和尚のちょっといい話
のじぎく / 寳勝寺玄関にて
爽やかな秋の風を受けながらふれあいパーク霊苑での墓前供養が修業されました。今日は気温も上がり少し汗ばむくらいでしたが、それでも時折吹き抜けていく風は絶妙で「微風幽松を吹く 近く聴けば声愈々好(みふうゆうしょうをふく ちかくきけばこえいよいよよし)」と禅語にあるように幽玄な雰囲気を感じたものです。
大安禅寺 愈好亭 / 2022年6月
この「愈々好(いよいよよし)」の言葉ですが、大安禅寺に「愈好亭(ゆこうてい)」という客間が有りこの禅語に由来するもので、大安禅寺の山号を「萬松山(ばんしょうざん)」と名付けたのも松の林から吹き抜ける風の音の幽玄さと仏法の弥栄を願ったものと思われます。これから本格的な紅葉を迎えますが、一年で最も心が洗われる季節でもあります。
愈好亭から望む 大安禅寺境内の紅葉 / 例年11月中旬
20年来の御縁を頂いている メアリーさんが来寺くださいました
さて本日はアメリカ・コネチカット州より友人のメアリー・ベッカーさんが3年ぶりに寳勝寺に来寺くださり久しく歓談しました。しばらくして飛騨国府町より大学時代からの友人・安国寺閑栖和尚が病気見舞いにと立ち寄ってくださり、本当に不思議な御縁の一日となりました。
夕刻、太平山 安国寺(高山市国府町)の閑栖和尚が来寺くださいました
「論語」の“朋あり遠方より来る、また楽しからずや”で、友人達との楽しい時間を過ごすことが出来た午後のひと時となったようです。南無観世音菩薩 友峰和尚より
今日から11月霜月(しもつき)に入りました。朝方の気温が14℃と低く、なるほどいつ霜が降りても不思議ではない月を迎えたようです。本格的な冬の到来に向け、そろそろ寳勝寺入口に屋根落雪防止の三角ガードを設置する準備をしなければなりません。
昨年11月19日に新調しました 落雪除けの三角ガード
昨年11月19日に撮影 / 岩内工建の岩内さん、大工師さんと
2022年2月6日のようす / 今年も厳しい冬がやって来ます
霊苑事務所スタッフの皆さんも 雪かき作業に追われます
本来なら屋根に滑り止め瓦を所々設置すると良いのですが、豪雪時の屋根雪降ろし作業のことを思うとやはり自然に滑り落とす方法が良策と思われます。しかしながら屋根雪が滑り落ちる速さは尋常でなく、かなりのスピードで落ちてくるため人の往来には大変気を遣います。
寳勝寺 本堂から滑り落ちる屋根雪のようすです
気象庁の予報では今冬の北陸地方は大雪になるとかで除雪の為の融雪装置にも工夫が求められており、またつい先日には少林寺の雪囲いをしましたが、寳勝寺や伝燈寺の雪囲いも設置を急がねばならず日々段取りに追われる始末! 嗚呼!北陸に住む者にとって冬季の除雪作業は毎年気が重くなるばかりです。
2018年の豪雪 / 大安禅寺にて副住職とともに
2018年 少林寺にて
毎年、雪との格闘です / 2022年2月 伝燈寺にて
さて本日は休息日で、午前中にお檀家様の月参りを済ませた後はゆっくり静養しました。寝ても覚めても冬季に於ける各寺院護持の作業が頭から離れない今日この頃となっています。友峰和尚より
10月も今日までですが、皆様に於かれましては日々恙なくお元気にお過ごしでしょうか? 昨日今日と本当に秋らしく、からりとした良いお天気となっています。朝方の気温は14℃と低く、少しでも油断すると風邪を引きそうなほど冷え込みますから低気温には要注意です。
本日も霊苑にて 御供養が修業されました
このところの運動不足で身体もなんとなく強張った感じがしたため、依頼されていた色紙描きを終え午後から久しぶりに金沢城内に向けて約10キロのウオーキングに出掛けました。寺内では毎日軽めの歩行運動をしていますが、やはり室内では足の筋力をつけるには不十分で筋トレにはウオーキングが欠かせない所です。
