和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3294話 】
2022年 08月 24日 談

修復工事完了後 次第に風格を増す鐘楼

 

妻と共に4回目のワクチン接種を受けに指定病院へ出向きましたが、4回目ともなると初めて接種した時の緊迫した雰囲気も無く、淡々と接種を受ける人々の風景に違和感さえ覚えるものです。4回目を接種した後すぐに感染する事例もこのところ多く報道されるのを見るにつけ、ワクチン接種効果の是非の本当の所を知りたくもなります。「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」なんて流行語が過去に有りましたが、ワクチン接種効果に於いてはもっと真剣で確実な情報が欲しいと願うばかりです。接種後の健康状況に問題は有りませんでしたが、3回目の時はかなり色々な症状があった為まだ油断は出来ないようです。

 

本堂修復工事現場、束石設置工事中

 

 

さて会議とワクチン接種で自坊に戻っていますが、本日は午後より本堂修復現場を念入りに見て廻りました。4年目を迎えている修復保存工事現場ですが、現在のところ順調に進められているようでした。

 

 

本堂屋根修復工事中

 

工事現場を視察しながら自分の身体の状態と重ね合わせ、加齢に伴い日々怠りなく身体のメンテナンスする必要性をつくづく思いました。要するに本当に悪くなる前に治す事の大切さでもあります。「転ばぬ先の杖」の諺を身に染みて体感する今日この頃となっています。「ご用心!ご用心!」 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3293話 】
2022年 08月 23日 談

あわら温泉 グランディア芳泉 (公式HPより)

 

昨日は卑山霊苑計画協議会が関係者によって開催されましたが、夕刻より芦原に場所を移し引き続き会議と懇親会の席となりました。会議場となったグランディア芳泉様とは約40年以上の御厚誼を頂いており、女将さんより大変丁寧なるご挨拶を頂きました。

 

 

あわら温泉 グランディア芳泉 (公式HPより)

 

到着後さっそく会議を続行しましたが、卑山に新たに企画する合祀墓ならびに樹木葬霊苑は金沢・宝勝寺ふれあいパーク霊苑をモデルにした未来墓地でもあります。現在重文諸堂修理保存工事が進行中ですが完成は約7年後で、寺院の周辺整備に合わせて庭園と未来霊苑の整備計画が進められているところです。

 

 

グランディア芳泉 女将 山口由紀様 / 2019年9月 寳勝寺にて

 

会場となったあらわ温泉・グランディア芳泉はさすがに夏休み中の旅行客で大変な賑わいを見せており活気に包まれていました。帰り際にも女将さんの丁寧なるお見送りを頂き感謝いたしました。「笑顔大好き!!」が和尚のキャッチフレーズでも有りますが、満面の笑みを浮かべお客様をお見送りされ、いつも変わらぬ女将さんのおもてなしの姿に安らぎを覚えた一泊となったようです。友峰和尚より

 

あわら温泉 グランディア芳泉 (公式HPより)

友峰和尚のちょっといい話 【 第3292話 】
2022年 08月 22日 談

「 放下着 」 / 少林寺での 墨蹟製作

 

午前中に所用で大安禅寺に戻りましたが再び残暑厳しく、流石に自坊は数百年の年季を経た杉木立に囲まれるようにして建っているため幾分涼しさを感じます。午後2時より松雲の間にて㈱ココ・プランニングの中本会長並びに社長を始め、川面専務、宮崎デザイナーそして㈱エムエムシーの大竹社長が来寺され、現在計画中の合祀墓設置についての第1回検討会が行われました。

 

「 竹 葉々起清風 」

 

 

 

午後より 大安禅寺にて

 

寺院の墓地事情は近年大きな変革期を迎えており、少子高齢化社会の加速に対する樹木葬や合祀墓などが主流となって来ています。卑山には檀信徒墓地「花園霊苑」が有りますが、今後の墓地動向に対応するための未来墓地に於ける色々な方向性を模索しています。金沢・宝勝寺ふれあいパーク霊苑は現在地元の多くの方々に御法縁を得ており、「永代供養墓」として浸透しているようで大変有難く思っています。

