和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2704話 】
2021年 01月 11日 談

ふれあいパーク霊苑 スタッフによる除雪作業が行われています

雪の降らない地域の皆様には想像すらつかないと思います。むしろ綺麗だな!雪を見てみたいわ!なんて思うかも? ニュースなどで2メートルほど積もった大雪の映像を見ても現場の非常事態はなかなか伝わりにくく、高速道路での車の立ち往生もしかりで何が故にそのような事態が発生するのか! 初めからわかっている事ではないか!とむしろ批判的に捉えられる方も居られるかも知れません。

午後より寳勝寺本堂にて 年忌法要を致しました

豪雪にかかわらず、大水害や強風被害などもやはり現場で経験しなければその恐ろしさや困難さは理解できないのが世の中なのかもしれません。昨晩も副住職からの緊急連絡で、深夜に水道管が破裂したとの事。止水するにも約2メートルの積雪を取り除かなければならず、まして雪の降りしきる深夜の作業はかなりの危険を伴います。

地球環境の変化がもたらす多くの災害やウイルス感染は、地球規模で協力と助け合いが求められていると思うものです。北陸自動車道での約1500台にも及ぶ立ち往生の中で、自衛隊の救援活動を始め多くの方々の善意で食料や燃料が配られる報道を見聞きし、日本社会の助け合い精神の重要さをしみじみ感じる今日です。さて、豪雪も中休みのようでほっとしています。次の寒波に備え油断しないよう引き続き準備したいと思います。頑張れ日本!負けるな和尚! 友峰和尚より

桂岩寺ご住職 が 除雪作業にご加担くださいました

友峰和尚のちょっといい話 【 第2703話 】
2021年 01月 10日 談

雪の回廊となった 早朝の寳勝寺玄関

もう何も言えねえ!! 覚悟はしていたものの、一夜明ければものすごい雪!雪!雪! 早朝4時に起床して暫く体をほぐしてから、4時半に除雪開始! 降りしきる雪の中での作業は実に過酷でおまけに本堂屋根からの落雪も加わり、どこから始めようかと戸惑うばかり。

まだ暗いうちから せっせと除雪作業

燃料のガソリンが少なくなり、明日のことも考えて途中で除雪を中断する始末。心配になって自坊に連絡を取ったところ、大安禅寺周辺は約2メートル近い大雪でまったく身動きが取れないとの副住職からの報告。平成30年2月の北陸豪雪に匹敵するほどで、ニュースでは北陸自動車道路で1000台近い車が立ち往生との事でした。

ふれあいパーク霊苑へ続く通路

金沢市内は午後には晴れ間の見える天気となり、日曜日と重なってどの家も雪かきに懸命でした。午前中には満中陰忌法要が営まれましたが、除雪機のおかげで玄関入口まではどうにか通路を確保でき、無事に修業出来安堵しました。大雪の峠は過ぎたようですが、次の寒波に備え明日もまた除雪の一日となりそうです。さてラインには豪雪お見舞メールが届いていました。お気遣いを頂き心から感謝申し上げます。最早ギブアップ寸前の和尚です。 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2702話 】
2021年 01月 09日 談

降りやまぬ雪の中

雪、雪、雪の北陸地方! 平成30年の北陸豪雪を思い起こさせるような大雪となっています。休息日を返上して本日も早朝より寳勝寺・少林寺の除雪に当たりましたが、降り止まぬ雪の中での作業は実に惨いものです。

今日も早朝から除雪作業 / 寳勝寺にて

和尚は昭和38年、56年そして平成30年の豪雪とこれまでに3度の経験がありますが、今年もそれに準ずるほどの大雪となっています。降雪の本番はこれからですから先が思いやられます。除雪中に自坊が気になり新命和尚にラインで連絡したところ、大安禅寺は約1メートルほどの積雪があり朝からずっと除雪中との事。現場写真を送信して来ましたが、金沢の倍以上で「我れ雪と闘えり、今まさしく孤軍奮闘中!」との連絡がありました。

朝・昼・晩と 除雪機がフル稼働しています

さて三重県鈴鹿市の龍源寺ご住職より豪雪お見舞いのメールを頂き心から感謝申し上げます。お見舞いの言葉を頂き、俄然元気が出ましたよ!本当にありがとう! 負けてたまるか!73歳の底力を見よ!なみなみ(73)ならぬ神通力よ!俺がやらねば誰がやる!今やらねばいつ出来る!頑張ります!「年寄りの冷や水」にならねば良いが? 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2701話 】
2021年 01月 08日 談

早朝から 除雪作業 / 少林寺にて

明けてびっくり雪の山! 昨日は台風並みの豪風雪に翻弄され、一夜明ければ今度は大雪の始末。早朝より除雪機を使ってさっそく作業開始!寳勝寺を先に済ませ少林寺に向かいましたが、道路はアイスバーンのようにカチカチに凍りつき、滑って転ぶのを防ぎながら除雪機を操縦するのも至難の業。少林寺に到着する頃には横殴りの風雪が容赦なく体を叩きつける中での作業となりましたが、その後は幸いに晴れたり曇ったりで凡そ4時間ほどで無事に終了出来ました。 明日もまた第2波の猛烈な寒波が通過するそうですから油断は出来ません。