昨日に引き続き 色紙書きをしました
「 福来る 」 和顔朱達磨図
「 健康安心 」
寳勝寺御檀家 の 安田様とともに
昨日は「金沢マラソン2022」が開催され元気な高齢者の方が大勢走っていましたが、見ているだけで心肺停止になりそうで自分にはとてもとても無理だと感じたものでした。しかしながらじっとしていると日増しに身体の衰えを感じますから今日は奮起し自己啓発をして外に出ましたが、やっぱり膝関節はガタガタで、そろりそろりと一歩ずつ踏みしめながら歩きました。
紅葉しはじめた 沙羅双樹
ほととぎす
一日ぐらいのウオーキングでは如何ともしがたいのですが、「継続は力なり」を信じて11月はウオーキングを心掛けて参りたいと念じています。スポーツの秋!!遅ればせながら高齢者皆様と共に参戦したいと思う今日この頃です。頑張って参りましょう!!やるしかない!!やらなきゃどうにもならないぜ!はい! 友峰和尚より
金沢マラソン2022が開催されました
毎年恒例の金沢マラソンが秋晴れのもと開催され、午前8時35分にスタートし老若男女の約1万2千人のランナーが秋の金沢市内を走りました。和尚はマラソンとは無縁で本日は野町・少林寺アトリエに籠り、自坊から依頼されていた色紙書きに専念しました。
少林寺にて 早朝から色紙描きをしました
本当は走りたいのですが、真に残念ながら膝関節痛と椎間板ヘルニア痛の持病の為もはや走ることは不可能に近い状態ですから、「動」から「静」に徹しての色紙描き作業の一日となり何とも不甲斐ない気がします。
霊苑事務所の目前が 給水ポイントです
ランナーの中には80歳を越えられた方もおられたとか、本当に羨ましい限りです! もちろん走る距離は色々ですが、完走する事が目的かと思われます。気温も日中は17℃とマラソンには打って付けの気候かと思いました。とにかく完走された方々には敬意を表しますと共に大変おつかれ様でした。
黙々と 色紙書きに専心しました
そうそう思い出しました、老化防止の為には帽子をかぶって走ると良いそうですよ! なぜですか? 帽子をかぶると「老化ぼうし」になるそうですよ!? 友峰和尚より
恒例の 「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」
霊苑に降りそそぐ 秋の陽射し
このところ爽やかなお天気が続いており、ふれあいパーク霊苑にも多くの参詣者が訪れています。霊苑内の植物や木々もすっかり紅葉して秋の風情満載となっており、墓参される方々もしばし穏やかな秋の景色に見入っているようでした。
今月もあと2日を残すのみとなり気持ちが急くばかりで、いったい休息したいのかそれとも仕事を優先したいのか?戸惑うばかりです。昨年はすでに来年の干支色紙描きが始まっており、その面でも出遅れ感は歪めません! 朝一番に少林寺お檀家総代様の月参り諷経に出向きましたが、お参り終了後の話題となったのは先般の「伝燈寺里芋収穫奉納祭」の記事が新聞に大きく掲載されたことでした。
午後からも霊苑内でのご供養が続きましたが、多くの方々との新たな出会いは仏教布教教化への大切な場でもあり丁寧にお話しさせて頂いています。時代の移り変わりとともに祖霊供養が希薄になっていく今日、仏教教理を説く大切さは日々にその重要性を増していくように思う今日この頃です。友峰和尚より
少林寺境内の水汲み場にて 除草剤の準備
少し休養したいのは山々ながら、天気が良いとやはりじっとしているわけにはいきません! 前々より気になっていた少林寺墓域への除草剤散布と雪囲い設置作業にさっそく出掛けました。
