寶勝寺日誌
昨日までの雨が上がり、肌寒い快晴の朝を迎えております。本日は午前9時より、本堂に沢山のブルーシートが運び込まれ、各所の保護が進められています。
この度は屋根の修復工事ということで、相当のホコリやススが落ちてくることが予想されます…。昨年末の第1期工事で塗り直された白壁も、すべて防護されました。
寺内の様子を見に来られた、瓦屋さん。「大変だな~…」とひと言。
昨年の工事初期の事が思い出され、いよいよ屋根修復が始まることを実感致しました。明日は、寺内では引き続き防護の為の作業が続けら、また足場を組む職人さんが来られるとのこと。慌ただしくなって参りました。
12日間のニューヨークでの行程を終え、宝勝寺に帰ってまいりました。出発前、つぼみだった小菊の花が見事に開ききり、日本がすでに秋から冬に移り変わっていることを感じます。
宝勝寺の外観も、大きく変化しています。昨、10月20日頃より、第2期本堂修復工事が始まりました。このたびは屋根の修復ということで、本堂がすっぽりと足場で囲われています。
ご本尊様に、「サラ・ローレンス大学個展」円成のご報告と御礼のお参りを致しました。御内陣は、工事に向けてすでに埃除けのビニールをかけています。
お寺の内部も、ニューヨークに発つ前から片付けを済ませ、工事に向けて準備を整えています。今後、年明け頃までは寺カフェもお休みし、本堂屋根修復ならびに式台工事が行われることになっています。
工事経過について、この「宝勝寺日誌」で詳細にご報告させていただきますので、ぜひご覧になって下さい。
「サラ・ローレンス大学個展」もあと2日となり、今日は、「住職と学生との懇談会」と「坐禅会」が開催されました。
個展会場を教室に、日本語を学んでいる大学3年生8名の皆様が、住職との親交を深められました。野口先生、奥様と加賀様、好さんにも御参加いただき、日本文化のことや女性の社会進出のこと、将来の目標など、あらゆるテーマについて語り合いました。
この一週間、何度も会場に来てくれ、通訳や案内ガイドをしてくれたメレディスさん(愛称:メリさん)です。日本が大好きで、かばんには「千と千尋の神隠し」のキャラクターの大きなキーホルダーをつけていました。最新の日本の流行事情にとても詳しく、陽気で明るい女の子です!
住職ともすっかり打ち解けています。
日本語クラスの先生からの差し入れ・稲荷ずし。久々の日本食に一同大感激。
午前の懇談会を終え、グリフィス教授と学生食堂に向かう住職。日本の人気ドラマの撮影にも使われたという立派な藤棚の下を通って行きます。
こちらに来てからは催事の準備に忙しく、ゆっくりお話しも出来なかったグリフィス教授と住職。快晴のもと、今日は久しく歓談されていました。
こちらは、副学長様の秘書室。初日の招待パーティを出張で欠席されていた為、お土産を持ってご挨拶に。しかし会議でご不在とのこと。のちほど、副学長様が会場へお越しくださることになりました。
個展会場にて、副学長様とご挨拶。副学長様は禅に大変関心があり、ご本人は仏教を信仰されているそうです。
お土産にと日本から持参した品々に、副学長様はたいへん感激されて「クリスマスみたい!」と喜んでおられました!
リクエストに応え、副学長様の好きなお言葉を揮毫される住職。
言葉は、「-円相- 無一物中無尽蔵」です。
住職が揮毫される様子をじっと見つめ、満面笑顔の副学長さま
午後には、集まってきた学生との交流の場が持たれました。皆さん、禅の教えや「無心」、「空」という言葉にとても興味を持っています。住職は、グリフィス教授との縁から今回の個展までの歴史をお話しされ、「一つの願いに対して諦めずにベストを尽くせば、必ず叶う」ということ。また、以前大安禅寺の境内でイノシシが掘った場所から埋蔵銭が出てきたエピソードを紹介し、「思いやりの心、報恩の心が、思いがけず良い結果を導く」こと。
また、禅語の「空」や「無」は、単に空っぽとか何も無いというだけの意味ではなく、「empty(空)とは、いつもスタンバイしているということ」「無とは、なにも無いところにいっぱいの思いやりを持っていること」とお話しされました。グリフィス教授が丁寧に通訳され、「生徒たちにとって本当に意義深い時間になった。素晴らしい話を聞かせることが出来た。」と言われていました。
お経を唱えられているところ
皆さん、真剣です。
夕方6時からは、最後の坐禅会が行われ、会場には定員いっぱいの学生やNY市民が集まりました。静かな秋風が吹き抜け、大安禅寺から持参された「萬松の香」の芳香が漂うメディテーションルーム。普段から坐禅をされている参加者も多く、後方で見ていても、全員が瞑想とリラックスの波動を発してるのが感じられるほど本格的な坐禅会となりました。
最終日を前に、このたびの個展の意義を感じられる一日となりました今日です。明日は最後の墨蹟パフォーマンスとなります。無事円成できるよう、頑張ってまいります!
