和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3634話 】
2023年 07月 30日 談

 

朝方、卑山玄関に置いてある水鉢の紅蓮が開花しているの見て気持ちが和んだものでした。連日猛暑が続いていますが、その暑さの中で咲く小さな蓮の花ですが意外と立派で色合いも良く、涼しさを感じさせてくれるものです。寺町界隈は観光客も疎らで、やはりこのところの暑さが観光地の人流にも影響を与えているのかも知れません。

 

満中陰忌並びに墳墓開眼供養を修業いたしました

 

午前午後とも満中陰忌法要並びに墓前供養の一日となり、8月旧盆が近づくにつれ墓前祖霊供養も増えていく感じがします。福井・大安禅寺の盂蘭盆会は8月15日午前10時半から厳修予定で、13日・14日は地元お檀家様の棚経(たなぎょう)が予定されており、毎年のことながら7月8月の2ケ月間は和尚にとってひとときも気を緩めることの出来ない祖霊供養の日々が続いていきます。

 

 

さて先般もブログで触れました「筋トレ」の話ですが、テレビでは90歳の男性の方が現在も元気にトライアスロンを続けている姿が紹介されていました。その映像を見て「筋トレと気力は比例する」の和尚の持論は正解なのかも知れないと確信しました。

 

 

溌溂とした90歳の肉体には驚きました! 人生70歳を過ぎましたら、自分の健康は自己責任においてのみ守られると自覚します。普段の食生活を見直し、日々健康な体作りのためには時間を惜しまず筋トレとウオーキングに尽力して身体全体のバランスを整えることが大切であると思います。少子高齢化が加速する現代社会、自分の健康は自分で守る事が必須課題になって来ているようです。

 

空蝉(うつせみ)も 我も空なり 読経して 友峰

木魚の 音軽やかに 蝉しぐれ 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3633話 】
2023年 07月 29日 談

まもなく開花を迎える 寳勝寺玄関の紅蓮

 

夏休み土曜日の宝勝寺カフェは猛暑を凌ぐための家族連れ観光客が訪れていましたが、今一番人気はカフェ入り口に設えた支柱仕立ての「日中友好の朝顔」で、お客様を迎えるかのように見事な花弁を広げています。また対照的に小鉢に植えられた「紅蓮」もまもなく花を開こうとしており、この時期の草花とともにカフェ利用者方々の眼を和ませているようです。朝方には既に約30℃を超える気温となっているため朝一番に多めの水撒きをするのですが、あっという間に干しあがってしまうため花の管理が大変です。

 

山門前の睡蓮鉢から 花芽が出てきました

 

 

午前中に満中陰忌法要が営まれ法要後にはふれあいパーク霊苑での開眼納骨諷経が修業されましたが、あまりの熱波で汗が噴き出すように背中を滴り落ちていき額から出る汗もそのままに読経三昧となりました。現在全国的に真夏日が続いているようですから、本当に熱中症には気をつけなければなりません。

 

本堂にて 満中陰忌法要が修業されました

 

 

法要に引き続き ふれあいパーク霊苑にて

 

 

読経を終えて寺に戻ると頭痛とめまいに襲われ、急いで冷水を飲み冷たいタオルで身体を拭う始末! 恐ろしや!恐ろしや! 寺内が涼しくしてあるだけに外に出た時は注意が必要のようです。猛暑はまだまだ今後も続くそうですから暑さ対策を講じて参りましょう。

 

 

そう言えば、参詣者の多くの方が首に今最も流行している冷却首巻きバンドをしていました。なんだか蛇が首に絡みついているように見えてしまいますからギョッとしますよ! 室外テント内での扇風機も「焼け石に水」の如きでした。くれぐれもお身体ご自愛ください。

朝顔の 色鮮やかに 客迎う 友峰

朝顔も 笑顔も満つる 寺のカフェ 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3632話 】
2023年 07月 28日 談

いよいよ真夏日の風景となった 寳勝寺境内

 