晩秋の貴重な晴天の下 除草剤を散布しました
自坊の大安禅寺ではすでに雪囲いが開始されたとのブログ記事を見て昨年の宝勝寺ブログを調べたところ、10月26日に墓域の除草剤散布作業をしていました。また雪囲いは11月18日に設置しており、今年は半月ほど早めの冬支度となったようです。
続いて 縁側の雪囲いに取り掛かりました
いずれにしても早いに越したことはなく、北陸地方の冬将軍は急にやって来るため油断は出来ません。何事も「先手必勝!備えあれば憂いなし」が和尚の座右の銘でもあります。
少林寺の奥様とともに 小休憩
完成した雪囲い
作業をしながら、年々時間が長く掛かってしまうことにもジレンマを覚えます。今後いったい誰が冬支度をしてくれるのだろうかと要らぬことを考えてしまいます。「俺がやらねば誰がやる 今やらねばいつ出来る」とは和尚の口癖ながら、年を追うごとに言葉の説得力も弱まっていきます。加齢は自然現象ゆえに仕方の無いことですが、自分がやらねば誰も出来ないのも事実で「愛山護法 報恩謝徳」の精神のみが自分の今を支えている事には違いないようです。
地元テレビ局営業部の山口さん と ㈱伝広社の吉田専務
さて夕刻にはいつもお世話になっている㈱伝広社の吉田専務が、地元テレビ局営業部の山口さんと御挨拶に来寺くださいましたが、山口さんは新入社員ということで今後の御活躍を大いに期待したいと思います。皆さん頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
ニシキギ / 寳勝寺境内
ザクロの実 / 寳勝寺玄関にて
外国からの入国制限が解除されたことを受けてか、金沢駅にも外国人観光客がいっきに増えて来たように思います。先日始まった全国旅行支援キャンペーンでさらに有名観光地や温泉地は活気を帯びるものと期待したいのですが、最近はコロナ感染防止策に対する関心が薄まっているようにも感じ、再び感染が広がることも心配されます。
秋明菊
霊苑にて 墳墓開眼供養を修業いたしました
菊のつぼみ / 寳勝寺境内
またこのところ金沢市内のあちこちで老若男女の走る姿を見掛けますが、今月30日には毎年恒例の「金沢マラソン」が予定されており約1万人以上の方が参加予定となっているそうで、ランニングする風景はこの時期の風物詩ともなっているようです。
境内の カリンの木
あけび
大安禅寺と寳勝寺で御法縁を頂いている井上様が 御挨拶に来寺くださいました
和尚も体脂肪を燃焼させる為には日々のウオーキングが欠かせないのですが、連日の法務遂行ですっかり引きこもり状態が続き健康管理の難しさに反省しきりです。さて愚痴は言うまい、こぼすまい、で明日からは雪囲い設置の冬支度に入りたいと思います。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
つわぶき
神戸市三宮にて ホテルからの景色
葬送の儀のため昨晩は神戸市三宮に宿泊しましたが、和尚が知っている神戸は今から約50年も前の街並みですっかり様変わりしていました。高層ビルが所狭しと立ち並び、あの平成7年に起きた未曾有の阪神淡路大震災の悲惨な状況はまるで夢だったかのように何処にも確認する事は出来ません。JR阪神線で若き時代の修行道場であった西宮市や月参りに出向いた芦屋、夙川、甲子園、尼崎など車窓から見る景色は実に懐かしく、電車で通っていた当時の頃を思い出していました。
もちろん大阪駅もすっかり様変わりして近代的ビルが立ち並ぶ姿には圧倒されます。本日は法務を終え金沢に向かいましたが、琵琶湖を越える辺りから昔と変わらぬ田園風景に安堵感を覚えるのは和尚も歳をとったからなのでしょうか。
