10月, 2022年
第3352話
伝燈寺里芋畑につづく農道に のぼり旗が立ち並びました
良いお天気が続いていますが23日(日)午前11時より開催される「伝燈寺里芋収穫奉納祭」は“曇り時々雨”の天気予報となっており、昨年も同じような気候となったのも「伝燈寺弁財天祈願祭」が合わせて厳修されるからだと思います。
伝燈寺本尊の御真前にて お供え物などの設えをしました
最終大掃除
門前の畑では 伝燈寺里芋の収穫が行われました
親芋のまわりに 鈴なりの子芋がついています
金澤伝燈寺里芋研究会の皆様が 芋を洗っているようす
そもそも「弁財天」とはインドの聖なる河「サラスバティ川」に由来しており、ヒンズー教の女神である“サラスバティ”が水の神様として古来より崇められ仏教では天部の守護神でも弁財天として祀られています。
洞窟内にて 塩、洗米やお神酒の設えをしました
本日収穫された伝燈寺里芋をお供えしました
伝燈寺弁財天の歴史は古く洞窟の最も奥に祀られており約500年の歴史を有しています。ご利益は豊穣・財運・芸術・学問など多種多様で、日本では「弁天様」と呼ばれて信仰を集めています。真言は「オン・ソラソバテイエイ・ソワカ」で、皆様もぜひ何度も唱えてみてください。 23日(日)の当日は伝燈寺里芋を真前並びに弁財天神に奉納し諸願御祈祷会が厳修される予定となっています。
御協賛頂きました方々の御芳名札を 本堂に掲示しました
明日は 奉納される里芋の袋詰めが行われます
昨日に引き続き法要の準備に専念しましたが、次第に洞窟内は弁財天様の不可思議なる霊力が満ちて気持ちが昂るのを覚えます。どうやら大祭の準備も整ったようですので皆様のご参詣を心よりお待ち申し上げたいと思います。友峰和尚より
洗った里芋を 天日干しで乾かしているようす
第3351話
伝燈寺にて 「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」の準備
爽やかなお天気のもと本日は伝燈寺に出向き、来る23日(日)に開催される「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」の準備に入りました。今年は富山県高岡市・国泰寺様から4名の住職並びに雲水様のご加担を頂き、堂内の設えを始め墓所ならびに境内の掃除がスムーズに進み午後3時までに全ての用意が整い本当に感謝申し上げました。
臨済宗国泰寺派寺院の御住職、国泰寺の雲水様とともに
国泰寺と伝燈寺は歴史的に深い御法縁があり、本日は奉仕としてご加担くださり本当に助かりました。今年は昨年に引き続き2回目の開催となりますが、この10月に「伝燈寺里芋」が商標登録され、関係者皆様も昨年以上に力を入れての行事開催となっています。
金澤伝燈寺里芋研究会副会長の 西川久行氏
金澤伝燈寺里芋研究会事務局の千田さん と 髙橋ナオミさん
23日(日)は午前10時から親子里芋掘り体験会が行われますが、すでに募集定員以上のお申込みがあるそうで有難く思っています。午前11時からは本堂に於いて伝燈寺里芋奉納祭と弁財天祈願祭が厳修予定となっています。当日は販売コーナーも設けられますので、ぜひ皆様の御来寺をお待ち申し上げております。
境内にて 結界を建てるための竹を切り出しました
弁財天祠内の掃除と設えをしました
御幣を作り 弁財天祠に結界を設置しました
お供えの里芋が掘り出される 西川家の里芋畑にて
弁財天 祭壇の設え準備をしました
国泰寺派の御寺院様が 境内清掃をしてくださいました
山の上方にある 歴代住職の墓所
御寺院様たちが 墓所の掃除をしてくださいました
さて今年最後の重要な行事だけに、準備には特に慎重かつ丁寧に進めているところです。一年ごとに支援くださる方も増え、地域産業の発展とともに寺と地元皆様との繋がりを深めるためにも努力して参りたいと思っています。友峰和尚より
第3350話
深まる秋の花々 / ふれあいパーク霊苑
9月5日に緊急入院し12日間の病気療養を経て、無事に退院してから早1ヶ月半が過ぎましたが、その間日々投薬治療と食事制限に努めて来た成果が現れ始め、体力気力共に復活して参りました。むしろ入院前より遥かに最近では気力が充実して来たようにも思うものです。あとは体力と筋力の復帰向上の為のストレッチやウオーキングが求められてます。
京都香老舗 松栄堂 の 飯尾氏とともに
