和尚のちょっといい話
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秋から冬へ 寳勝寺 中庭の風景
屋根雪がドドドッ!と落ちて来て、夜中に目を覚ます始末! 朝方はどれほど積もったのかと心配しましたが、それ程でもなく安堵しました。終日冷たい小雨模様となりましたが、今日は皇太子妃 雅子様55歳のお誕生日という事で心からお祝い申し上げ、心を温かくしたものです。来年5月からは元号が替わり皇后陛下としての新たなご出発をされるわけですが、お身体のご健康を併せて祈念申し上げました。

一周忌法要のようす
午前中は一周忌法要が営まれましたが、年末大掃除を徹底した後の法要は流石に須弥壇始め堂内は澄み切っていて厳粛な雰囲気に包まれました。この時期は何をしていても年の終わりを感じてしまいます。時間の合間を見ながら干支色紙描きをしていますが、少しずつ猪図にも変化が現れ動きが出て来たようです。毎年繰り返される風物詩でも有る干支色紙描き、年末までまだまだ続きます。

どんどん変化しています 「猪図」

干支色紙描きを始めて20年以上が過ぎ、十二支図も2週目最後の干支「亥」を迎えています。来年は子年で元号も替わりますが、「子」は和尚の干支でも有ります。そういう意味合いでも、万感の思いを込めて干支12番目の「猪図」を描いているところです。友峰和尚より

今年一番の冷え込みとなり、時折あられ雪の交じる天候のなか午前中はお檀家の年忌法要に出掛けました。先日までの暖かい日和とは一変して手先が凍える程で、車に乗るにも降りるにももどかしい限りでした。思えば昨年の17日は突然の大雪となり、月例の木曜坐禅会終了後はブリザードのような横なぐりの暴風雪となったことを思い出しました。この時期は本当に油断出来ませんね。

昨年 12月17日の積雪の様子
じりじりと大晦日が近づいて来る感じですが、皆様にはお変わりなく元気にお過ごしでしょうか?昨年のブログを見ながら1か月の計画を立てているのですが、やはり12月は特別な月で、次々に新しい予定が入り息苦しさを感じるほどです。来年度の干支色紙描きも現在続行中です! 一人でも多くの方へ、日頃のご厚誼に感謝申し上げたいと願って描いています。

さて、大掃除明けの寺カフェは一年の名残を惜しむかのように観光客の旅を楽しむ会話が続いていました。まもなく寶勝寺山門前にも門松が登場します! 来年の5月より元号が替わるだけに、「平成」の締めくくりとして悔いのないように過ごして参りたいと念じています。友峰和尚より

年末大掃除!の一日となっています。金沢兼務寺院4ヶ寺のトップを切って昨日から寳勝寺よりスタートしていますが、寳勝寺はいつも徹底して掃除をしている為スムーズに進んでいます。今日は特にガラス拭きに専念しピカピカに磨いたものの、時折唸りをあげて吹きつける北陸特有の冷たい雨交じりの北風で一辺に汚れてしまいます。スタッフのお蔭で夕刻には順調に終了できました。





和尚は掃除の合間を見ながら干支色紙描きもしましたが、自坊からは再び志納所用色紙を要望されており寸暇を惜しんでの作業となっています。午前中には㈱豊蔵組の社長様並びに江川部長様が年末の挨拶に来られ、人生の余裕は笑顔にあると伝授しました! 相次いで木曜坐禅会会員の古田さんが挨拶に寄られましたがあっという間に戻られる始末。この時期は皆さま忙しいのです。

大掃除に年末のご挨拶!と、本当にこの一年が終わろうとしています。そこに副住職から年賀はがきの最終校正依頼があり益々実感が伴って来ました。身体は大休息を要求してくるのですが、現実は真逆の様相となっています。あっち拭く拭く(福福)ホイサッサ!こっち拭く拭く(福福)ホイサッサ!大掃除は福の神を運んでくれているようです!ピコ! 友峰和尚より


京都駅はすっかり年末の雰囲気で、大きなクリスマスツリーが賑わいに花を添えていました。今年は何度も京都を訪ねましたが、いつも学生時代を思い出し、加齢とともに郷愁さえ覚えるものです。妙心寺塔頭・雑華院 華隠窟老大師に年末のご挨拶を申し上げた後、学生時代にお世話になった東海庵にお参りしましたが、華隠窟老大師が手を振って見送って下さり、感謝の念でいっぱいになります。