10月25日(土)、日本時間の26日(日)の「サラ・ローレンス大学個展」のようすです。
写真にてご覧ください!
~いけばなデモンストレーションのようす~
~お茶会のようす~
【墨蹟デモンストレーションのようす】
【坐禅会のようす】
大変ハードな一日でしたが、たくさんの学生やニューヨーク市民が参加くださり、とても充実した一日となりました。詳細は、総集編にて詳しくご紹介させていただきます!
「サラ・ローレンス個展」第2日目の今日も、催事が目白押しで朝から東奔西走しています。住職は「書道体験教室」と「坐禅会」、野口先生はじめ社中の皆様は、学生や大学関係者向けのお茶会が開催され、分刻み行動の一日となりました。日程終了後の夜には、初めてニューヨークの中心部に向かいました。
夜は、ほんのつかの間の休息時間。ほっとひと息、では無く、世界の中心、タイムズスクエアで大刺激を受けています!
今晩は、全員でブロードウェイショー「オペラ座の怪人」を鑑賞致しました。
第1グループ帰国を前に、野口社中の皆様がホテルのロビーで記念撮影。ブロードウェイから帰った深夜12時の記念撮影です!
これから週末に向けてメインイベントを迎える前の、リフレッシュとなりました。引き続き頑張ってまいります!
いよいよ始まりました、「サラ・ローレンス大学個展」です! 初日の朝から次々と催事がありました。写真を中心にご紹介させて頂きます!
【午前10時:日本語教室3年生の書道教室 講師:住職】
半紙に、自分の好きな言葉を練習した後、白い色紙に清書をしました。学生の皆様の好きな言葉は、「永遠」、「道理」、「雨」、「書く」、「森」、「世界」など、住職がひとりひとりを添削し、背中の姿勢や、とめ・はね・はらいのこと、自分の心を表現する気持ちで、丁寧に書くことなどを説明されると、学生の皆様はまたたく間に上達し、筆の感覚を楽しんでおられるようすでした。色紙には、自分の名前と日付をサインし、今日の記念の品となりました。
【午前11時30分:いけばなデモンストレーション 講師:野口先生】
通訳の方をとおし、日本のいけばなについて説明される野口先生。
デモンストレーション作品
【ひきつづき”いけばなワークショップ”】
外国人の皆様の、目が輝いて楽しそうな表情が印象的でした。
なかでも印象的だったのが、終了後も自作のいけばなの前に立ち尽くし、なかなか帰ろうとしなかったこちらの女性。野口先生がお声をかけられると、あまりの感動的体験に涙くんで動けなくなっていたとのこと。本当にぽろぽろと泣いておられ、胸が熱くなりました。
心温まる時間でした・・・
ワークショップ終了後、遅い昼食となりました。御着物で学生食堂へ向かわれる野口先生と社中の皆様
これぞ日米友好です!