 

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長 と 中本大資社長 です

 

㈱エムエムシー 大竹将人社長(中央) と ㈱ココ・プランニングデザイナー・宮崎邦英氏、川面範成専務 です

 

さて8月も残すところあと一週間ほどとなり、アブラゼミやミンミンゼミが夏の終わりを告げるようにしきりに鳴いています。また夜ともなると鈴虫や秋の虫も鳴き始めています。毎年繰り返される自然の営みながら、どこか深い安堵感を覚えるのも事実です。皆様に於かれましては今が季節の変わり目でも有り、体調管理には十分留意くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

 

菊葉

友峰和尚のちょっといい話 【 第3291話 】
2022年 08月 21日 談

「日中友好の朝顔」 NHK金沢放送局の取材を受けました

 

昨日から一転して良いお天気に恵まれた爽やかな朝を迎えました! 気候の状況とその日の気分は比例するようで、天気と気分はどちらも「気」の一字が付きますから合わせると「天気気分」となり「なるほど」と合点がいきます。

 

 

そんな気候のなか「日中友好の朝顔」がいっそう美しく気品のある赤紫色の大輪の花を咲かせて寺カフェ利用のお客様を迎えています。午前中には地元NHK金沢放送局による朝顔の取材を受けましたが、雨上がりの清々しい気候と朝顔の清楚さが見事に調和していつもよりさらに輝いて咲いているようにも思ったものでした。

 

 

爽やかな秋空のもと 「日中友好の朝顔」の由来などについて お話ししました

 

今から約10年前に寳勝寺境内に「日中友好の朝顔」を咲かせて以来今日に至るまで職員が毎年大切に育てて来ましたが、今ではこの時期の風物詩として定着しています。(今日の取材は8月23日火曜日 午後6時10分~「かがのとイブニング」番組内にて放送される予定です。)

 

今年も 大きな種が結実

 

さてこのところどうにも定まらない気候状況ですが、寳勝寺境内の草花は暦どおりに次々と初秋の花を咲かせています。「雨にも負けず 風にも負けず・・」宮沢賢治さんの詩の如くに不退転、不屈の精神で頑張って参りたいものです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3290話 】
2022年 08月 20日 談

土砂降りの雨 / 寳勝寺境内にて

 

時折強く降る雨のなか駆け足でお寺に入って来る観光客の方々を迎えた土曜の寺カフェ風景でしたが、相変わらず線状降水帯の北陸地方通過で災害警報が次々に出されていました。

 

中庭が冠水していました

雨どいから溢れ出す 雨水しぶき

 

お天気情報をブログに書くのもある意味、その時々の気候状況を記録しておく為でもあります。時々過去のブログを振り返りながら、1ヶ月間の予定を組むための参考にしています。それにしても近年、夏場の豪雨と冬場の豪雪には密接な関係があるように思うもので、このまま行くと今年の冬は豪雪になる可能性が高いのではと心配しています。

 

ご実家に帰省中の須貝さんが 御挨拶に来てくれました

 

今日は終日、身体を休めることに集中しましたが、「何にもしない一日」「何にも考えない一日」も今の自分には必要だと実感しています。それだけ気力体力が衰えたという証拠でもありますから、今後の健康管理が次へのステップのキーワードのようです。

 

近況や仕事の話など お聞きしました

 

さて孫達も夏休みの宿題を全てクリアして帰省したようでしたが、子供たちの夏休みもあと10日ばかりとなりました。孫達と一緒に過ごしていると、夏休みも後半になってようやく宿題に取り掛かっていた昔々の自分を回顧していました。それにしても孫達の会話のスピードの速さには驚きました! 最初は上手く聞きとれず娘に通訳してもらったほどで、言葉を略した単語が多く、まるで地球外星人が話しているようでした。時代の移り変わりとともに日本語も急激な進化を遂げているのだと知った孫達との夏休み体験だったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3289話 】
2022年 08月 19日 談

