和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3641話 】
2023年 08月 06日 談

 

鹿沼市にお住まいの北條様より 朝顔開花の御便りが届きました

 

寳勝寺の山門塀と玄関入り口ならびに境内の塀に沿って「日中友好の朝顔」が満開状態になり、猛暑のなかカフェを利用される観光客の眼を和ませてくれています。これまでに多くの方々に種をお分けしてきましたが、栃木県鹿沼市にお住まいの卑山総代 北條様と東京世田谷区にお住まいの卑山檀信徒 津田様が見事に開花した朝顔の写真を送信してくださり大変嬉しく思ったものです。と言うのも、種子から花を開花させるにまでにはそれ相応の日々の管理が不可欠だからです。

 

世田谷区にお住まいの 津田様の御家より

 

一輪とて開花した時の感動は忘れられないもので、特に日中友好の朝顔の色合いは別格で透き通った赤紫の花弁からは上品さを感じさせてくれます。朝夕の水やりは欠かせない程の猛暑続きとなっているだけに、花の管理には気を遣う毎日です。

 

今朝の境内で 日中友好の朝顔が満開を迎えています

 

松浦建設株式会社の 松浦 弥 社長 が ご挨拶に来寺くださいました

 

 

それにしましてもいっこうに気温の下がらない酷暑となっており、今日なども寺内エアコンの使用電気容量を超えたのかブレーカーが落ちてしまう始末!!もはやエアコンなしでは営業が不可能状況だけに一日も早く気温が下がるのを祈るばかりです。さて「なでしこジャパン」が見事に勝利し暑さを一瞬忘れさせてくれました! 次戦を楽しみにしている今日この頃です。

声援に 力がこもる 酷暑かな 友峰

朝顔の 咲きて彩る 古寺の塀 友峰

朝顔に インスタ映えを 期待して 友峰

汗拭う 寺カフェ客の 涼し顔 友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3640話 】
2023年 08月 05日 談

夏の緑が生い茂るふれあいパーク霊苑にて 御供養諷経の毎日です

 

今が子供達の夏休み中ということもあって、ご法要の参詣者も御家族連れが多くなっています。猛暑の中、本日は土曜日で午前午後とも墓前年忌法要が修業され、旧盆が近づくにしたがって祖霊供養を申し込まれる方が増えてきています。今月の15日旧盆までは祖霊供養の精進の日々が続いていくようです。

 

 

お孫様たちも揃って参列され、開眼供養諷経をいたしました

 

 

 

 

さて現在参詣者はじめ観光客の便宜を図るため寺カフェも開業していますが、流石にこの暑さのなか“かき氷”を求める方が急増し、カフェスタッフが手際よくかき氷を作っているところを見て感心したものです。

 

 

簡単そうに見える作業ですが実際作ってみるとなかなか難しく、無駄なく器の真ん中に盛り上げるのは至難の業です。また美味しそうに見せる工夫も大切で、すぐに氷が融けていくため甘蜜を掛けるタイミングや蜜の色合いなども大切のようです。

 

真ん中に バニラのアイスクリームが入っています

 

世の中何ひとつとっても簡単なものは有りませんね。皆様も宝勝寺かき氷を味わってみませんか!きっと気分がすっきりすると思いますよ。ご家族皆様には長い長い暑い夏、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3639話 】
2023年 08月 04日 談

富山市へ向かう新幹線にて

 

本日は卑山お檀家・額家の新仏壇開眼入魂諷経を執り行うため一路新幹線で富山市に向かいましたが、金沢駅は人人人で大混雑の状況でした。当初は自家用車で出向く予定でしたが、道中の安全を考慮して急遽新幹線で行くことにしました。

 

車窓から 富山市内の風景を望む

 

富山駅に到着したところ御主人が出迎えていてくださり、タクシーでご自宅向けて出発! 道中は久しぶりに富山市内を見物する事が出来たようです。以前なら富山県に所用で出向く時は一泊したものでした。それが北陸新幹線開通のおかげで僅か20分足らずで移動できるようになり、本当に近くなったものです。来年4月には福井県敦賀駅まで新幹線が延伸開業となるため、更に交通の便が良くなると期待するものです。

 

額様のお家にて 御夫妻とともに

 

