和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2547話 】
2020年 08月 07日 談

いつの間にか萩が和尚の背丈を越えて見事な花を付けていました。月日の過ぎ行くのは実に早いもので、つい先日までは小さな株だった萩も今年の長雨が幸いしたのか例年よりずいぶん成長して大きな株となっていました。

大きく成長した 萩 / 大安禅寺庫裡前庭にて

自坊に戻る途中、大雨に見舞われ前方が見えなくなるほどの土砂降りでしたが、福井市内に入る頃には雨も止みホッとしたものでした。今年の梅雨は実に長く8月になりようやく晴れ間が見え暑さが戻ったものの、やはり気候は不安定で突然暗雲が立ち込め集中的な大雨が降ることも日常茶飯事となりつつあります。

藤田通麿総代様が来寺くださいました

旧盆の御檀家お参りのため久しぶりに自坊に戻りましたが、庫裡の前庭には秋の訪れを伝えるかのように見事な萩の花が和尚を迎えてくれました。なぜか嬉しそうな気配さえ感じたものですが、季節の花を見るのは実に心が和むものです。

「 関(かん) 」 のマスクを贈呈致しました

山深い大安禅寺の佇まいは蝉しぐれの中に悠久の歴史を感じさせてくれます。コロナウイルス禍に有る事をしばし忘れ、「忘我」の心境を味わう事が出来た故郷の夏のひと時でした。友峰和尚より

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