「衝撃的な活躍に賞賛の声は鳴りやまない!」とは一体誰のことか!当然ながら「大谷翔平選手」を指しての言葉ですが、本日早朝に行われたエンゼルス対タイガース戦ダブルヘッダーの試合で投手として完封勝利をあげバッターとしては2打席連発の第37号、38号ホームランを放ち、最早「大谷は神話だ!」とか「神モードにレベルを上げた」などの見出しがアップされていました。和尚も早朝に目が覚めたためテレビで観戦しましたが、あまりの凄さにあっけにとられてしまいました。誰もが大谷翔平選手を褒める言葉さえ失うくらいですから「大谷は神様」なのかも知れません。試合途中で腰を痛め途中交代となりましたが、本当に身体を心配してしまいます。

 

支柱仕立ての朝顔をしつらえました

 

霊苑にて御縁を頂いている岡部様とともに / 祥月命日忌の御供養が行われました

 

 

(株)豊蔵組の江川氏と香林氏です / 設備修繕のため来寺くださいました

 

 

禅語に「百尺竿頭に更に一歩を進む」と有りますが、常に向上心を鼓舞し更に一歩を進めていく大谷選手の「己事究明(こじきゅうめい)」の精神に畏怖の念を覚えるものです。世界全体の政治情勢がカオス状況にある中、「人間とは一体何者なのか!」と多くの人達に問いかけているようにも感じます。

 

 

日々尊い命が戦争によって奪われていく今日、大谷選手の活躍は電波を通して「人間の命の尊さと生きることの意義」を実践しているものと思われます。大谷哲学が炸裂するアメリカ大リーグ・エンゼルスでの大活躍ですが、怪我には本当に気をつけて欲しいと祈るばかりの今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3631話 】
2023年 07月 27日 談

日中友好の朝顔

 

暑中お見舞いを申し上げます。連日猛暑日が続いていますが今年は全国的に猛暑となっており、地域によっては約40℃近くの酷暑となっていますからお見舞いの言葉も有りません。40℃と言えば通常使用するお風呂の温度ですから、一日じゅうお風呂に入っているという感じです。

 

伝燈寺里芋

 

この異常気象とも思える熱波ですが、世界中の国々も同じく猛暑日が続いるそうで中には40℃を超える国も有り、とりわけ猛暑による干ばつで森林火災が自然発生して広大な土地に火災被害をもたらしているとの事で、地球温暖化現象の問題は人類全体にますます深刻さを増していくように思います。

 

伝燈寺を巡回し お参りしました

 

そんな猛暑の中、本日は法務遂行の為に車で金沢へ向かいましたが、高速道路は全面修復工事のために大渋滞となっていました。車内での熱中症患者も増えているようですから、暑さ対策には十分気をつけて参りたいものです。

 

伝燈寺里芋 が どんどん大きくなっています

 

さて自坊での休息を終え、再び卑山では8月の旧盆に備えて里帰りの参詣者をお迎えするための準備に入っています。夏休み中の花火大会や盆大祭など毎年恒例の行事も復活しつつある昨今ですが、8月お盆月は盂蘭盆会を通して祖霊とともにお過ごしください。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3630話 】
2023年 07月 26日 談

大安禅寺 愈好亭にて

 

7月も残り少なくなって来ましたが、久しぶりに自坊での休息を楽しんでいます。自坊に戻れば懐かしい知人達との交流の場ともなり、昨日は長年ご厚誼を頂いている岡島英雄氏との懇親の席となり、愈好亭でゆっくり歓談することが出来ました。まるで浦島太郎のおとぎ話の如く数年ご無沙汰していると記憶のなにもかもが薄れていきますが、しばらく会話を続けるうちに懐かしさと共に当時の気持ちが蘇ってくるのを覚えます。

 

岡島英雄様です

ご来寺くださり誠にありがとうございました

 

帰山した時には必ず現在進行中の工事現場を見てまわることにしており、昨日も松浦建設株式会社の中嶋現場監督の案内で視察をしました。目に見える形で本堂屋根修復が進んでおり、質問しながら興味深く見学しています。地元のケーブルテレビでは、新命和尚が女性アナウンサーと共に現在までの修復工事過程を録画映像を通して丁寧に説明している収録番組が放映されていました。

 

 

現場監督の中嶋氏 と 棟梁の坂本氏

 

 

 

さて休息も今日まで、明日からは再び法務遂行に戻りますが、8月は葉月(はづき)とも言い、猛暑を凌ぐため葉っぱの生い茂る木陰で疲れを癒す月でもあるので、熱中症を防ぎながら頑張って参りましょう!