次の降雪に備えて 全面を丁寧に除雪しました

この時期は天気予報の雨雲レーダーと対峙する毎日ですが、関東地方や関西地方の連日の快晴マークを見るにつけ恨めしくなります。されども新潟、東北、北海道地方の豪雪状況と比べれば弱音など吐いている場合では無いようです。

平成30年北陸豪雪の後に満を持して購入した小型除雪機が今回は威力を発揮し、「鬼に金棒 雪には除雪機」といったところです。それにしても除雪機機能の進化には驚きます。女性でも簡単に操作出来るほどの優れものとなっています。大安禅寺で保有する今から約30年前の除雪機が如何に過去の物かを思い知らされますが、それでも約30年間、福井の豪雪時には大活躍しました。

寳勝寺にて

髙倉さんが 融雪パイプと除雪機のメンテナンスをしてくれました

時代の移り変わりと共に何もかもが進化していく現代社会のようです。「和尚‼ お疲れさまでした!」と言う声が風雪の中にかすかに聞こえたのは気のせいだったのでしょうか? 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2700話 】
2021年 01月 07日 談

右へ左へ大揺れの竹 / 寳勝寺境内にて

明日にも再び大寒波が襲来するとの気象庁の予報で大変心配されますが 、今日の金沢市内も瞬間風速28メートルという台風並みの強風が吹き荒れ、終日消防車や救急車のサイレンが鳴りやまない状況でした。

幸いに昨日山門幕や国旗などすべて片付けておいたので事なきを得ましたが、さっそく少林寺奥様から緊急電話が入り、井戸の蓋が吹き飛ばされ山門の扉が危ないとの連絡を受け直ぐに参じました。もはや歩くことも儘ならないほどで、みぞれ交じりの強風が横殴りに吹き付ける中で命からがらの作業となりました。

年頭のご挨拶 / 桂岩寺ご住職とともに

大安禅寺の風雪状況も気になり妻に安否を問いましたが無事との返事に一安心。強風でコロナウイルスが一掃されれば願ってもない事なのですが、それとは反対に感染拡大が今なお続いています。「窮して変じ 変じて通づ」の禅語の如くに、感染防止対策として大きな政策転換が求められているように感じます。感染予防の為の良いアイデアとアクションがないものか日々思案する今日この頃です。友峰和尚より

「 雪月花 」 大安友峰 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第2699話 】
2021年 01月 06日 談

年頭のご挨拶 ㈱豊蔵組様とともに

「禍を転じて福となす(わざわいてんじてふくとなす)」という諺があるように、「コロナウイルス」発症の問題も少なからず人類に今問いかけている一つの試練でもあると思います。近年、地球環境に関する色々な問題が多発する中でのコロナウイルス発症で、例えばオゾン層の破壊、PM2.5、放射能汚染、鳥インフルエンザ、豚コレラ、海洋汚染等々、まだまだ他にも沢山有ります。21世紀は人類の危機の時代と叫ばれて久しいわけですが、どの分野も人間自身が生み出した物質からの影響を受けているものと思われます。

鹿島建設㈱の南部氏とともに

この度のコロナウイルス感染拡大は局地的な問題ではなく地球規模での問題提起故に、全人類が知恵を結集し深い反省に立って「全集中」で国家間が協力することが、問題解決の道筋を見つけることになると思うものです。

霊苑管理事務所スタッフの皆さんと 新年の総茶礼

この鬼滅の刃の「全集中」という言葉も偶然ではなく、映画が大ヒットするのも日本国民へコロナ感染拡大を防ぐ為のメッセージでもあり、「家族の大切さ」を映画のテーマにしているのもうなずける話です。世の中に「偶然」は無く「必然的」に問題の糸口となるヒントを与えてくれています。要はそのメッセージを人々が純粋に、自分自身の事として受け取れることが出来るかどうかが試されているように思います。

お茶の作法について お話ししているところです

さて本日も年賀のご挨拶に御来寺下さり心より感謝申し上げます。午前中には満中陰忌法要が厳修されましたが、「生死(しょうじ)」の問題解決こそ仏教の原点であると思うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2698話 】
2021年 01月 05日 談

「 一円相 団子かな 」 渓仙 書

ストレスの解消方法は人それぞれに日々工夫されているかと思いますが、一日じゅう家の中に引きこもっていると運動不足による体や関節の痛みを始め、視覚や聴覚や味覚などが多少なりとも影響を受け食欲不振に繋がっていくような気がします。

寺カフェの 干支飾り

一日のどこかでストレッチ体操やスクワットなどした後、お風呂に入るのも良いかと思います。やはり運動不足がすべての感覚を減退させていくように思うもので、感染防止のため一段と外出が困難になっていく現況に於いては急務となって来ています。