毎日、風呂あがりには鏡を見ながら全身の健康状況を確認していますが、随分とスタイルが良くなったものだと一人感心しています(本当は病気で瘦せただけの事)。今まで履いていたズボンなどは使用できなくなったため早速新しい物に買い換えましたが、どうやら約50年前の学生時代の足の細さになり驚いています。
皆様には本当にご心配をお掛けしましたがどうやら神仏のご加護と皆様からの温かいお心を頂いたおかげで順調に快復しているようで感謝申し上げております。大安禅寺御詠歌講員皆様はじめ友人皆様からのグループラインでも沢山の心温まるメッセージを頂きました事も快復への大きな励みになり本当に有難うございました。
㈱ココ・プランニング 川面専務と清野さんが来寺くださいました
さて健康を気にしながらも自坊の落慶法要を無事に終え、愈々今月最後の行事でもある「伝燈寺里芋収穫豊穣祭並びに弁財天祈願祭」が23日(日)に厳修予定となっておりその準備に入っています。金沢兼務寺院4カ寺とも順調に復興が進んでいく事も是偏に皆様からの御支援とご厚誼の賜物と深く感謝いたしております。
杉森さん御夫妻が 御挨拶に来寺くださいました
「来る人も 又来る人も 福の神」とはまったくその通りで、多くの人との出会いを大切にして参りたく思います。伝燈寺大祭にはお気軽に参詣頂ければ幸いです。皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より
第3349話
火曜日は休寺日ということで終日休養しました。先般落慶法要厳修のため自坊に戻った時、孫の永峰がさっそく和尚のアトリエに遊びに来て話し相手をしてくれましたが実に愛らしく、法要の打ち合わせに来た玄峰和尚に記念写真を撮ってもらいました。
普段はなかなか会えないので、幼稚園での出来事や通っているサッカークラブの練習のことなど色々話してくれるのを嬉しく聞いていました。自坊に戻るたびに孫達の成長していく姿を見るのを楽しみにしています。
本日は落慶法要時の沢山の記念写真を具に見ながら、しみじみ感慨無量の気持ちになりました。先代実道和尚に「人生はコツコツと歩め!何事も急いては事を仕損じるぞ」と言われたのを思い出しながら、半世紀に渡った卑山寺院復興の今日までの足跡を思い返していました。
福井県小浜市 栖雲寺ご住職
福井県福井市 霊泉寺副住職
大安禅寺御詠歌講員による奉詠
急いだか急がなかったかは別としても、和尚も齢74歳を迎えた今では大切な父の遺言として心に留めています。卑山諸堂修復工事竣工まであと約10年ありますが、再び父の言葉を心に刻みつつゆっくり着実に歩んでいきたいと願う今日この頃です。友峰和尚より
第3348話
寳勝寺山門前庭の 白ほととぎす
10月8日(土)より16日(日)まで寳勝寺で開催されていた陶芸作家・谷中耀子展も無事に終え、本日は職員によって寺内の清掃と復元作業が行なわれましたが、個展開催中には多くの方々が作品鑑賞に御来寺くださり大変嬉しく思いました。
個展最終日 武藤様御夫妻が来寺くださいました / 武藤様 と 谷中耀子さん
武藤様奥様が 作品を鑑賞されているところです
卑山での今年度の各芸術家の個展開催は全てが終了し、何れの作家の個展も好評の内に円成出来ました事に安堵しています。午前中には卑山北條英俊総代様が帰省のご挨拶に来寺くださりしばし歓談しましたが、まもなく「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈祷祭」が修業されるため行事内容なども含めてお話ししました。
北條総代とともに
紅葉しはじめた 沙羅双樹
本日朝より 谷中耀子さんの作品を梱包
寺内を復元しました
伝燈寺に於ける里芋収穫奉納祭は昨年に引き続き今年が2回目となり、午前9時より現場に於いて地元子供達による里芋掘り体験イベント並びに大祭終了後には境内で伝燈寺里芋販売が行われる予定となっています。皆様には是非伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈願祭に御来寺くださいますようお待ち申し上げております。
本堂裏庭の整備が始まりました
さてこの時期は寒暖の差の激しい日々が続いていますが、皆様に於かれましてはくれぐれもお身体ご自愛くださいますようご祈念申し上げます。お陰様で和尚の腰痛も快復に向かっており、伝燈寺弁財天様の御利益に感謝の毎日です。友峰和尚より
第3347話
大安禅寺重文・山門並びに鐘楼完成落慶法要 / 撮影:斎藤公一氏