奥山の 何処まで深し 蝉しぐれ 友峰

大工師の 槌音響く 古寺の夏 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3629話 】
2023年 07月 25日 談

「森林浴」という言葉が有りますが、大安禅寺境内一帯はまさに森林浴そのもので実に清々しい空気が漂い木々の香りが身体に満ちてくる感じでリラックスします。木から発散される揮発系物質を「フィトンチッド」と言いこれこそがアロマテラピー効果らしく、新陳代謝促進や疲労回復に大変良いそうです。久しぶりの自坊での休息となりましたが、生まれた時より長年住み慣れた環境ゆえに本当に気持ちが落ち着くものです。

 

大安禅寺裏山の治水対策工事

 

現在は金沢在住が長くなりすっかり忘れていた感覚が蘇ってくる感じで、いかに素晴らしい環境の中に住んでいたかを思い知らされます。中国の思想家・孔子の両親は生活環境を何度も替えて子供の育成に尽力されたと言いますから納得です。

 

 

卑山諸堂の修復工事も順調に進められており、本当に有難く感謝しています。一昨年の2021年7月29日、福井市内全域を記録的短時間豪雨が襲い大安禅寺も水害に見舞われ、工事中の本堂床下に谷水が流れ込んだことを受けて現在建物裏側の治水対策工事が行われていますが、次々に新しい工事箇所が生じているようです。近年のゲリラ豪雨は全国的に大きな災害被害をもたらしているだけに心配が絶えない昨今です。

 

2021年7月 福井市の豪雨災害 / 大安禅寺参道

 

 

さて自坊での休息は値千金でのんびり寛いでいますが、まもなく8月旧盆の卑山盂蘭盆会大施餓鬼会を控え気持ちを一新して臨みたいと思っています。気候不順の折、皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3628話 】
2023年 07月 24日 談

「 清風 」 渓仙

 

この時期、熱中症対策として一日じゅう空調機のよく効いた室内で仕事をしていると、知らぬうちに体が冷え込みかえって体調を壊す結果を招くことになります。特に就寝中のクーラーが効きすぎていると、朝方ノドがヒリヒリして足先も冷たくなりますから室温には充分な配慮が必要で、普段は約25℃ぐらいに設定しておき深夜の室外温度が約30℃ぐらいある時には室内温度は約28℃ぐらいにしておくと気持ちよく就寝できることと思います。

 

 

体調を整える方法としては、和尚は必ず入浴し身体を温める事によって体内リズムを整えるようにしています。また「筋力と気力」は比例するように思いますから普段の筋力アップ運動も効果が有り、特に足全体の筋トレ始め胸筋・腹筋・背筋のストレッチは欠かせない日課となっています。最近ではぶら下がり健康器具で上腕筋を鍛えていますが、俄然カラダ全体が引き締まる感じがして気力が充実してきました。さて皆様も健康管理には気を使っている事と思いますが、ご無理をなさらずに筋トレに励んで頂きたいと念じています。

汗拭う 筋トレ僧の 逞しき  友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3627話 】
2023年 07月 23日 談

ぐんぐん伸びていく 蓮のつぼみ

 

大相撲名古屋場所の千秋楽も新入幕・伯桜鵬(はくおうほう)の大活躍で大盛り上がりを見せましたが、常に新しい若手のスター力士が登場するのは頼もしい限りです。子供達も夏休みに入り野球やサッカーを始め色々なスポーツに汗を流す機会が多くなると思いますが、近年の異常な猛暑には野外での運動も熱中症に十分な注意が必要のようです。

