和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1083話 】
2016年 08月 05日 談

北陸新幹線が開業して1年半が経ちますが、今年の夏は昨年とは違って金沢市内の観光地は落ち着きを見せています。卑山の寺カフェも夏休みとあって子供連れの家族が多く利用されていますが、昨年と比べると減少傾向にあります。今年に入ってから俄然多くなったのは外国からの観光客の方で、この夏もその傾向が続いています。今日の寺カフェは旧盆前という事もあって午前中から賑わいを見せていましたが、これからが本番です。子供さん達が小さな手を合わせてお祈りしている姿は微笑ましいかぎりで、本尊様の真前に置かれた子供お守りやおみくじなどに興味を示していました。

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和尚の日課は工事現場視察とカフェの台所手伝いで、日曜日などは御法事や墓参の読経などですが、流石にこのところの猛暑には閉口しています。今一番の楽しみは明日から始まるリオ・オリンピック観戦です!! 明日8時からの開会式が待ち遠しいかぎりです。そんななか、朝一番に福山市にお住まいの中川健造先生からお電話が有り、今日の読売新聞朝刊の一面記事「編集手帳」に橘曙覽(たちばなあけみ)の歌が引用されているとの事で、さっそくに近くのコンビニで新聞を買い求めました。成る程!今回のオリンピックに関連して、曙覽の「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」と詠んだ有名な句を引き合いに、4年後の東京オリンピックに咲く花は今どこかで球拾いをしている選手であるが如きユニークなコメントでした。橘曙覽は福井の生んだ幕末の歌人です。故人も草葉の陰で東京オリンピック開催を楽しみにしているのかも知れませんね! 友峰和尚より

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