今朝 の 寳勝寺境内

 

夜には鈴虫が鳴き始めました! お盆を過ぎた途端に境内の雰囲気も空の雲の形も初秋の風情を醸し出しています。日中気温はいまだ30℃を超えていますが、朝方はずいぶん涼しくなり過ごしやすくなっています。

 

本堂にて 孫たちと記念撮影をしました

 

夏休みを利用し金沢観光と禅寺体験を兼ねて卑山に来ていた滋賀県在住の孫達も、娘とともに本日無事帰省しました。賑やかだった寺内はひっそりと静まりかえってしまいましたが、「孫守(まごもり)」という言葉の通り、内孫の子育てに日々奮闘する爺や婆やのお疲れ度を十分承知した孫達との団欒の日々となったようです。されど孫達の成長ぶりを間近に見るのは実に嬉しく感じたものでした。

 

金沢駅にて

 

さてしばらくは和尚のお盆明け休息日としたいのですが、どうやらゆっくりもしておれない雰囲気が漂い始めています。和尚を必要としてくれる方がおられるのは大変嬉しく思いますし、法話を希望されるグループも少しずつ増えて来ているのも有難く感じています。いずれにしても皆様からの御要望にお応え出来るように努力有るのみです。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3288話 】
2022年 08月 18日 談

大粒の雨が降っています / 少林寺の苔庭にて    

 

時折強い雨の降る一日となりましたが、ニュースでは全国各地で線状降水帯による大雨での洪水被害の様子が伝えられていました。日本全国どこに住んでいてももはや安全地帯は無いというほど、近年の異常な気候変動での自然災害の大きさには心が痛むばかりです。

 

庭のくぼみに溜まっていく雨水

 

盂蘭盆会の行事を終え少しはゆっくり寛ぎたいと思うもののなかなか思うようにならないのが世の中、すぐに秋季彼岸会がやって来ますから油断は出来ません。本日は少林寺に出向き今後の法務遂行などについて計画を練りましたが、外は物凄い風の音とともに土砂降りの雨となっていました。

 

雨上がりに薄日が差し込む 少林寺の居間

 

 

 

少林寺の苔庭は実に見事で、特に雨上がりに見せる庭の風情にはとても癒され、吉田拓郎さんの歌の歌詞では有りませんが「ひとつ俳句でもひねって~」という心境でしょうか? 例えば「閑さや 岩にしみ入る 夏の雨」なんて全くの盗作ですが、それくらい強く降る昨今の雨には驚きを隠せません。人間にとって不都合な豪雨も、地球にとっては地球全体の環境を調整しているのかも知れません。今後は豪雨に対応できる強い家づくりが求められているのかも知れないと思う今日この頃です。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3287話 】
2022年 08月 17日 談

 

夏休みを利用して滋賀県から来ている孫達を連れ午前中は金沢市内に買い物に出掛けましたが、お盆明けの街の様子は実に静かでゆっくり買い物が出来ました。和尚にとってのお盆の休息はまだですが、孫達が滋賀県に戻ってからと考えています。

 

香林坊にある洋食店で 昼食しました

 

妻も娘も久しぶりに寳勝寺に来ているので休寺にして家族の団欒を楽しんでいるのですが、再びコロナ感染者が増えつつあるため外出の際は十分に気を遣いながら行動しています。

 

孫が描いた 玄峰副住職の絵

 

 

寳勝寺境内もふれあいパーク霊苑もさすがに人影もなく、お盆中に多くの参詣者で賑わいを見せた霊苑は特に静かな佇まいの中にありました。ニュースでは京都大文字送り火の様子が報じられていましたがこちらも約3年ぶりに「全面点火」が復活したそうで、毎年恒例の祇園祭や京都五山送り火などはお盆に欠かせない風物詩でも有り心から嬉しく思ったものです。

 

 