満中陰忌の法要が修業されました

 

今日なども午前午後とも本堂での年忌法要が営まれましたが、室内は空調機がフル回転しているにも関わらず、読経中は背中を汗が滴り落ちるほどの暑さを感じたものです。高齢者にとってはこの時期は室内で過ごす方が多いことと思いますが、油断をすると熱中症になりやすくなるため家族のサポートも欠かせないところです。

 

午後には 一周忌法要が修業されました

 

 

さて向こう一週間は30℃を超える暑さが続くとの天気予報ですから、暑さ対策をしっかりしながら法務遂行に当たっていきたいと思います。卑山寺カフェもそろそろかき氷をメニューに加えて参りましょうか! 朝方、掃除をしていると縁側ではのんびりと朝寝をしてる子猫を見掛けました。ニャンとも幸せそうな寝顔に一句詠んでみました。どうやら子猫にとってお寺の縁は天国なのかも知れませんね。

梅雨明けし 子猫可愛や 寝顔かな 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3626話 】
2023年 07月 22日 談

寳勝寺檀信徒 安田様がお供えくださった蓮花

 

北陸地方に梅雨明け宣言が出されたとたん本日は猛烈な日差しとなり、気温も31℃を超え霊苑でお経を唱えていると額に汗が滲んで来ます。夏休みに入り通りにも子供達の姿が増えて来たようで、時折聞こえて来る甲高い声にはどこか安心するものです。8月の旧盆を前に、これからは里帰りして墓参に来られるご家族も増えて来るものと思いますが、卑山カフェでもお子様メニューを用意して夏休みに対応していきたいと思っています。

 

美しい夏色の花が咲く ふれあいパーク霊苑

 

墳墓開眼並びに年忌の御法要を修業いたしました

 

さて先般厳修された少林寺、寳勝寺、瑞光寺各盂蘭盆会の檀信徒様に向けた行事模様の報告書が職員の手によって編集されました。今回は少林寺墓域改葬計画の会議が盂蘭盆会法要終了後に開催されたのを受けて、出来るだけ檀信徒皆様にご理解いただけるよう会議内容を詳しく編集して発送の準備をしました。何事も説明責任をきちんと果たしていく事の大切さでも有ると思っています。さて急激に猛暑が戻って来ましたが、皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

 

福井より来寺くださった 酒井様とともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3625話 】
2023年 07月 21日 談

碗蓮の花芽が出てきました / 寳勝寺境内にて

 

子供達の夏休みに入った途端に北陸地方も梅雨明け宣言となりましたが、残念なことにここに来て水難事故が増えているようですからくれぐれも安全安心な夏休みを願って止みません。家族連れでの楽しい海水浴などにも、お子様には十分気をつけて頂きたいものです。

 

「 一日清閑 一日福 」 渓仙 書

 

買い物に外出すると学生達の姿が一気に増え、街なかにも活気を感じさせてくれます。普段は高齢者を多く見かけるスーパーマーケットでも夏休みだけは若者達で賑わい、店内もどこか違った雰囲気となりますから不思議なものです。

 

「 浄 心 」 渓仙 書

 

「 一期一会 」 渓仙 書

 

今日も姫観音図を描きましたが、少しずつですが以前描いていた筆感覚が戻って来たようですから今後はオリジナル姫観音図に挑戦してみようとワクワクしています。さて7月もあっという間に終盤に入りました。7月は別名、文月(ふみづき)と言われますように、この月は暑中見舞い状や普段疎遠になっている方々に近況を伝える手紙を書くのも大切かと思います。最近ではラインやインスタなどのSNSでの通信交流が主流となっていますが、やはり自筆のはがきや手紙を貰うのは嬉しく感じるものです。

 

日中友好の朝顔 次々と咲き始めています

 

時代の移り変わりと共に人との意思疎通の手段も否応なく変化していきますが、時代が進めば進むほどアナログ的手書きの手紙はその価値を高めていく気がする今日この頃です。友峰和尚より

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