和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1652話 】
2018年 02月 25日 談

午前十時半より厳修された「桂岩寺涅槃会並びに旧五百羅漢修復開眼法要」に出頭しました。昨年もお伺いしましたが、今回は旧羅漢像二体の修復開眼供養も合わせて行われ、法要終了後には修復に携わった京仏師・富田珠雲師の講話がなされました。桂岩寺様には五百体以上の羅漢像が安置されており、「かなざわ羅漢の寺」として知られています。斎座(昼食)には写真の如く、珍しい模様の涅槃団子とパンダ柄のお寿司が配られ、各寺院住職から感嘆の声が上がり、住職同士の会話は豪雪時における除雪の苦労話でもちきりでした。

涅槃団子を頂きました / 桂岩寺様(寺町1丁目) 涅槃会法要にて

午後からはご法要のため出掛けましたが、金沢市内はすっかり雪も融け観光客の方々が多く往来し、寳勝寺カフェも終日賑わいを見せていたようでした。相変わらず福井と金沢を行ったり来たりの法務遂行の日々が続いており、少々疲労気味の状況! 七十歳はまさしく「古稀」で「こき使われる?」いや、そうでは有りませんぞ!「故郷に帰る」すなわち「自分のこころの原点に立ち返る歳」だと思います。皆様にこき使われるほど有り難いものは有りませんね。自分の存在感が無くなったら寂しい限りです。日々働ける喜び! まだ必要とされている喜び! 人生の喜びとは、いつまでも働けるところに生きがいを感じるのかも知れません。頑張りましょう!頑張りましょうぞ! 友峰和尚より

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