昨日は大安禅寺重文・山門並びに鐘楼完成落慶法要を無事円成して一夜明けましたが、本日も清々しい朝を迎えることが出来ました。今朝方の地元新聞に大きく記事が掲載されましたが、今回は檀信徒のみに限定し規模を縮小して開催されたとはいえ関係者も含め約100名近い参詣者のもと厳粛に法要が執り行われた事に感謝しました。
今朝方の新聞に掲載されました
今日は、法要を記録するための写真撮影に従事された斎藤公一さんより届いた多くの記念写真を見ながら、また新しい卑山の歴史を刻むことが出来たと心より嬉しく思ったものです。
新命副住職による 山門完成記念祈願祭
山門では新命副住職が完成祈願祭を修業し、鐘楼では和尚が修業しましたが、改めて写真を見ながら約2年後に予定されている玄峰副住職晋山式に思いを馳せていました。新命和尚の晋山式には、此れまで長きに渡り御法縁を頂いた多くの方々に御来寺頂きたく今から準備に入りたいと念じています。
鐘楼にて
鐘楼完成記念祈願祭に際し法螺貝を吹いて場を清めました
霊泉寺若様ならびに孫の永峰と 完成記念の鐘を撞きました
落慶法要にて
華蔵寺 御住職
卑山諸堂のすべてが竣工するのは約10年後を予定されている為、先ずは本堂保存修理工事が完成した時点で落慶法要に合わせて晋山式を挙行する予定をしています。いずれにせよ和尚にとっては健康管理が最重要課題ですが、2年後の晋山式には元気に出頭したいと願っています。
落慶法要終了後 来賓の方々とともに
さて本日は金沢への移動日となりましたが、23日(日)午前10時より厳修される「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」の準備に明日から入りたいと思っています。友峰和尚より
第3346話
「山門並びに鐘楼保存修理工事完成落慶法要」
このたび修理工事が完了した 大安禅寺 山門
鐘 楼
朝一番に卑山鎮守堂に参詣ししばし瞑想しましたが、本日は素晴らしい秋晴れの良いお天気に恵まれ心から感謝したものでした。午前9時より山門と鐘楼前にて新命副住職並びに各御寺院様とともに完成祈願祭を修業した後、約3年ぶりに孫の永峰と一緒に大鐘十八声を撞きました。
山門と鐘楼前にて 副住職、各御寺院様とともに完成祈願祭を修業
孫の永峰とともに 大鐘十八声を撞きました
受付にて 世話役の檀信徒様が 参列者受付 を務められました
来賓控室にて
御来賓の方々に 御挨拶申し上げました
落慶法要に先だち 玄峰副住職が参列者の方々に説明をしているようす
引き続き午前10時より、枯木堂に於いて「山門並びに鐘楼保存修理工事完成落慶法要」が厳修され、福井県知事代理様、福井市長代理様はじめ福井県生涯学習課、福井市・スポーツ局文化課並びに工事関係者、修理委委員会委員、御詠歌講員、檀信徒の皆様を含め約100名近い方々が参列されました。
大安禅寺御詠歌講員による 御詠歌奉納
導師入堂
3人の孫たちが 献灯献花を務めました
文房流晴心会 野口翠智様による 献茶
山門並びに鐘楼保存修理工事完成落慶法要 大般若経転読
文建協・高木裕雄樹主任による 修復工事の経過説明
法要後には公益財団法人・文化財建造物保存技術協会の高木主任より、修復工事の経過説明をスライドを使って丁寧に報告され、引き続き二胡奏者・小林寛明氏による祝賀演奏が行われました。
二胡奏者・小林寛明氏による祝賀演奏
住職より 御礼の御挨拶をいたしました
大安禅寺 御詠歌講員の皆様です
記念法要終了後には鐘楼と山門前での現場説明が行われましたが、御参詣の皆様が打ち鳴らされる梵鐘の音を聴きながら全ての行事を無事に円成出来たことに深く感謝した次第です。卑山諸堂保存修理工事はこの先まだ約10年かかるそうですから、完成式典を迎えるまでは引き続き精進して参りたいと念じています。
文房流晴心会野口支部・野口翠智先生 と 御社中の皆様
文房流晴心会野口支部・野口翠智先生始め御社中の皆様には御茶席はじめ素晴らしい生け花を各所に飾って頂き、誠に有難うございました。また本日は大変お忙しい中、御列席を賜りました多くの関係者皆様に対し心より厚く感謝御礼申し上げます。髙橋友峰 合掌
第3345話
文房流晴心会野口支部 野口翠智先生による祝花の大作 / 大安禅寺 枯木堂にて
この度の諸堂復興工事に先行して明日午前9時より「山門並びに鐘楼完成落慶法要」が修業されますが、本日は山門の柱に掛けられる寺号板の揮毫をしました。明日の落慶法要の際に真前に奉納される予定となっていますが、法要終了後には山門に掲げられるという事でした。
