和尚のちょっといい話
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六月も残り一週間を切ってしまいました。間もなく七月お盆月を迎えようとしています。和尚の7月は極めてハードな日程となっており、7月7日の「寳勝寺七夕夜カフェ」に始まり11、12、13の盂蘭盆会、14日は北陸司厨士協会物故者供養祭、18日から8月2日までの「荒木芳栄個展」並びに「寳勝寺日中友好の朝顔を愛でる会」など、主だったものだけでもこうですから、自身の健康管理が心配されます。夏バテを防ぐ手立ては十分な睡眠をとることだそうですが、本格的な夏場を迎えての備えも必要ですね。皆様はどのような健康管理をされていますでしょうか?
さて、1か月に渡った大安禅寺の花菖蒲祭。お花も名残花となっているようですが、紫陽花は今も見事な色合いを見せ拝観者の心を和ませているようです。それにしても今年の紫陽花の咲きっぷりは見事でした。色も艶やかで、お花の大きさも例年より大輪が多くダイナミックに咲き競ったように思います。この紫陽花も、中には20年以上たった株もあり、年々、花数を増やしているようです。来年にはバラ園の苗も成長していますので、「花菖蒲と薔薇と紫陽花とのコラボレーション!!」ということで今から待ち遠しく思っています。今後もお花を咲かせる為の努力が続きますが、和尚の人生テーマ「心の花を咲かせましょう!」をモットーに頑張っていきたいと思います。
七夕飾りを準備中・・・
7月7日の寳勝寺でのイベント「七夕夜カフェ~法話と星祭り祈願~」には皆様是非ご参加ください。夕方6時開始です。ジャズ生演奏とキャンドルアートに創作洋菓子とカフェ、楽しい話に祈願祭と盛りだくさんのメニューで皆様をお迎えいたします。お寺での夜カフェです。きっとご先祖の御霊も一緒に参加して下さることと思います。七夕は棚に旗とも書きますように御精霊来でもありますね。昔はお家の縁側に盛大に精霊棚を造り、精霊旗を立ててご先祖の霊をお迎えしたと聞いております。どうかごゆっくりと七夕の夜をお過ごしいただきたいと願っています。友峰和尚より
6月22日、大安禅寺にて開催された特別催事「大涅槃図・涅槃会大法要ならびに涅槃図絵解き」
一昨日、大安禅寺で開催された「涅槃図絵解き講座」は大盛況でした。滋賀北陸教区青年僧の会主催で開催されましたが、午後2時半より卑山収蔵の大涅槃図・涅槃会法要に始まり、長野県長谷寺の寺庭・岡澤恭子講師様の「涅槃図絵解き」のお話は実に法悦を感じさせてくれるに十分な素晴らしい講座となりました。
およそ250名近い聴衆の方々も、大きな感銘を受けたことと思います。新命副住職の発案で企画されたこの講座は、今後のお寺の活動方向を示す上でも大変に意義深いイベントとなったようです。今回は特に、滋賀北陸の臨済宗妙心寺派の青年僧が主体となって開催されたことも和尚はうれしく思いました。宗教離れの進む今日、宗教本来の原点に立ち返って、「死」とは何か「生」とは何かを問いかける手段として「絵解き」というわかりやすい手法で説くことは、老若男女を問わず自然に受け入れられていきます。青年僧の活動に今後も大いに期待したいと思います。
さて、金沢・寳勝寺にても、来る7月7日の七夕の夜に、寺町活性化イベント「”七夕の夜のキャンドル寺カフェ~法話と星祭り祈願祭~」が開催されることとなっています。今日は、午後2時より関係者の皆様との打ち合わせがありました。
「七夕の夜のキャンドル寺カフェ」打ち合わせの様子。桂岩寺住職はじめ関係者の皆様です。
左より 現代写真スタジオ(寺町)・加茂正光さま と 堀田洋菓子店(扇町)・堀田茂吉さま です。
左より 株式会社ビットストリーム・前田尚毅さまとクウォーターズ・森 幸洋さま、
そしていつもご厚誼賜っている才田さまです。
当日は、金沢市の老舗洋菓子店である「堀田洋菓子店パティシエ・堀田茂吉氏の特別七夕ケーキ」が披露され、あわせて浅野博美さんのキャンドルアートが展示されます。
堀田さまのお話しからは、ケーキ作りに対する思い遣りが熱く伝わってきました。 / 住職撮影
お寺の活動の在り方には今後も、工夫が求められています。多くの方々とのコミニュケーションを通して、寺院が大いに活用されることを望んでやまない今日この頃です。どうか、7月7日には皆様お誘いあわせの上、是非ご参加くださいますようお待ち申し上げております。友峰和尚より
除草剤を散布中・・・ / 寳勝寺境内にて |
ちょっと留守をしたら、寺の周りは草ぼうぼうです。