お食事後には、終日お着物姿で過ごされる皆様のためにとグリフィス教授がご用意くださった、歴史あるゲストハウスへ伺いました。
【午後4時:学長様、VIPの皆様を招いてのお茶席】
お煎茶について説明されている野口先生。参列されているのは、カレン・ローレンス大学長と、個展会場となっている図書館長、学部長、日本語の先生など、錚々たる皆様です。お茶会は、ご参列の皆様もお席を見ていた者も一同が息をのむ緊張の時間でした。詳細は改めてご報告させていただきま
す・・・。
お茶会の後には、交流会が行われました。おいしいフルーツやチーズ、ドリンクをご用意くださり、サラ・ローレンス大学の教授の皆様や学生の皆さんが次々と来場され、ご招待の夕食会の前のリラックスタイムとなりました。
説明書を読みながら熱心に書を鑑賞されている女性は、グリフィス教授の友人の儒教学の教授だそうです。
グリフィス教授が、住職にご紹介されておられました。
今回、作品のひとつひとつには、グリフィス教授が作成された、上の画像のような英訳解説書が添えられています。約40点近くある作品の禅語の専門的意味、住職のサインの意味や関防(かんぼう・作品左上の印)、落款(らっかん・サイン下の印)に彫られている言葉まで詳細に記載されており、丁寧な説明を皆様じっくりと読んでおられます。
【学長様からのご招待を賜り、夕食パーティへ / プレジデントハウスにて】
夕方6時半過ぎ、学長様の御邸宅にて。本日のパーティに参列される皆様とともに、レセプションを前にワインでリラックス…
カレン・ローレンス大学長と歓談される住職と奥様です。
懇親会が始まり、まず、学長様から歓迎のご挨拶を賜りました。「ウエルカム、オショウサン、ケイコタカハシサン、ノグチセンセイ。」と、日本語を交えてのスピーチをされました。後には皆さんにも大変気さくに話しかけてくださり、穏やかで優しいお声の学長様です。
つづいて、住職が、英語でスピーチをされました。素晴らしい大学で個展をさせていただいたことの御礼や、この個展期間中に禅や日本文化を伝えていきたいということ、また、長年に渡り親交を深め、今回の個展開催にとても尽力してくださったグリフィス教授への御礼を述べられました。
各テーブルには、こちらの参加者と、大学の教授の方、日本語の先生、日本語を勉強している学生が交互に着席し懇親を深めました。
会場となっているお部屋は、学生はもちろん大学関係者もほとんど入れないという貴賓室だそうで、1921年頃に建設されたそうです。
お隣の席の大学教授より、今後華道や茶道のような日本文化を若い世代にどのように継承していくか?というご質問があり、説明されている松原さま。野口先生が、保育園や公民館などで子供を対象とした教室を開催していることをお話しされ、教授もとても納得されているようでした。
熱心にお話しされている学長様、グリフィス教授と住職。
デザートタイムには、野口先生と社中の皆様からの、歌と踊りのプレゼントがございました! 住職も参加され、音楽に合わせて「故郷」と「赤とんぼ」をしっとりと歌われました。そして・・・
歌のあとには、民謡「丸岡音頭」に合わせて、踊りを御披露くださいました! 思いがけないプレゼントに学長様はじめ皆様も大変喜ばれ、一気に会場がなごみ、笑顔と手拍子で踊りに参加されていました。
飛び入りで参加して下さった方も!
どんどん続いていく「丸岡おどり」に合わせ、会場を3周、4周と練り踊られる皆様。会場からは大きな笑声も起こり、大いに盛り上がりました!
野口先生、御社中の皆様、本当にありがとうございました!
最後に、同席の男性に手ぬぐいをプレゼントされた辻川さま。こちらは中国歴史専門の教授で、夏目漱石の「こころ」や黒澤明の映画、盆栽を育てるのが好きだと話しておられました。ねずみ小僧姿?を大変喜ばれ、何枚も写真を撮っておられました!
本当に楽しく和やかな夕食会となり、一同皆様感激してホテルへと戻りました。素晴らしい御席を設けて下さった上、帰りの際には一人ひとりにお土産をご用意してくださいました。
サラ・ローレンス大学のフラッグとTシャツ、エコバックとマグカップです。大学の一員として認められたかのようです!?