さて10月も残り少なくなって来ました。そろそろこの1年を振り返り来年の計画を立てなければとカレンダーと睨めっこしていますが、来年は大休息の年にしたいと願っています。来年1月25日には正真正銘の後期高齢者となるだけに、75歳以降の働き方改革を模索しながら働くスピードをコントロールしつつ少しずつ前進して参りたく思っております。長生きは ただ働くの他は無し 流るる水の腐らぬを見よ! ごもっとも!ごもっとも! 友峰和尚より
伝燈寺大祭を無事に円成し今年の大きな行事は全て終了しましたので、今しばらくは身体の養生に努めて参りたく思っています。9月初めに急遽入院してからアッという間に2ヶ月を迎えようとしていますが、退院後、日々の法務遂行に専念出来たのは須く神仏の御加護と家族始め日頃より御厚誼を頂いている縁者皆様のおかげとつくづく感謝する次第です。自分の運命の明暗さえも仏縁に依って変化していくのではと思うものです。
和尚の齢75年の人生を振り返ってみるに、紆余曲折なれどもその難局に遭遇した際の節々にあっては必ず人との出会いによって乗り越えて来たように思います。やはり和尚の提唱する「宿命・運命・天命」の三つの「命」の作用は人との出会いが決定していくものと感じます。
臨済宗国泰寺派 宝光寺 御住職
臨済宗国泰寺派 聞声寺 御住職
曹洞宗 桂岩寺 御住職
伝燈寺大祭修業に於いても、地元の方々との新たな出会いが「伝燈寺里芋収穫祭」を通して伝燈寺再興への足掛かりとなる仏縁と深く感謝する次第です。また伝燈寺弁財天神にも不思議な霊力を感じています。約七百年間に渡って人々の信仰を集めてきた伝燈寺弁財天の御加護を得て、弁財天堂の復興にも微力ながら努力を続けていきたいと願うものです。
金澤伝燈寺里芋研究会 千田正智会長
金澤伝燈寺里芋研究会 西川久行副会長
寳勝寺 須貝総代御夫妻
髙倉様御夫妻
伝燈寺弁財天御祈祷祭にて 伝燈寺里芋奉納
伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈禱祭動画 ~音声が流れます~
さて御祈祷申し上げた伝燈寺里芋ですが、大変素朴で深みの有る味わいです。おでんや田楽、素揚げや洋風里芋ムースなどレシピは無限です。早速煮っ転がしにして感謝して頂きたいと思います。オンソラソバテイエイソワカ,オンソラソバテイエイソワカ‼️ 友峰和尚より
昨日朝の 親子里芋掘り体験会のようす
昨日は素晴らしいお天気のもと「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」を無事に終え、地元のテレビ局でも夕刻のニュースで親子里芋掘り体験会の様子が報道されていました。また今朝方の新聞紙上でも地元のニュースとして記事が掲載されました。
伝燈寺境内に隣接する 伝燈寺里芋畑にて
昨日 夕刻のニュースで報道されました
本日は伝燈寺里芋研究会事務局の千田美保さんが御挨拶に来寺くださり、昨日の大祭修業についての反省点や来年度の行事についてなど色々と懇談しましたが、何より無事に2回目の伝燈寺里芋大祭を円成出来たことを喜びました。
事務局の千田さんと 本年の大祭を振り返りながら
来年の話をすると鬼が笑うそうですから、とにかく行事の反省点だけはしっかり書き留めておこうと思っています。気がつけば10月もあと一週間となり更に慌ただしさを感じています。昨晩は親戚の突然の訃報が入り大変驚きましたが、明日は葬送の儀を行うためその準備をしつつ11月の法務予定と睨めっこしていました。
寒暖の差の激しい今日この頃、本当に体調管理には気を使いますが、皆様に於かれましてもどうかくれぐれもご自愛くださいますよう御祈念申し上げております。友峰和尚より