大安禅寺山門 寺号板 の揮毫をしました
明日の法要を前に 寺内の最終掃除
孫の永峰が 掃除を手伝ってくれました
先日痛めた椎間板ヘルニアでしたが、コルセットを2重に締めてどうやら無事に書き上げることが出来、思わず「万歳!」と叫びました! 新命玄峰和尚から「揮毫している姿の記念写真を撮りたい」と頼まれていましたが、コルセット姿を撮られてあまりにも不甲斐ない姿をさらけ出すのもどうかと判断し、密かにアトリエに籠りいっきに書き上げました。
その後、新命和尚がカメラを持ってやって来て「揮毫はこれから?」と問われ、「たった今済んだところ」と答えたら叱られましたよ!! 寺号板を見てすぐに「いいね!!」との言葉にひと安心! 寺号板の裏面には落慶記念奉納に合わせ期日と共に二人の名前を記しました。
本当に「一期一会」の人生ですから、寺号額の揮毫も和尚にとって良い記念になりました。“報恩菩提・寺門繁栄・万民和楽”を願って揮毫した寺号額が後世に伝えられることを誇りに思った一日となりました。友峰和尚より
寳勝寺での 谷中耀子・髙橋友峰 二人展「空 ~舞う」 本日のようす
少林寺総代 宮﨑幽斎様(第十四代・宮﨑寒雉氏)が御来場くださいました
寳勝寺総代 の 北條英俊様が御来場くださいました
連日 皆様方の御来場を賜り 厚く御礼申し上げます
「 無 心 」
宇宙への飛翔 谷中耀子
第3344話
大安禅寺 深秋の山ぎわ
山門を過ぎると、深山幽谷とまではいかなくても実に静寂で澄み切った空気感には感動すら覚えたものです。本日は明後日の行事遂行のため自坊に戻りましたが大安禅寺を取り巻く環境は値千金で、大自然の森林浴もそうですがやはり今から約1300年前の奈良時代、泰澄大師(たいちょうたいし)が卑山の前身である竜王山・田谷寺(りゅうおうざん・でんこくじ)を建立し約48坊の修験道場が立ち並んだと伝わる霊地であり、僧侶の修行道場があった場所だけに格別な霊気を感じざるを得ません。
鐘楼にて
明後日15日(土)の午前9時からは山門並びに鐘楼の落慶法要と記念式典が予定されていますが、すっかり準備が整っている様子でした。和尚は腰を痛めているため山門には行かず鐘楼に待機して、約3年ぶりに十八声の大鐘(だいしょう)を撞く役割を担っており、本当に有難く心より感謝の気持ちでいっぱいです。
文房流晴心会野口支部 野口翠智先生と 黒川翠江先生
式典が行われる枯木堂に 見事なお花を生けてくださいました
愈好亭にて 職員が準備をしています
さて重文・大安禅寺諸堂修理保存工事は現在着々と進行しており約13年後に全棟が完成する予定となっています。果たして完成した姿を見ることが出来るかどうかは全て健康次第です。完成時には和尚も85歳を迎えますが、日々健康管理に精進して全棟完成落慶式典に是非出席したいと念じて止まない今日この頃です。友峰和尚より
第3343話
「天空舞うアイオロス」 谷中耀子
「空 ~舞う」をテーマに開催中の谷中耀子展も中日を迎えています。昨日は㈱ココ・プランニング中本隆久会長はじめ㈱アイソウシャ中村修二会長そして香川県より大西石材工業㈱大西康夫社長御一行様が夕刻に来寺下さり、卑山霊苑を視察されたのち個展作品を鑑賞されましたが、展示作品に大変興味を持たれ陶芸作家の谷中さんに色々質問されていました。ふれあいパーク霊苑の合祀墓には近代的なお洒落なデザインのオブジェが設置されており、中本会長も今後の合祀墓霊苑の参考にと熱心に作品説明を受けていたようです。
作品を鑑賞されている 大西康夫社長 と 中村修二会長
作品について説明される谷中耀子さん と 中本隆久会長
寳勝寺檀信徒 の 安田様が来寺くださいました
鑑賞者の中には本堂正面両側に飾られている越前和紙のタペストリーに興味を持たれ写真を撮る方もおられましたが、タペストリーは越前和紙作家・長田和也氏の作品で、寳勝寺に御寄進頂いたものを今回の個展に合わせて使わせて頂きました。本当に素晴らしく独創的な作品で、ニューヨーク州サラ・ローレンス大学内で個展を開催した時にも展示させて頂き大変好評でした。
本堂正面に飾られている 長田和也氏の手漉き越前和紙タペストリー
さて個展も16日(日)が最終日と成りますので是非皆様にはご鑑賞頂けたらと願っています。和尚の墨蹟作品も個展終了後には表具をして後世に残しておきたいと思っています。友峰和尚より
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