明日、第2日目は、場所を移しての古い歴史ある音楽室でのお茶会や、書道教室、坐禅会が予定されています。
長きに渡った「サラ・ローレンス大学個展」の準備、その最終日の今日です。朝10時の開始とともに、野口先生と社中の皆様による生け込みが始まりました。今日も全員全力の会場設営。時間と疲労との闘いですが、一日は黙々と進んでいきました。
酒井む津子 様
姉崎志乃 様
松原京子 様
丸子信子 様
中出裕美子 様
辻川清美 様
興味深そうに会場内を見つめるサラ・ローレンス大学の学生や事務局の方々からは、「ワンダフル!」「アメージング!」という言葉が飛び交っています。
(撮影:北島聖子 様)
渡米から3日目が、もっとも時差ボケに悩まされる日だと聞いていました。全身の倦怠感に疲労困憊ですが、緊張感のなかにも笑顔の絶えない準備のようすです。
斎藤久美子 様 (撮影:北島聖子 様)
参加者の皆様から絶大な信頼を寄せられている、ジン 様 です。(撮影:北島聖子 様)
掛軸のプロフェッショナル、斎藤公一 様です。(撮影:北島聖子 様)
こちらでは、明日の夕方4時から催される学長様はじめVIPの皆様を招いてのお茶会のテーブル準備が進められています。
今日も大工さんが来て下さり、越前和紙のタペストリーをセッティングしてくださいました。
墨蹟パフォーマンスに使う、墨除けの衝立を作成中です
住職はいよいよ筆をとられ、すいはつに「雪月花」と揮毫されました。本日サポートに来て下さった大工さんは墨書に大変興味があるとのことで、住職の所作をじっとご覧になっていました。
落款(印)を捺されているところです
揮毫されたばかりのすいはつに、野口先生がお花を活けてくださっています。
皆様からのお菓子や飲み物の差し入れが、体を癒してくれます・・・。
サラ・ローレンス大学には日本語のクラスがあり、長く日本語を勉強している学生もたくさんいるそうです。早速に個展会場を訪ねてこられた学生さんと交流されている住職。
「魂は、ソウル。」「夢は、ドリーム。」と、お話されている様子です。学生の男性は「夢」や「無」などの漢字が読めるようで、住職の説明を熱心に聞いておられました。
生け込みの合間には、明日11時半の「いけばなデモンストレーション」および「いけばなワークショップ」の準備も行われていました。予約チケットはすでに完売、受講生のお花の選別をされています。
ひきつづき、デモンストレーションとワークショップの会場を準備されています。サラ・ローレンス大学個展では、「墨蹟個展・華展会場」「お茶会会場」「デモンストレーション会場」「墨蹟パフォーマンス会場」とそれぞれ4つの場所に分かれており、ダイナミックながらも大きなキャンパス内を、御道具や花材を運んで移動するのは大変な重労働です。野口社中の皆様のチームワークと精神力に導かれて、大詰めの準備が進んでいます。
文房流晴心会の息吹を吹き込まれた、ニューヨークの花々。いけばな作品は、開催とともにご紹介させていただきます!
仕事の合間をぬって会場に来て下さったグリフィス教授。最終打ち合わせをされているところです。
夕方過ぎ、いよいよ御煎茶道具の設えが始まりました。この美しい設えにニューヨークの皆様がどう反応されるのか、誇りを持って日本文化発信の時間を体験できることを、本当にかけがえなく有難く思います。
いよいよ明日から、「サラ・ローレンス大学個展」が始まります。初日から、「書道体験教室」「いけばなデモンストレーション」「いけばなワークショップ」「学長様とVIPを招いてのお茶会」「夕食懇親会」と、重要な催事が目白押しとなっています。引き続き気を引き締めて参ります!
サラ・ローレンス大学個展準備初日の今朝はまず、グリフィス教授が大学の構内を案内して下さいました。ひとつの町のような広大な敷地に、何十もの古いお屋敷や洋館が立ち並び、圧倒されるほど美しい景観が備わった、文化と芸術の大学です。
映画の中に出てくるようなお屋敷のいくつかは、約500年前に建てられたものだそうで、階段の手すりや調度品など上品で且つどっしりと落ち着いた雰囲気は、大安禅寺や宝勝寺から受けるインスピレーションによく似ていました。
学長様のお家「プレジデントハウス」の前にて、グリフィス教授からご説明を頂いています。22日に予定されている学長様はじめ大学関係者の方々との夕食懇親会は、このお屋敷に御招待くださるそうで、皆様いっそう緊張されている様子でした。
お茶会の会場候補としてご案内頂いた歴史ある音楽室にて、酒井む津子先生がピアノを御披露下さっているところです。表具師の斎藤公一氏が、いつも沢山写真を撮って下さっています!
また大学には、いたるところにガーデニングや鉢植えが施されており、生き生きと咲き誇っています。品種も日本とあまり変わらず、下野(しもつけ)や擬宝珠、藪蘭、さるすべり、薄などが多く育てられていました。
お花を観賞される野口先生とお社中の皆様
構内には落葉樹が植えられ、足元にはコロコロとたくさんの栗が・・・
それを求めてでしょうか? 茶色や黒、縞模様のたくさんのリスが跳ね、近づいてきます
墨蹟パフォーマンスの会場となる場所も見せて頂きました。上からも下からも観覧できる、とても良い会場です。
出入り口のイベント告知欄には、個展のチラシが貼られていました!