それにしてもコロナ感染者がどんどん増えていく現状で多くのイベントが入場制限なしで開催されていますが、「コロナ感染予防対策」は個々の自己責任となっている昨今のようですね。果たしてワクチン接種の有効性はワクチンで惑沈!!かな?かな?かな?と心配しています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3286話 】
2022年 08月 16日 談

越前和紙の墨蹟を 額に納めました

 

今朝方は盂蘭盆会を無事に円成出来た事に安堵しました。卑山藤田総代様より「お盆が過ぎホッとしております」とのメッセージを本日頂きましたがまったくに同感で、加齢とともに年中行事に出頭する事が大変に思いつつ無事に終了出来た事に感謝するものです。

 

金井学園理事長・金井兼様ご夫妻とご家族皆様 とともに (昨日のようす)

 

不思議なことに、年中行事を終えると次の日には何もかもが違った世界に見えるのは何故でしょうか? やはり祖霊を迎える準備の中で少なからず無意識的に緊張感が潜在するのかも知れません。お盆は地獄の釜の蓋が開くほどですから霊魂が現世に戻られるにもエネルギーが必要ですし、迎える側にも責任が伴いますから盂蘭盆会の行事遂行にはそれだけ精神力が必要なのだと思います。

 

俐歩(りあむ)くん と 初御目文字です

 

昨日は本当に久しぶりに多くの参詣者を迎えての法要となり大変感謝したものでした。また併せて「父母の恩 祖先の恩」に深く思いを馳せた一日となりました。今日は終日ゆっくり養生しましたが気持ちは清々しく、「一期一会」の人生を深く思う一日となったようです。

 

 

さてお盆も過ぎて如何お過ごしでしょうか? 和尚はまもなく4回目のワクチン接種日を迎えようとしていますが、皆様にはいまだコロナ禍にあってくれぐれも御身体ご自愛くださいますようご祈念申し上げております。安閑無事にてお過ごしください! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3285話 】
2022年 08月 15日 談

 

令和4年度 大安禅寺 盂蘭盆会大施餓鬼会

 

  夜明けと同時にいっせいに蜩(ひぐらし)の大合唱が始まり、合わせてニイニイ蝉にツクツク法師の蝉しぐれとなり実に賑やかな盂蘭盆会の朝を迎えました。気温は30℃を超え相変わらず蒸し暑い気候ですが、幾分涼しくなっているような気もします。午前10時半より卑山盂蘭盆会大施餓鬼会が多くの檀信徒皆様のご参詣のもと厳修されましたが、法要を前に金井学園理事長の金井様御家族がご挨拶に来られしばし歓談した後、責任役員総代様のご挨拶並びに現在の工事に関する説明報告が新命和尚よりなされました。

   

大安禅寺御詠歌婦人部 花園流御詠歌 奉詠

       

今年はコロナ禍の中、行動制限令が発出されていない事を受けて久しぶりに堂内が満席となり、廊下側にも参詣者が溢れるほどでした。花園流御詠歌婦人部が奉詠され施餓鬼会が開始されましたが、長年に渡って行事の最初を荘厳な雰囲気にしてくれています。また、内孫の永峰も殿司役を新命和尚と共に務めました。

 

内孫の永峰が 新命和尚とともに殿司役を務めました

               

法要終了後 住職による 盂蘭盆会法話のようす

 

新命副住職による 大安禅寺修理保存工事進捗状況の説明会

   

行事終了後 御本尊並びに文殊菩薩坐像に向かいお参りされる檀信徒の方々

 

大安禅寺花園霊苑の方角に設置された祭壇に お参りされる皆様

 

 

盂蘭盆会の行事は年中行事の中でも特に重要でお正月の大般若会祈祷会と合わせ2大年中行事となっているだけに、無事に円成出来たことに安堵いたしました。次は秋の彼岸会修業まで、しばらくはゆっくりした時間が流れていくようです。さて自坊で過ごす時間も今日まで、明日からは再び金沢兼務寺院での法務遂行に入ります。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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