和尚のちょっといい話
本日朝、山門前に門松を設置
大安禅寺御用達の小森庭園主・末政幸憲氏より寄贈を受けた門松を、本日寳勝寺山門前に設置しました。大安禅寺と寳勝寺に毎年寄贈して下さっており、心から感謝申し上げます。朝一番に設置に取り掛かりましたが、門松が完成した途端、いっぺんに正月気分に浸ったものでした。今年はゆずり葉の枝も末政氏が準備していて下さり、一段と立派なものとなりました。明日は注連縄や鏡餅なども真前にお供えする予定です。
風雪だった空が 門松設置中は 太陽が差し込みました
飾り用白玉砂利 末政氏が準備して下さいました
寺カフェスタッフ も 色紙描きのお手伝い
金沢市内はここに来て急に観光客の方が増え、冬休みを兼ねた旅行を楽しんでいるようでした。和尚は台所のお手伝いをしながら干支色紙描きを続行!あれもこれもの忙しさ!これも師走月特有の、毎年繰り返されている現象なのかも知れません。公的機関も今日が御用納めで、愈々今年も残り少なくなって来ましたよ。午後からはふれあいパーク霊苑職員皆様と共に茶礼をして一年の労をねぎらいましたが本当にご苦労様でした。
ふれあいパーク霊苑職員の皆様 と 須貝君 とともに
いずれの職員も県外から転勤され初めて金沢で就労された由、色々気苦労も多かった事と思いますが、素晴らしいスタッフとの出会いでした。また夕方には須貝君も帰郷の御挨拶に来てくれました。自坊では正月飾りの鏡餅搗きが行われたとか。じりじりと大晦日が迫っているようです。友峰和尚より
桂岩寺ご住職様 が 年の瀬の御挨拶に来寺下さいました
寺町一丁目の桂岩寺様が午後に来寺され、師走月最後の仏教談議で盛り上がったものでした。年明け5日の金曜日には桂岩寺様で「新春大般若祈祷法要」が厳修される為、随喜させて頂く事となっています。本日は年末挨拶に来寺された方々との応対の一日でした。この度のふれあいパーク霊苑工事で大変お世話になった㈱豊蔵組社長並びに幹部皆様には改めて感謝の意を表しました。素晴らしい土木技術で見事な霊苑の完成を見ることと成り、大変満足しています。
㈱豊蔵組の豊蔵社長様、江川部長様、香林様とともに
寳勝寺の修復は来年の10月に予定されている庫裡外壁と本堂裏外壁工事を最後に全てが完了となり、国選定寺町伝統的重要建造物としての一翼を担う事となりました。また来年からは兼務寺院、野町・少林寺の復興にも取り掛かりたいと念じています。午後からは金沢市歴史建造物整備課職員の方とも今後の修復工事について色々相談させて頂きました。寳勝寺が復興できたのも金沢市の歴史建造物保存に対する深い造詣と支援が有ればこそであったと感謝申し上げております。
寳勝寺外壁修復工事打ち合わせのようす
金沢市役所 向口様 と 木曜坐禅会の佐藤氏 が 来寺下さいました
自坊大安禅寺諸堂の全面解体修復復元工事が再来年1月より文化庁の指導のもと、約12年の歳月をかけて始まろうとしています。「艱難汝を玉とす」とは申せ、今後は大ハードな道のりが予想されるだけに和尚も日々緊張感の中にいます。金沢兼務寺院を復興していく事も、すべてが自坊の大事業を念頭に於いての試練と受け止めています。仏陀の慈悲を只管願いたいものです。友峰和尚より
寳勝寺 中庭の苔にあられ
爆弾低気圧が今夜半から北陸地方を通過するというので、風雨が強くならないうちにと車で金沢に移動したものの、北陸自動車道小松付近に差し掛かると日本海から吹きつける横なぐりの強風で車が煽られる始末。報道では風速23メートルの強風が吹いたそうです。
山門側溝の工事が行われました
江川部長から説明を受けているところ
寳勝寺到着と同時に山門通路の側溝工事の視察をしましたが、㈱豊蔵組・江川部長さんの敏速な計らいで水たまり問題が年内に解決出来、安堵しました。北陸地方の冬場は融雪水の装置が稼働するとあっという間に水浸しになってしまうので、観光客に配慮して緊急の工事となった次第です。明日から再び大雪が予想される為、早めの融雪は必須ですね。