学生食堂にて昼食。期間中は自由に利用させていただけるという、有難いご配慮を頂いています。
サラ・ローレンス大学創建者ご夫妻の肖像画。
グリフィス教授は、いつもこのシアタールームで授業をされているそうです。
大学からグリフィス教授に貸与されている一軒家の事務所。まるでレストランのような建物です。
午後からは、本格的準備がスタートしました。野口先生がマンハッタンの花木市場へ花木の買いつけに行かれている間にも、個展会場、お茶会会場などに分かれて着々と設営が行われました。
いけばな体験用の陶器とオアシス
越前市の長田製紙所・長田和也さまが今回特別に漉かれ、アメリカまで送って下さった「越前和紙のタペストリー」を準備されている野口先生。長田さまが同封して下さった直筆の説明書に従って和紙の先端に竿を通し、天井から吊るすタペストリーにされています。
個展初日には、この会場にて学長様と大学関係者を招いてのお茶会が予定されています。お茶席の場所、作品の場所、タペストリーの場所について、野口先生と姉崎志乃さま、住職が何度も構想を話し合われ、位置を決めておられました。素晴らしい和紙作品の登場で、会場に新たな光が差し込んできたようです!
住職、奥様、野口先生はじめ御社中の皆様、加賀容子さま、加賀好さま、斎藤公一さま、皆々様が力を合わせて準備初日を乗り切りました。気がついたときにはすでに午後6時を回っており、あまりの時間の早さにいかに夢中だったかを感じました。初日の目標段階はクリアできたようで、まずは良い出だしとなっています! 夕食後は・・・、
グリフィス教授と仁さんが、近くの大型マーケットへ連れて行ってくださいました。大学内の景色とは一変して、アメリカに来たことを直に感じた瞬間でした。
疲れを吹き飛ばす元気な陳列です!
沢山のドライフルーツやシリアル、コーンフレークが量り売りに
皆様思い思いに、食材や日用品などをお買い物されていました。 店員さんは大変親切でおおらか、楽しい夜のお買い物のひとときとなりました。明日はいよいよお花の生け込みと、作品の最終セッティングとなります。ひきつづき頑張ってまいります。
いよいよ「サラ・ローレンス大学個展」出発日となりました10月19日の朝です。午前10時、住職・奥様、野口美智子先生と野口社中の皆様、参加者の皆様、総勢17名が小松空港に集合いたしました。
小松空港では、文房流晴心会野口社中の黒川芳江先生はじめ7名の皆様方と、加賀様の息子様ご夫妻がお見送りに来てくださり、盛大な出発式となりました。社中の皆様による黄色にピンク手袋での「いってらっしゃい to ニューヨーク」の手作りの応援に、野口先生も住職も大変感激しておられました!
頑張って行ってまいります!
搭乗したのちも、お見送りのベランダから黄色の応援カードを掲げてくださっていた皆様。飛行機の中からもとても良くわかり、野口先生や社中の皆様も手を振っておられました。心温かいご声援とお見送りを頂き、本当にありがとうございます!
その後、羽田空港を経由して、夕方4時の便で成田空港からニューヨークへと出発しました。約13時間の長旅でしたが、皆様快適に過ごされているようすでした。
日本時間の午前5時ごろ、現地は午後4時。いよいよ街並みが見えてきました。アメリカは広大です!
ジョン・エフ・ケネディ空港では全員スムーズに入国審査を通過し、ロビーでグリフ教授と御子息のジンさん、サラ・ローレンス大学の学生・キースさんのお出迎えを頂きました。
JFK空港ターミナル7の駐車場です。大学の大型車2台とジンさんの車にて、宿泊ホテルへ直行しました。
でも皆様、とっても元気。時差もなんのそのです!?
大渋滞の道を走ること1時間。夕焼けのなかに、マンハッタンが見えました。
ホテルにチェックインしたのち、近くのお店にて、明日からの怒涛の準備2日間に向けての団結式が行われました。明日は10時より大学構内を見学し、午後には本格的な準備が始まります。この貴重な経験を精一杯高めていけるよう、尽力したいと思います。
ジンさんとともに。期間中、全面的にサポートして下さるとのことで、本当に心強いです!