開眼入魂法要を無事に終え、その後は額様ご夫妻と久しく歓談したあとご主人がわざわざ富山駅まで同乗しお見送りしてくださいました。ご夫妻には何かとお世話になり心よりご親切に感謝申し上げました。

 

それにしてもこのところの暑さですが、本日も37℃を超える猛暑日となり駅構内での待ち時間には暑さを避けるために待合室が大盛況の様相でした。さてニュースでは大谷翔平選手が第40号のホームランを打ったとか、しかしながら誰もが大谷選手の疲労状態を心配するものです。いちどゆっくり養生して欲しいものだと我が事のように願う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3638話 】
2023年 08月 03日 談

寳勝寺山門前庭の 睡蓮 が開花しました

 

最早“なんも言えねぇ”状況で、「言うまいと 思えど今日の 暑さかな(読み人知らず)」の心境でしょうか! 金沢市内は遂に37℃を超える猛暑日となりましたが、流石に観光客の方々も急ぎ足で次の目的地に向かうといった感じでした。

 

打ち水をし 少しでも涼しさを

 

安田様とともに

 

 

卑山寺カフェは空調機がフル回転しているものの室内温度は異常に高く、これまでに経験したことが無いほどの暑さを感じたものです。さっそくにかき氷の旗を制作し今年初めてかき氷機を稼働させて試食してみましたが、みるみる氷が融けていきやはり別格の暑さだと実感しました。またいちど外に出れば頭皮を突き刺すような痛みを感じたものです。暫くは猛暑日が続くそうですからくれぐれも体調管理には気を付けて頂きたいと願っています。

 

寺カフェのかき氷 いちごみるく

 

「 氷 」の 旗 を描きました

 

桂岩寺様とともに

 

 

本日は昨年8月5日にご逝去された故・大西正彦様の一周忌祥月命日忌を迎えるあたり追悼の手紙を書きましたが、先代・實道和尚と親しくご厚誼を頂き私とも長きに渡り親交を深めて来ただけに、本当に当時を懐かしく思い出すとともに寂しい気持ちでいっぱいになります。一期一会の人生ながら和尚も75歳を過ぎ、多くの先輩諸氏並びに友人達との別れが続く昨今となっています。盂蘭盆祖霊供養を通して故人と親しく語り合う今日この頃です。

香焚きて 故人を偲ぶ 新盆会 友峰

友逝きし 追善の盆 帰去来 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3637話 】
2023年 08月 02日 談

苔もカラカラに乾いた 少林寺の庭

 

熱中症注意報が連日出されていますが、最早これだけ暑いと何をするにも気を使います。少林寺墓域の除草作業が遅れていたため満を持して午前6時すぎに出向き除草剤散布をしましたが、その時点で気温は30℃を超えておりマスクを着用しての作業は息苦しく目眩がする始末! この時期の夏草は伸びるのが早く、いちど雨模様となれば手の施しようがなくなるため除草剤の散布は欠かせません。

 

あちこちに広がっている雑草 メヒシバ

 

 

何事も作業のタイミングを間違えればその何倍もの労力が必要となり暑さなど気にしている場合では有りませんが、散布を終えて寳勝寺に戻れば沢山の朝顔が出迎えてくれなんとも気持ちがホッとします。

 

休憩中 少林寺の奥様と懇談いたしました

 

寳勝寺に戻り 開花したばかりの朝顔を観賞

 

皆様に於かれましては暑さを凌ぐ為には色々な工夫をされていると思いますが、和尚は時々シャワーを浴びることにより体調を整えています。体温は常に36、5℃が理想的だそうですから、冷房病に罹らようにシャワー健康療法で整えるのも暑さ対策の一つのようです。運動不足も体温に深く影響するとの事ですから、日々の筋トレとストレッチを励行しながらこの夏を乗り切って参りましょう!

