和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2732話 】
2021年 02月 08日 談

「和心 大道を生ず」 平成戊子 大安渓仙 書

「無事」 令和庚子 大安渓仙 書

自坊での仕事と言えば各部屋の整理整頓となっています。5年後に始まる重文庫裡第2期修復保存工事のために、住居として使用している庫裡の自室や屋根裏部屋そしてアトリエなどを整理しつつ、今後の歴史的資料として残しておく物を仕分けしながらの作業となっています。

「歩々是道場」 平成己丑 大安友峰 書

「虎 一聲清風起る」 平成庚寅 友峰 書

「 龍は起つ一潭の氷 」 平成壬辰 渓仙 書

いつもそうですが、整理を始めて色々なこれまでの資料を見ていると、どの品も懐かしくなり時間が掛かってしまいます。今日はアトリエと執務室の整理をしましたが、長きに渡って描いて来た干支色紙などはカビが生えかかっており、ギリギリ資料として残しておけそうな状態でした。

「即身即佛」 平成十三巳年 大安友峰 書

「天馬 空を行く」 平成十四午年 大安友峰 書

「天地一指」 平成甲午 渓仙 書

今年の干支は「丑」でしたが、以前描いた丑の図も保管されており、恐らく干支色紙描きも本年で2巡したものと思われます。これまでの作品を少し紹介させて頂きますが、本当に自分が描いたのかと驚く作品も有ります。

「好日」 平成十五癸未年 大安友峰 書

「福寿圓満」 平成甲申 大安友峰 書

「福寿圓満」 平成甲申 大安友峰 書

過去の作品と現在の作品とを比べてみると、やはりずいぶん違うものです。何が違うのか?どこが違うのかは、自分にしか分からない世界なのですが、一番違いを感じるのは描いた干支の図の「画力」なのかも知れません。絵の持つ存在感と言った方が分かりやすいかも知れません。どの色紙もその時その時で一所懸命に描いて来た事には違い有りませんから、干支作品の記録として保存しておこうと思います。

「閑日」 平成乙酉年 大安 書

「日々好々日」 平成乙酉年 大安友峰 書

「敬天愛人」 大安友峰 書

「日々是好日」 平成丁酉 渓仙 書

「和気 萬福を生ず」 平成丙戌年 大安 書

「日々是好日」 平成丙戌年 大安 書

今年の干支「丑図」描きはひと段落していますが、そろそろ来年の干支「寅」の準備に入りたいと思っています。さて今朝方は一面真っ白の雪景色となり、再び寒さが戻ってしまいました。春の到来はまだまだ遠いようですね。どうか皆様、風邪には十分気をつけてお元気にお過ごしください!友峰和尚より

「無心」

「吾道 一以って之を貫く」 平成己亥 大安友峰 書

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