JR京都駅にて クリスマスのイルミネーション

宝勝寺 年末大掃除が始まりました

一路金沢に戻りましたが、今日からは兼務寺院の大掃除! えっ!もう一年が過ぎるのかと驚きます。自坊では既に大掃除が始まっているとか。来年度より諸堂の本格的な全面修復工事が始る為、本堂の仏具や調度品なども一斉移転が求められ、整理整頓が大変です。

金沢兼務寺院では今後の方向性を探りながらの大掃除! 良き「知恵」は「掃除」の実践から生じることを幾度も経験してきました。掃除は自分の心をも掃除する近道なのかも知れません。さて刻刻と歳末が近づいて来ますが、皆様におかれましては呉々もご自愛くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

京都大本山妙心寺・宗務本所に来ています。今年最後の「僧侶育成審議会」出席のためですが、各寺院に於ける後継者育成が深刻な状況に有り特に少子高齢化が進む我が国にあって、悩ましい問題になっています。本格的僧侶育成機関の設立が急務となっており、毎回出席し論議を重ねていますが、寺院それぞれに立場が違うためなかなか難しいようです。昔の小僧制度が最も理想的とはいえ、寺を継ぐ御子息も減少傾向にあり、ますます無住寺院が増える気配の中での会議となっています。勿論一般在家者の出家も大歓迎ですから、和尚が提案している”魅力ある臨済宗僧侶専門学院”の新たな創設を願うばかりです。

ならば、いったい僧侶の魅力とは何処にあるか?ですが、言うまでもなく一回きりの人生ですから、己とはなんぞや? 心とはなんぞや? 黄泉の国とはなんぞや?と自分の心としっかり対峙するのも良いかと思います。「出家」と言うより「己事究明の道」と言ったほうが良いかも知れません。僧侶としての本分は真理を実践するところに有ると思います。一般在家者からのチャレンジを切に願うところです。明日からは金沢兼務寺院の年末大掃除が開始されます。さあさあお坊さんの修行基本は掃除です。はりきってやりましょう!友峰和尚より

生暖かい風が強く吹く一日となりました。気温は24℃! 天気予報では、一週間後には雪となるとか? とにかく異常な天気には違いありません。1日でも降雪が遅れるのは嬉しいことですが、このところの定まらない気候には不安がよぎるものです。今年の春は約2メートルにも及ぶ豪雪だっただけに、雪に対する備えは万全を期しています。

「吾道一以貫之」 平成己亥 大安渓仙 書
さて、自坊から依頼されている年賀状の干支図ですが、締め切りがじわじわと迫っています。焦れば焦るほど指先がこわばり、どうも思うように満足のいく猪の姿にならないのは「成り切り方」が足らないのかと、思わず四つん這いになって顔をしかめ両手で土を掻き出すようにイノシシを真似てみたものの、匙を投げる始末! エイ!と筆に水を浸し紙に垂らしてみたら、なんと!それらしい姿がにじみ出て来て思わず「これだ!」っと一気に描き上げてみました。

皆様!如何でしょうか? 来年のテーマは孔子 論語より「吾が道 一を以って之を貫く」です。最後に思い切って紙の真ん中にずぶりと穴を開けてやりましたぞ!おしまい。 友峰和尚より

韋駄天(いだてん)さんに成りきっての日々の法務遂行です。午前中には大安禅寺お檀家の古賀家年忌法要に伺いましたが、孫の三上祐輔君は現在金沢にて、世界的に有名な辻口博啓(つじぐちひろのぶ)氏の運営するパティシエ養成学校に通っており、来年にはパティシエとして本格的にデビューするそうです。彼の幼少時からの法縁で本日はお祖父様の年忌法要を営みました。御家族お揃いでのお参りに、故人もきっと喜んでおられる事と嬉しく思いました。

三上祐輔 君 です

璃緒奈ちゃん 和尚の座布団に座ってお参りしました


自坊に戻ったものの急用で金沢に戻る事となり、急遽身支度をして家内に駅まで送ってもらいましたが、出発前には群馬県高崎市・於菊稲荷神社「崇敬会」事務局長の細田様が、先般依頼されていた格天井に飾る達磨図を受け取りに来られ、しばしお話させて頂きました。群馬県にはまだ一度も訪れたことがない為、この御縁を期に訪問したいと楽しみにしています。

於菊稲荷神社「崇敬会」事務局長の細田様とともに


大安禅寺境内 もみじの落葉
金沢に向かう折、境内の紅葉が和尚を見送ってくれました。嗚呼!余りの見事さに感嘆の声を発しました! なんて美しいんだろう!紅葉のじゅうたんを踏みつけるのが申し訳なく思う程でした。大安禅寺の御詠歌詠道部御婦人方々が午前中に練習に来られていましたが、帰り際に御婦人皆様と交わす言葉の中にもその美しさの喜びが伝わって来るようでした。さあ!さあ!愚図愚図していては紅葉さんに申し訳ありません!しっかり頑張って参りましょう! 友峰和尚より