風鈴の 賑やかなりし 古寺回廊 友峰

早起きし 暑さ凌ぎて 作務に入る 友峰

大安禅寺 開山堂に設えられた風鈴

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3636話 】
2023年 08月 01日 談

山門前の水鉢

 

本日の試合で大谷翔平選手の第40号ホームランも残念ながら幻のホームランに終わりましたが、それでもチームに貢献する活躍は依然続いています。昨日のFIFA女子ワールドカップ「なでしこジャパン対スペイン」の試合も観戦しましたが実に見事な試合でした。日本人アスリート達の活躍は酷暑の日本にあって更に熱い声援となっています。この時期、次々に色々なスポーツが行われていますが、熱中症には十分気をつけて頂きたいものです。

 

睡蓮のつぼみが出てきました

 

今日から8月に入り暑さも更に厳しさを増し、午前中ですでに30℃を超え日中に至っては36℃と今日も猛暑日となりました。少林寺お檀家総代・宮﨑家に月参りに出向きましたが、仏間の縁側の戸は全て開放されており、苔むした中庭を望む昔ながらの懐かしい夏の風情を醸し出していました。また床の間には「竹葉々清風起こす」の和尚の墨蹟が掛けられており成程と思ったものでした。茶道を通して風流を味わうとは、自然の習いを味わうことなのかも知れませんね。本当に人それぞれに人生、色々な道があるものです! 和尚は仏道をまっしぐらに「歩々是れ道場」なりです。

スポーツも 修行の道よ 猛暑かな 友峰

灼熱の 日差しに惑う 影法師 友峰

 

竹図 「誰が為に 葉々清風を起こす」大安七十四老衲 / 父の墨蹟

友峰和尚のちょっといい話 【 第3635話 】
2023年 07月 31日 談

宝勝寺ふれあいパーク霊苑 夏の花々

 

このところ連日30℃を超える猛暑が続いていますが、ニュースでもご承知の如くに国連のゲテレス事務総長がニューヨークでの記者団のインタビューに対し「地球が沸騰する時代がやってきた」と地球規模の気候変動への危機感を示しました。もはや温暖化現象ではなく沸騰現象ですから手が付けられない異常事態宣言とも言えます。

 

 

和尚の幼少期は今ほど暑くはなく、夜などは窓を開放して蚊帳を吊って就寝したことを思い出します。大安禅寺は海抜70メートル程の山中に建てられており、夜には冷たい谷風が降りて来るため朝方は真夏でも涼しく感じました。現在はさすがに蒸し暑く空調機の恩恵を受けていますが、地球温暖化現象の問題は深刻さを増しているように思うものです。

 

墓前にて 開眼供養諷経が修業されました

 

さて午前中には猛暑のなか墓前供養が行われましたが、時折強く吹きぬける風のおかげで涼しさを感じるほどでした。明日から8月、葉月(はづき)を迎えますが更に暑さも厳しさを増すとか! 道語に「熯熱の 地獄に通う 茶柄杓も 心無ければ 苦しみも無し」と有りますが、「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」とはいかないようです。郷ひろみさんの歌では有りませんが「アッチッチ♪アッチ・・・」のほうが正解のように感じる今日この頃です。皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

夏の間も 次々とバラが咲いています

友峰和尚のちょっといい話 【 第3634話 】
2023年 07月 30日 談

 

朝方、卑山玄関に置いてある水鉢の紅蓮が開花しているの見て気持ちが和んだものでした。連日猛暑が続いていますが、その暑さの中で咲く小さな蓮の花ですが意外と立派で色合いも良く、涼しさを感じさせてくれるものです。寺町界隈は観光客も疎らで、やはりこのところの暑さが観光地の人流にも影響を与えているのかも知れません。

 

満中陰忌並びに墳墓開眼供養を修業いたしました

 

午前午後とも満中陰忌法要並びに墓前供養の一日となり、8月旧盆が近づくにつれ墓前祖霊供養も増えていく感じがします。福井・大安禅寺の盂蘭盆会は8月15日午前10時半から厳修予定で、13日・14日は地元お檀家様の棚経(たなぎょう)が予定されており、毎年のことながら7月8月の2ケ月間は和尚にとってひとときも気を緩めることの出来ない祖霊供養の日々が続いていきます。

 

 

さて先般もブログで触れました「筋トレ」の話ですが、テレビでは90歳の男性の方が現在も元気にトライアスロンを続けている姿が紹介されていました。その映像を見て「筋トレと気力は比例する」の和尚の持論は正解なのかも知れないと確信しました。

 

 

