寶勝寺日誌
昨3月22日、寳勝寺にて「春季彼岸会」が厳修されました。当日は県内外より檀信徒皆様総勢16名様がご列席くださり、厳粛なる法要を円成することができましたこと、深く感謝申し上げます。ここにその様子をご報告させて頂きます。
法要に先立ち、式次第並びに御彼岸会の意義についてお話される、大安禅寺副住職
その後「春季彼岸会」が始まり、檀信徒ご先祖の御供養が行われました。
檀信徒皆様と共にお経を唱和されています
御焼香をされているようす
法要の最後の、合掌礼拝。
法要終了後には、住職が法話をされました。お話しの内容につきましては、後日、「お寺の行事」の欄にてご紹介させていただきます。
法話中のようす
この度の春季彼岸会では、法要後「寳勝寺墓地改葬工事説明会」が行われました。当日は東京より、㈱いせや代表取締役社長・中本隆久様はじめ関係者様が出席され、墓地改葬計画の進捗状況や墓地整備の詳細についての説明が行われました。
資料をもとに説明される中本社長様
すべての行事が終了した後には、お弁当を囲んでの昼食会が行われ、檀信徒各家皆様の和合のひとときが持たれました。
皆様には大変お疲れ様でございました。ご来山を賜り、厚く御礼申し上げます。
この数日の温暖な気候で、寳勝寺式台玄関の桜のつぼみがいっせいに、濃桃色の花びらを見せ始めています。春の花や植物も次々に芽を出し、このうえなく嬉しいです。
寳勝寺の桜の木。早咲きの種類のようです。
来るお彼岸会に合わせて見頃だといいですね!
午後には、金沢市・歴史建造物整備課の皆様と松浦建設㈱様による、式台玄関完成の視察が行われました。土間や新しく復元された引き戸など、細かく検査されていました。
山門真下の側溝、崩れたモルタルが修理されました。
満開の梅
寺カフェでは、装いも新たになりました。今日は、「下の間」のようすをご紹介させて頂きます。どの角度からも、禅の墨蹟や花がご覧いただけるようなディスプレイになるように、工夫していきたいと思っています。
利休梅のつぼみ
すずらんの新芽
北陸新幹線開業日から一夜明けて、寺町も賑わっております。快晴とはいえまだまだ肌寒い本日。寺カフェには、若いカップルやご年輩のご夫婦、家族連れやご近所の方など、多くの皆様が来訪下さり、ひとときご休憩されています。
式台を入口として使用するようになってまだ2日目ですが、お客様はもちろんのことスタッフも全く違和感なく、すでに玄関として定着しています。
たくさんのお菓子や果物、お酒がお供えされている本尊の真前
お寺の御内陣の前をはじめ各室間を通るようになったことで、以前よりもゆっくりと御本尊に御参りされ、拝観される方が多くなったと感じています。また、特に御年輩の方には、御内陣前を横切る際に必ず一礼される姿を拝見していますと、本当に凛とした清々しい気持ちになります。
降りしきる雪 / 寳勝寺の中庭
今日は一日じゅう吹雪の、寒さ厳しいお天気でした。境内は大変な強風で、カフェの看板もパラソルも椅子も吹き飛び・・・。しかし、悪天候だからこそ(?)暖かな寺カフェが賑わっています。皆様、体をすぼめながら寺に上がり、ほっとひと息、安心されている様子です。
また今日は、可愛らしいお着物姿のお客様もお見えになりました。金沢駅の近くのお店で着付けてもらい、観光をされているとのこと。お寺のブログ用にと写真撮影をお願いしたところ、快く応じて下さいました。とっても華やかで素敵な皆様。ご来寺、誠にありがとうございました。 明日も降水確率90%の雪予報ですが、確実に春に向かっている寺カフェです!
扉が完成しました!
昨日夕刻、塗装がほどこされた木の扉です。本日は建具屋さんがガラスを取り付けられ、欄間と扉が完成しました。
式台玄関の顔となる扉が完成し、寺の外観が大きく変わりました。輪郭や線がはっきりと浮かび、江戸時代の当時を思わせるような洗練された雰囲気です。
新しい玄関の前にはこれから鶯神楽、木瓜、桜、コデマリと、つぎつぎに花が咲きます。
本日は朝から建具屋さんが来られており、玄関正面に新しい欄間が設置されています。
取り付けたり、外したりと、その場で何度も微調整を繰り返しながら、作業しておられるところです。
新しい扉も設置されました。両脇2枚の濃い茶色の扉は、かつての式台玄関で使用されていたものです。中央部分の2枚は新しく復元され、このあと、旧来の扉の色と同じ、濃い茶色に塗装されることになっています。
今日は土曜日ということもあり、寺カフェには旅行者の皆様が集い、楽しそうな笑い声が聞こえています。式台玄関からお客様をご案内できる日も、もうまもなくです。
晴れたり雨が降ったりの本日ですが、復元工事中の式台玄関には春を迎えたような明るい電気が灯りました。和紙素材風で落ち着いた雰囲気の電気傘です。
いよいよ工事も最終段階。今日は朝から二人の左官屋さんが来られ、式台の壁の漆喰を塗る作業が行われました。
お内陣では、本堂向かって右側の崩れた漆喰を塗り直しました。
奥位牌壇の漆喰も、崩れた部分を一部修復しました。
土間と、玄関の扉が修復され戻って来ましたら、すべて完成です。
寺カフェ再開初日の朝です。快晴の空に感謝です。本日、住職と奥様は早朝4時!から準備をされていたということで、スタッフが出勤したときにはすでに掃除も設えも準備完了、時間を早めて9時からの寺カフェオープンとなりました。
本堂前庭の白梅
一輪、開花しました!
観光客の皆様や地元の方で賑う一日となりました。久しぶりの寺カフェのお仕事、皆様との触れ合いやお寺の雰囲気に感動しながらの嬉しいスタートです。
お寺の拝観と寺カフェ再開を明日に控え、大わらわで掃除や設えに尽力しています。今日はときおり雪の混じる寒い日でしたが、式台玄関もいよいよ完成間近となり、お手洗い所も出来、掃除もすみずみ行き届き、とても清々しい気持ちでいっぱいです。
本日は朝から、奥様がお庭の花鉢の植え替えをされています。旧来からの植物はもちろん、一昨年から徐々に植栽された草花や木々もみな大切に育てられています。今年は四季折々、さらに美しい庭花が御覧頂けることと思います。
夕方ぎりぎりまで掃除専心…、スタッフの高倉さんです
お寺の中では、ひそかに蕾を育てていた紅梅が咲きました。大安禅寺御用達・小森庭園の末政様からご寄進頂いた門松の梅です。明日からの再開を寿ぎ、寺カフェのテーブルに、床の間に、紅梅や白椿が生けられています。
このお手洗い所を作られた大工師・本さまから頂いた一輪挿しに
茶礼のひととき
明日は10時から寺カフェをオープンします。ぜひお立ち寄りになって下さい。心よりお待ち申し上げております。