強風のため ふれあいパーク霊苑の大吹流しを降ろしました
河原市石材 河原市社長 が 年末の御挨拶に来寺されました
年末とあって御挨拶に来寺される方々の応対をしながら、この一年を振り返って感謝の言葉と今後より一層のご厚誼をお願いしました。クリスマスが過ぎた途端、いっぺんに今年の終わりを告げる大晦日が目前に迫った感があります。大安禅寺ではこれから「除夜の鐘」の準備が始まるので尚更の事です。
現代写真スタジオ 加茂氏 が 落慶法要記念写真額を届けてくれました
側溝工事完了の最終確認中
暴風雨の中の作業 誠にありがとうございました
今年も大安禅寺御用達・小森庭園主の末政幸憲氏が寳勝寺に門松を寄贈して下さいました。明日は朝一番に山門前に設置したいと思います。本当に有り難うございました。残り少なくなった師走月、「ありがとう おかげさま」の毎日です。友峰和尚より
「メリークリスマス!」今日は内孫・永峰の誕生日ですから実に不思議な法縁を頂いたものです。おかげさまで今日で満一歳に成りました。家族、職員揃って書院でお祝いしましたが、卑山の後継者でも有り言葉にならない程の喜びを感じます。子供の頃からお誕生日は格別な日で、お正月やお盆の祭りより遥かに嬉しかった事を思い出します。母親が心を込めて作った料理や父親からのプレゼントは幾つになっても忘れられない思い出です。
和尚の生まれた当時は終戦後の社会復興期の困難な状況にあったと思うだけに、毎年欠かさず祝ってくれた両親には感謝の念で一杯です。自分が親から受けた感動は自然に次の世代へと継承され、気がつけば孫の誕生祝いをしている自分に驚きを感じています。父親が生前、サンタクロースの恰好をして我が子達にプレゼントを配っていたことがつい先日の出来事のようですが、「光陰矢の如し」とはいえ、今また同じ光景の中に自分が居る事を幸せに思います。
サンタさんのプレゼントのお礼に、孫達が一所懸命じいじ・ばあばのために歌を歌ってくれました! それは孫達からの素晴らしい贈り物でした。また夕食は息子の嫁が心づくしの料理を作ってくれ家族皆で再びお祝いすることになっています。神様仏様と共にハッピーな一日を過ごすことが出来ることを心から感謝したものです。友峰和尚より
和尚手作り 中庭の融雪装置を組み立て / 大安禅寺にて
この月の27日頃から北陸地方は冬型の爆弾低気圧が通過するとか。今日は穏やかな天候ながら、ちょっとでも油断すればたった一日で大雪となる為、午前中は融雪装置を各所に設け大雪に備えました。和尚は昭和38年と56年の北陸豪雪被害を経験しているだけに、突然の大雪の恐ろしさは嫌という程知っています。「備えあれば患いなし」とは大安禅寺のために作られたような諺です。
先日帰山した際に、裏山にある山水(やまみず)取水口を点検整備しておいたおかげで、融雪用の水が勢いよく出て「やれやれ!一安心!」と言ったところでしょうか。副住職にも現場説明をして、融雪装置の早めの準備を指示しました。この時期としては珍しく暖かい天気のお蔭でスムーズに外作業が終了出来ました。
勢いよく吹き出す融雪水 すべて山からの水を利用
石川製麺㈱ 会長様御夫妻 が 来寺されました
午前中には富山県魚津市より石川雅朗様ご夫妻が御挨拶に来寺され、お土産に石川製麺㈱特製の麺類を沢山頂きました。石川氏とは以前、「魚津市法人会特別法話」にお伺いして以来、今日まで長くご厚誼を頂いています。うどんは和尚の大好物ですが、石川製麺うどんは「もっちもち、こし一番」そして「名水つゆ」と共に大変美味しく有名な会社です。寳勝寺にも朝一番に立寄ってから大安禅寺に来られたそうで、石川会長も86歳になられたとか。「うどんを食べて元気いっぱい!」溌剌としたお姿には驚きました。