溌溂とした90歳の肉体には驚きました! 人生70歳を過ぎましたら、自分の健康は自己責任においてのみ守られると自覚します。普段の食生活を見直し、日々健康な体作りのためには時間を惜しまず筋トレとウオーキングに尽力して身体全体のバランスを整えることが大切であると思います。少子高齢化が加速する現代社会、自分の健康は自分で守る事が必須課題になって来ているようです。

 

空蝉(うつせみ)も 我も空なり 読経して 友峰

木魚の 音軽やかに 蝉しぐれ 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3633話 】
2023年 07月 29日 談

まもなく開花を迎える 寳勝寺玄関の紅蓮

 

夏休み土曜日の宝勝寺カフェは猛暑を凌ぐための家族連れ観光客が訪れていましたが、今一番人気はカフェ入り口に設えた支柱仕立ての「日中友好の朝顔」で、お客様を迎えるかのように見事な花弁を広げています。また対照的に小鉢に植えられた「紅蓮」もまもなく花を開こうとしており、この時期の草花とともにカフェ利用者方々の眼を和ませているようです。朝方には既に約30℃を超える気温となっているため朝一番に多めの水撒きをするのですが、あっという間に干しあがってしまうため花の管理が大変です。

 

山門前の睡蓮鉢から 花芽が出てきました

 

 

午前中に満中陰忌法要が営まれ法要後にはふれあいパーク霊苑での開眼納骨諷経が修業されましたが、あまりの熱波で汗が噴き出すように背中を滴り落ちていき額から出る汗もそのままに読経三昧となりました。現在全国的に真夏日が続いているようですから、本当に熱中症には気をつけなければなりません。

 

本堂にて 満中陰忌法要が修業されました

 

 

法要に引き続き ふれあいパーク霊苑にて

 

 

読経を終えて寺に戻ると頭痛とめまいに襲われ、急いで冷水を飲み冷たいタオルで身体を拭う始末! 恐ろしや!恐ろしや! 寺内が涼しくしてあるだけに外に出た時は注意が必要のようです。猛暑はまだまだ今後も続くそうですから暑さ対策を講じて参りましょう。

 

 

そう言えば、参詣者の多くの方が首に今最も流行している冷却首巻きバンドをしていました。なんだか蛇が首に絡みついているように見えてしまいますからギョッとしますよ! 室外テント内での扇風機も「焼け石に水」の如きでした。くれぐれもお身体ご自愛ください。

朝顔の 色鮮やかに 客迎う 友峰

朝顔も 笑顔も満つる 寺のカフェ 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3632話 】
2023年 07月 28日 談

いよいよ真夏日の風景となった 寳勝寺境内

 

「衝撃的な活躍に賞賛の声は鳴りやまない!」とは一体誰のことか!当然ながら「大谷翔平選手」を指しての言葉ですが、本日早朝に行われたエンゼルス対タイガース戦ダブルヘッダーの試合で投手として完封勝利をあげバッターとしては2打席連発の第37号、38号ホームランを放ち、最早「大谷は神話だ!」とか「神モードにレベルを上げた」などの見出しがアップされていました。和尚も早朝に目が覚めたためテレビで観戦しましたが、あまりの凄さにあっけにとられてしまいました。誰もが大谷翔平選手を褒める言葉さえ失うくらいですから「大谷は神様」なのかも知れません。試合途中で腰を痛め途中交代となりましたが、本当に身体を心配してしまいます。

 

支柱仕立ての朝顔をしつらえました

 

霊苑にて御縁を頂いている岡部様とともに / 祥月命日忌の御供養が行われました

 

 

(株)豊蔵組の江川氏と香林氏です / 設備修繕のため来寺くださいました

 

 

禅語に「百尺竿頭に更に一歩を進む」と有りますが、常に向上心を鼓舞し更に一歩を進めていく大谷選手の「己事究明(こじきゅうめい)」の精神に畏怖の念を覚えるものです。世界全体の政治情勢がカオス状況にある中、「人間とは一体何者なのか!」と多くの人達に問いかけているようにも感じます。

 

 

日々尊い命が戦争によって奪われていく今日、大谷選手の活躍は電波を通して「人間の命の尊さと生きることの意義」を実践しているものと思われます。大谷哲学が炸裂するアメリカ大リーグ・エンゼルスでの大活躍ですが、怪我には本当に気をつけて欲しいと祈るばかりの今日この頃です。友峰和尚より

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