「夏草や兵者どもが夢のあと」なんて、感傷に浸っている場合ではありません。お天気情報では今日から一週間は晴れるとか。この機を逃してはならないと午後から除草剤の散布と草引きに精を出しました。ずいぶん昔の話ですが、除草剤が初めてこの世に登場したころでしょうか、ある御方が新聞のコラム欄で「慈悲深い禅僧!雑草にも水やり」なんていうコメントを出されていましたが、それは和尚のことでした。実は、大安禅寺の古い参道は山門から約200メートルぐらい続く石段で、その参道をいつも綺麗にしておくことは至難の作業でした。除草剤が発明されるまでは当然のことながら寺族総出で草引きと掃除をしていました。薬が発明されてからは天気の良い日を見計らってジョウロで除草剤をまいていたわけで、何も知らないその御方には、和尚の行為が”慈悲深い禅僧”に見えたというわけでした。フムフムなんとも言葉がありませんね。面白い話です。全く逆の行為でしたから「ノーコメント」ということでしょうか。そんな昔の出来事を思い出しながらの作業でした。
嗚呼!どうしてこんなにやることが増えていくのでしょうか。
神様お願いです、お助けを! 愚痴が出てしまいました。ごめんなさい。昨日はあんなに楽しい一日だったのに。でも、お墓のお掃除ですからきっと「霊」の皆様も「お礼」を言ってくれていると思います。それで満足です。ブツブツ言いつつ作業を終了しました。そういえば午前中に、マレーシアから仏教徒の若い僧侶が訪ねて来ました。遠い遠い国からのお客様で、日本で修行したいとのことでした。真剣に真理を求めての旅で、本当に頭の下がる思いです。お掃除で文句を言っている場合ではありませんね。でも、お坊さんのことを英語で”モンク”って言うから、やはり文句が多いのも仕方ありませんよね。どうやら除草剤が和尚の頭にも影響したようです。この辺で今日は終わりにしましょう。「口は災いの元」、いわじいわじ。友峰和尚より
「歩々清風起こす」
「歩々清風起こす」
本日の文房流晴心会・野口翠智社中のお茶会のテーマです。
9時の献茶式に始まり、終日にぎわいを見せたお茶会となりました。
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野口翠智先生とお孫さん |
野口先生とは、33年に渡る御法縁を頂いています。生け花と御煎茶席を担当していただいているわけです。大安禅寺で初めて「重要宝物展」を昭和57年に開催して以来のお付き合いで、先生のお弟子さんもすでに三代目のお嬢様が御点前を披露されています。本当に長きに渡ってのご縁ですが、今回のお茶会に合わせてその記念に「枇杷の図」の掛軸を贈呈させていただきました。
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「枇杷之図 ~歩々起清風~」 |
前々からの先生の御希望で、先般、金沢市・しいのき迎賓館で個展を開催したことを機に完成させた作品です。今年は10月にニューヨークでの個展開催が予定されており、野口先生始め社中の皆様も同行して下さるということでこの御法縁に和尚も感謝しています。
「歩々清風起こす」とはまさにこのような御縁を意味した言葉で、毎年、野口翠智社中の華展と御茶会が開催されるたびに、先生をはじめとして社中の皆様の実に爽やかで礼儀正しい立ち振る舞いに接するとき、言葉を超えた心の洗われる心境になります。生け花も年々レベルアップを続けています。三代目の若きお弟子さんへと確実に文房流の極意が伝承されているようです。
ひと口に30年の御法縁と言いますが、振り返れば和尚も30歳代だったわけですから、随分と長い長いお付き合いですね。お茶の言葉に「淡交」という語がありますが、本当に、「風薫る」間合いでのご縁を頂いていたと思います。枇杷の実が一層実りを付けることを爽やかな風と共に祈念したいと思います。
社中の皆様、今日は本当に素晴らしいお茶席を披露していただき、心から感謝申し上げます。友峰和尚より
【本日もたくさんの方々がご来山下さいました】
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![]() 越前市より、長田製紙所の長田和也さまご一行様 |
金沢市より北條直敬さまご夫妻 と 彦根市より辻哲夫さま |
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![]() 大安禅寺檀信徒の中内豊さま 大安寺観光協会の”結び苔玉”、大盛況でした。 たいへんおつかれ様でした!