本日は遠い所ご来寺下さり本当に有り難うございました。早速、鍋焼きうどんを作って賞味したいと思います。あっという間に一日が過ぎて行きます。師走!全くに走れ~走れ~和尚さん~って感覚です。そんなに走ってどこ行くの~ピコ!友峰和尚より
暖かくて良いお天気の一日となりましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 今年もあと一週間あまりとなり、次第に気忙しくなって来ました。観光客の姿もめっきり少なくなって来た寺町界隈にあって、寺カフェ利用のお客様はゆっくりお茶を楽しんでいるようでした。
宝勝寺ふれあいパーク霊苑での御供養
和尚の法務も愈々終盤に入っており、午前も午後も法要が行われましたが、今年の締めくくりでも有るので厳粛かつ丁寧に対応させて頂きました。先日の大雪に見舞われたふれあいパーク霊苑とは正反対で、今日は雪も無く実に穏やかな供養日和となり無事に全ての法要を終了することが出来ました。
これからは、大晦日に向けて再び来年の干支色紙描きを続行する予定です。この時期はご挨拶に来寺される方も多く大変嬉しく思っています。お互いの無事を喜び合うと同時に、ついつい時を忘れての歓談が続きます。相変わらず自坊と金沢を行き来する昨今ながら、今年も健康で滞りなく法務を遂行出来たことに感謝の念で一杯になります。一にも二にも健康に気を付けながらの一年間であったように思います。「来年の話をすると鬼が笑う」という諺がひしひしと実感できる年頃となって来たようです。さてさて、怠ることなく一歩ずつ頑張って参りましょうか!友峰和尚より
傳燈寺 の 歳末大掃除
和尚手描きの戌の干支色紙を縁者の方々にせっせと毎日送付しています。届いた方々から丁寧な御礼の御葉書やメールを頂きますと俄然やる気が出て引き続き頑張って描いています。今日は久しぶりに小春日和の暖かい天気となり、職員とともに金沢市内兼務寺院の大掃除に出掛けました。
傳燈寺は地元町内会長・西川様が寺を管理をして下さっており、ご挨拶後は早速に担当場所を決めて掃除に掛かったものの、先般の大風の影響で何処も彼処も汚れていて大変時間がかかってしまいました。前々から気になっていた本堂位牌壇を掃除した後は、先住職のご供養を申し上げました。休息する間もなく野町・少林寺に向かいました。
先代住職御供養の諷経をしました
続いて、少林寺へ移動し掃除をしました
こちらは普段から先々代住職の奥様が徹底したお掃除をしているため、実に整然として綺麗で、いつも奥様の寺院管理には感心いたします。本堂掃除とガラス拭きを徹底させ午後3時過ぎに終了、引き続き寳勝寺の大掃除をしましたが、こちらも毎日徹底した掃除を心掛けているため本日はガラス拭きに専念しました。
掃除に始まり掃除に終わった今日の一日は実に気持ちの良いものでした。27日には松飾りをして、お正月を迎える準備をしたいと思っています。友峰和尚より
内孫の永峰(えいほう)がこの25日に1歳の誕生日を迎えます。25日といえばイエス・キリストの降誕を祝うクリスマスですから世界中がお祝いムード一色となります。和尚の誕生日は1カ月遅れの1月25日でこちらは初天神の日、全国的に天神様のお祭りが行われます。実は母親から聞いた話では、和尚の本当の出産予定日は12月25日だったそうで、なかなか生まれずとうとう1カ月遅れの1月25日に出産となり、それはそれはデカイ赤子で4キログラム近くあったとか? ちなみに出産場所は馬小屋では有りませんよ。そのような因縁を含んで生まれて来た孫の永峰だけに可愛さもひとしおのものが有り、25日には職員を含め家族全員でクリスマスと孫の誕生日をお祝いしたいと思います。禅寺でクリスマス!ってちょっと不思議で違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、和尚の子供の頃からの伝統的祝事習慣に加えてこの度は孫の誕生日という事ですからガッテンです。