和尚のストレス解消方法としては好きな音楽を聴き、室内自転車で負荷を掛けずに約10分程度運動するように心がけています。寒さもストレスの敵だそうで、特に加齢と共に冷え性が激しくなり、普段より部屋を暖めて手足を冷やさないようにしています。

「 福寿 」 渓仙

もはやコロナウイルスの収束を簡単には見込めない今、あらゆる工夫をしてストレス解消を図りたいと願う毎日です。なんとも情けない話なのですが「元気和尚のイメージ保持」の為には体のメンテナンスが日課ともなっています。ピコ!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2697話 】
2021年 01月 04日 談

「 福寿圓満 」  大安友峰 書

お檀家様の年頭のお参りに出かけましたが、いつもは大変混雑している道路も比較的空いており、予定より早く到着することが出来たものです。お正月も早や4日となり、気持ちを切り替え午前中には依頼されていたお檀家様の新年御先祖供養と御祈祷を修業し、合わせてコロナウイルス退散祈祷をして法務活動を開始しました。

寳勝寺檀信徒 新年御先祖供養並びにご祈祷を修業致しました

祈祷太鼓を打ち鳴らし 新年祈祷

本多町・瑞光寺にも出向きましたが、年始の大雪が心配されたものの今のところ小康状態でホットしています。いつもの年始とはずいぶんと違ったリズムを感じ、コロナ禍のなか常に感染予防に気を配りながらの毎日ですが、無事に新年を迎えることが出来たことに感謝感謝です。

さて年賀状を拝読しましたが、皆様の「無事」が確認出来て心から安堵致しました。電子社会にあっても年賀状はやはりお正月のシンボルだと強く思うものです。お正月気分から徐々にペースを戻しながら、令和3年の新しい出発です!友峰和尚より

「 歩々 清風を起こす 」 渓仙 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第2696話 】
2021年 01月 03日 談

お正月も3日を迎え、北陸地方は時折お陽様が差す穏やかな日和となりました。次の寒波襲来に備え朝から残雪の融雪に当たりましたが、昨年とは雰囲気の全く異なった新年となりました。

寳勝寺檀信徒総代 須貝外喜夫家のご先祖供養並びに新年祈祷を修業しました

コロナ禍の中で迎えた新年ですが、寺カフェは全面休業し例年賑わった観光客の人影もなく、実に静寂に包まれた寺町界隈となっています。誰もが口にするのは、久しぶりに家族だけのゆっくりとした団欒のお正月を過ごすことが出来ました、と。

新年のご挨拶と和合の茶礼です / 須貝家の皆様とともに

ウイルス感染の問題は世界の人類に対し、「生きるとは何ぞや」「家族とは何ぞや」「仕事とは何ぞや」「国とは何ぞや」そして「ウイルスとは何ぞや」と、多くの問題を提起しています。

令和3年 新年の御参詣を賜り 誠にありがとうございました

午後より 高倉家の新年御祈祷を修業致しました

県外にお住まいの御子息夫妻と御家族が リモート列席されました

音響機材を用い、読経の声が堂内に響き渡ります

御祈祷終了後、画面を通して皆様と新年のご挨拶

2005年に愛知県で開催された日本万国博覧会「愛・地球博」のテーマが「自然の叡智」で地球の環境問題を提起していましたが、 地球環境問題に対する意識改革を訴えるテーマ館が多く見受けられました。 新型コロナウイルスの正体も今だ感染源が明らかにされず、ウイズコロナの今後、人類の叡智を結集して「自然の摂理」をヒントに一刻も早い収束を願うものです。

御祈祷終了後 新年のご挨拶を致しました

本年も どうぞ宜しくお願い申し上げます

さて今日より法務初めで、午前午後とも新年の家内安全・健康安心の御祈祷を修業しましたが、今年は初めてオンラインでの読経となりました。なるほど!すでに「人類の叡智」が生かされ始めています。感染予防の為に今後もオンラインを通して各種御祈祷を実行していきたいと思っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2695話 】
2021年 01月 02日 談

お正月2日を迎え、皆様にはお健やかにお過ごしの事と思います。ニュースでは多くの方がコロナウイルスに感染され、新年早々治療のために隔離生活を余儀なくされているそうですが、その患者さんの治療の為に、お正月休息を返上して最前線で頑張っておられる多くの医師と看護師そして病院関係者の方々に心から感謝と敬意を表しますとともに、感染者皆様のご回復を願っております。

今年1年間の法話のテーマを「丑年」にならい「歩々清風を起こす」としましたが、この禅語の意味は深く仏法の真理を表す言葉でもあると思います。まずは三密を避け、ソーシャルディスタンスをとって常にしっかりと消毒を履行すれば、少なからず感染から自他を守ることになると思います。人生の主人公はあくまで自分自身ですから、コロナウイルス感染予防に徹することが延いては一刻も早く収束させる為の近道かと思うものです。

  「アートサクレ芸術祭」事前発表会墨蹟大書 動画 / 撮影:川面範成氏

「歩々清風を起こす」の真意は無心無碍なる心境とその行為で有り、新年にあたり「魂」の一字の念力を持ってコロナウイルス退散を願いたいと思います。友峰和尚より

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