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午前中より「身体を癒す一日~みんなの保健室とカイロプラクティック体験~」が行われました。日ごろから一度体験してみたいと思っていましたが、今日は新命和尚の発案で初めて卑山において実施されました。和尚も腰痛持ちの為、早速に体験ということで施術を受けたわけですが、なるほどカイロプラクティックの良さの一端を体験できました。人間は360の骨節でできていると言われます。長い人生の間には骨のゆがみが生じてくるのも無理からぬ話ですね。
今日はほんのさわりの部分だけの体験でしたが、施術を終える頃には体全体がすっきりした感じでした。和尚のようにもはやスクラップ寸前の身体状態では効果も望めないと思いましたが、どうしてどうして、結構効果有りと感じ取ったものです。どうぞ皆様もいちど、カイロプラクティックを体験してみてください。このような企画はお寺では初めてでしたが、体の健康と心の健康は一体のものですから、今後も大いに続けていってほしいものです。
![]() 大安禅寺檀信徒の古賀恭輔様と、三上裕輔様、お母様がご来山下さいました。
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土曜日ということや、また和尚のブログの呼び掛けに応えてくださっているかのように、今日も多くの友人が来て下さいました。嬉しいですね。明日は愈々、御茶席も最終日を迎えます。文房流晴心会野口翠智社中の皆様による生け花展とお茶会です。ぜひご参加ください。
日曜日の過ごし方は皆様それぞれに工夫されていると思いますが、和尚が最近つくづく感じるのは”体のこわばり”ですね。なるほど筋肉は常に動いていての働きです。じっとしていればどんどん硬直していくような気がします。自分で自分の体をいたわることがどんなに大切なことか、しみじみ思いますね。やはり自分の体は借り物です。日頃からの入念な手入れが必要ですね。本日は「身体を癒す一日」がイベントのテーマでした。本当に、和尚にとって反省も含めて有り難い一日であったようです。友峰和尚より
![]() 富山県魚津市より、石川雅朗様・貴佳子様ご夫妻が花菖蒲祭へ御来山くださいました。 |
「うどん大好き!」とは、富山県魚津市にお住まいの石川製麺株式会社会長・石川雅朗さまの御言葉ですが、今日は奥様と大安禅寺を訪ねて下さり、自社製品の麺類と奥様手造りの玉ねぎを頂きました。 以前寳勝寺に来られた時に、会社のキャッチフレーズとして「うどん大好き」を掲げていると聞き及んで、半切にその言葉を書いて差し上げたところ、今回、表具されて持参されたため早速に箱書きをしてお渡ししました。そもそもお遊びで書いたもので、まさか表具されるとは思ってもみませんでしたから嬉しいやら驚くやらで、今後、床の間に飾って置くそうですよ。まあまあそれならばと記念の写真を撮りました。今後うどん大好きの方が増えることを願っています。 さて、今年は花菖蒲祭第2週目に生けてくださった未生流福井支部の皆様の撤花が有り、終了後、社中の皆様と無事終了の和合茶礼をしました。本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
![]() 田作美枝甫先生(最左) はじめ 皆様とともに |
![]() 山口啓甫先生(最右) はじめ 皆様とともに |
長きに渡る御法縁を頂いているわけですが、素晴らしい生け花がお寺全体に活け込まれ多くの御霊もさぞかし喜んでおられたことと思います。眼に見える世界と心で思う世界との掛け合いですね。お寺は多くの方々の心の安住の場所ですね。歴史、伽藍、法悦等にふれ、こころが洗われる場所でありたいものです。
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永年、御法縁を頂いております田川悦男様ご夫妻がご来山下さいました。 |
いよいよ花菖蒲祭も終盤に差し掛かってきました。和尚も事故の無いように気を引き締めて頑張って行きたいと思います。重ねて皆様のお越しをお待ち申し上げておりますぞ。 そうそう和尚もうどん大好き!人間です。 早速に頂きたいと思います。友峰和尚より
大安禅寺と寳勝寺のホームページ&システム管理をして下さっている増田さまです。