さて今日は終日、大晦日に備えて買い出しに出掛けました。平日にもかかわらずどのスーパーもホームセンターも事務用品屋さんも満員御礼状態で否応なく年の瀬を感じました。買い物が大の苦手の和尚ながら、大晦日支度の買い物となるとなんだか嬉しく感じたものでした。沢山の御正月飾り物を手にしながら気持ちは爽やかそのものでした。まもなく大晦日を迎えますが皆様のお幸せを念じたいと思います。友峰和尚より
日頃よく使う言葉に「元気」「根気」「やる気」など「気」ほど人生にとって大切なものは有りません。どのような場面でも「気」が重要視され、例えば「気を遣う」「気配り上手」「気品がある」等々、挙げればきりが無い程よく使われています。要するに人生を楽しく元気に過ごしていく為に欠かせないのが「気を高める事」であり、その一番の近道が「坐禅」だと言っても過言でないと思います。日々の「調身、調息、調心」の鍛錬がより良いご縁を生み出していくのではないかと確信しています。
野町 少林寺霊苑にて
今日の午前中には野町・少林寺でお檀家の新墓開眼供養の儀が行われましたが、終日曇天であったにもかかわらず不思議なことに諷経の最中には突如太陽光が雲間から煌煌と差し込み、無事に供養を終えたものでした。このような現象も良きご縁の現れと感じ取ったものでした。和尚の気持ちと祖霊の霊気とが合体したのかも知れませんね。
そう言えば大本山妙心寺専門道場は天下一厳しい修行で名高いわけですが、寺院に一歩足を踏み入れるとその空気がピンと張りつめていて針で刺されるかのような空気を感じます。外界とはまるで全く別の空気が流れているような感じです。また寳勝寺・寺カフェの空気は温かみのある癒しの空気が漂っています。同じ地球上の空気であっても、そこに住む方々によって空気が新たに作られている事が分かります。「気楽に気さくに気分よく」、心して一日一日を爽やかに過ごして参りたいものですね。さて和尚の空気読めましたでしょうか? 友峰和尚より
京都から来寺された 松栄堂さんと お香談義
㈱豊蔵組 江川部長様が 御挨拶 に 来寺下さいました
今年もじりじりと大晦日に近づいて来ましたよ! 皆様、お元気にお過ごしでしょうか? 嗚呼、もう一年過ぎたのか・・なんて大きくため息をついておられる御方はおられませんか? まさにこの世は無常の世界ゆえ待った無しなんです。だからこその精進努力が求められているのだろうと思います。今年一年を振り返って大きなニュースとなった事件事故や大いに活躍したスポーツ、芸能・音楽・文化界での話題がクローズアップされていますが、以前として日本大相撲協会の出来事だけは解決までには程遠いようです。しかしながら日馬富士の暴行事件から始まった貴乃花親方の異議行動は、日本の国技である「大相撲」に対する武士道と横綱としてのプライドが問題の根底に潜むだけに、しっかりとした解決を望みたいと願っています。言い換えれば「相撲ショーを選ぶか相撲道を選ぶか」だと思います。日本社会におけるこれまでの歴史を見ても、日本独自の武士道精神が問われているようです。
午前十一時 小浜の常高寺様御一行様とともに
近年では大手企業に於いても「商道精神」が希薄になって来たように感じられます。日本の相撲道に於ける横綱が「神様」と呼ばれるなら尚更の事、貴乃花親方にはしっかり頑張って問題を解決に導いて頂きたいと思いますし、和尚も武道を志した者の一人として大いに期待しています。
さて我々は仏道精神をモットーに精進して布教活動に専心していきたいと念じています。今日は福井県小浜市より、妙心寺派常高寺様ご夫妻と仏教会の方々が視察の為、来寺されました。寺カフェは火曜日で休業でしたが、皆様とはゆっくり歓談することが出来ました。遠いところをご来寺下さり、心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より