「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」住職挨拶/2018.12.1
昨日は「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催され無事円成したわけですが、今日は休息する間もなく早朝より開眼供養並びに年忌法要が本堂で営まれ、午後には仏壇の入魂供養が行われるなど、誠に「師走」の語源の如くに僧侶が走り回る姿となっています。ブログをご覧頂いている方々から「和尚さん身体は大丈夫ですか?」とよく問われるこの頃ですが、もう頑張るしかないと心に決めて法務に専心しています。
一般社団法人かがやき相続センター理事 柏野真吾様による 「終活ミニ講座」
「須藤雅彦カルテッド with 末元紀子」の皆様によるジャズライブ




㈱ココ・プランニング 中本隆久会長のごあいさつ
今日の午前中にはお檀家様の年忌供養を営みましたが、終了後、応接間でご家族皆様と斎座(昼食)を共にしました。寳勝寺で仕出しの御馳走を頂いたのは初めての試みでしたが、和気藹々の懇親の席となりお話しも大いに弾み、今後もお寺での法要を推進して行きたいと願っています。
寳勝寺檀信徒様 の 年忌御法要が修行されました

御親族皆様での 和やかなひととき

本当に寺離れの進む今日の社会に有って、法要でお寺を使用するというのは極めて意義のある事だと感じるものです。故人の霊もさぞかしお喜びになった事と和尚も充実した思いの法要三昧の一日と成りました。

師走の快晴のもと ふれあいパーク霊苑での御法要

金沢の寺院に法縁を得て七年になりますが、日々、縁故者が増えていくことに驚いています。お寺は「人の集まる所 また 笑顔あふれる所」としての面目躍如の様相を呈して来た寳勝寺、感謝の毎日を過ごさせて頂いています。南無観世音菩薩 友峰和尚より

心配された雨も午前中には上がり、午後1時半から「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催されました。開始寸前にお天気になったのは、本当に不思議としか言いようが有りません。昨年の10月22日にふれあいパーク霊苑完成法要と式典が行われ、先般には開苑一周年記念法要が工事関係者出席のもと無事に修業されました。

本日は霊苑にご縁を頂いた方々を招待してのジャズライブでしたが、本堂は満席となり、立ち見の方が出るほどでした。和尚の挨拶に引き続き、終活ミニ講座が行われた後、須藤雅彦カルテットの皆さんの演奏と神戸から参加のボーカル・末元紀子さんの素晴らしい歌声が堂内に響き渡り、約80名のお客様も大きな拍手を送っていました。演奏終了後にはアンコールの拍手が鳴りやまず盛大な演奏会となり、大変嬉しく思いました。最後に㈱ココ・プランニング 中本隆久会長が今後の霊苑の方向性などをお話しされ、無事終了しました。「笑顔になれる霊苑」を目指し、日々工夫を重ねています。来年の7月お盆月には、ふれあいパーク霊苑内でのコンサートを企画したいと願っています。本日は多くの方々に御来示頂き心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
何事もそうですが、最初から上手く描けるわけが有りません。悪戦苦闘しながら干支色紙を描いていますが、次第にそれらしくなってくる事を期待しながら頑張って描きましょう!

ジャズライブ 打ち合わせのようす
さて、明日午後1時より「宝勝寺ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催される為、本日はその準備に入りました。今回は霊苑にご縁を頂いた方々を招待する形で開催され、約80名のご参加となっています。また終活ミニ講座として「争族(あらそうぞく)をなくして笑顔かがやく相続を」と題して、柏野真吾氏がお話しされた後、「須藤雅彦カルテットwith末元紀子」の皆様によるジャズライブが行われます。

「笑顔になれる霊苑」をキャッチフレーズに、祖霊供養と共に多くの方々とのふれ合いを願っての企画でも有り、来年のお盆月には、ふれあいパーク霊苑内でのコンサートも開催したいと考えています。冠婚葬祭のすべてに於いて急速な変革の時期を迎えている現代社会、恐らくは少子高齢化社会の加速が大きな影響を与えているのだろうと思います。人生にとっての大切な節目でも有る「冠、婚、葬、祭」ついて、今いちどその重要性を感じ取って欲しいと願うばかりです。 愈々師走月に入りますが、大掃除をしながら心の掃除もして参りたいと思います。皆様、お元気にお過ごしください! 友峰和尚より



