて和尚は花菖蒲を育てて約40年になりますが、本当に我が子を育てるかのように可愛いものです。子育ても作物の育成もやはり思いやりの心が大切のように思います。友峰和尚より

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