和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2562話 】
2020年 08月 22日 談

酔芙蓉が咲き始めました

今日は母の月命日忌でしたが、新型コロナウイルス禍の中、自粛生活を余儀なくされているせいか物思いにふける事が多く、時折無性に強く母に会いたいという気持ちに駆られます。

寳勝寺境内にて 二本の酔芙蓉

母が92歳で逝去して8年が過ぎましたが、晩年は大安禅寺の受付にあって毎日御朱印を書くことを仕事とし、職員達との会話を楽しんでいました。また和尚の書いた色紙を包む「たとう紙」の表書きを担当し、実に達筆で毎日書の練習をしていた姿が懐かしく思いだされます。

桂岩寺ご住職 ならびに 京仏師 冨田珠雲氏とともに

今なぜ母なのかとも思うのですが、当時はあまりにも法務が忙しく、母も離れに居住していた事もあって会話する時間も少なかったように思います。母が元気な時は夕食を共にしていましたが、実に楽しそうにユーモアを交えながら話す笑顔が印象的で、ユニークなところは母に似たと合点しています。明日は父の月命日、両親の慈恩を思う昨今です。友峰和尚より

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