1月, 2022年

第3069話

2022-01-11

中村修二家 年頭回礼諷経

昨日に引き続きお正月のお参り、新命和尚とともに中村修二家年頭回礼諷経へ出向きました。中村氏とは約40年のご縁を頂いていますが、現在は㈱アイソウシャの会長職にあり卑山にペット納骨堂を創設して以来今日まで公私ともにご厚誼を頂いています。現在は福井県を始め石川県など6か所でペット葬儀並びに供養堂を運営されています。本日は会長ご夫妻と御子息の中村幸雅社長ご夫妻も同席され新年の祖霊供養を修業しましたが、ご供養後は久しく歓談いたしました。

中村会長 と 御子息の中村幸雅社長とともに

愈好亭にて 新年の茶礼をしました

午後2時からは、現在諸堂修理工事に携わっている公益財団法人・文化財建造物保存技術協会の高木現場主任並びに職員皆様と新年茶礼をしました。自坊に戻れば法務が山積みで、時間を惜しんで取り組んでいるものの今朝方は掃除中に腰を痛める始末!嗚呼情けなや情けなや!新年早々ぎっくり腰では言葉も有りません。

 

抹茶を頂いた後 中国茶で茶礼をしました

 

 

夕刻には北嶋幹補家の年頭回礼に出向きましがた、腰はガタガタ、頭はフラフラ、なんとも不甲斐ない自分に呆れる始末!明日をも知れぬ露の命と自覚した一日でした。「ご用心!ご用心!」とは一休和尚の新年のご挨拶! 今までは他人の事やと思うたが、俺が死ぬとはこいっあたまらん!ご用心!ご用心! 友峰和尚より

 

文建協 職員の皆様とともに 本年も宜しくお願い申し上げます

第3068話

2022-01-10

和尚の帰省を歓迎してくれるかのように素晴らしい快晴のお天気となりました! 朝一番のお参りを済ませ卑山責任役員総代・上田家の年頭回礼諷経に出掛けましたが、ご家族揃って新年祖霊供養を修しました。

 

大安禅寺責任役員総代 上田様の御家にて

ご家族の中に本年受験をされる御子息がおられ、年頭回礼諷経と併せて合格祈願ならびに家内安全・健康安心御祈祷を修業した後、総代様・御子息さま共同での手打ちの新蕎麦を新命和尚と共にご馳走になりましたが、本当に美味しく頂きました。上田総代様の蕎麦打ち歴は約14年にもなるそうですからそれはそれは最早プロの領域で、蕎麦、出汁とも天下一品です。

重文諸堂修理保存工事 現在のようす(本堂内)

故郷に戻れば、先ずは現在進行中の重文諸堂修理保存工事現場を訪ね進捗状況を見聞するのが楽しみですが、実に丁寧に工事が進められているため修復過程が良く理解できます。

鐘楼の内部

 

 

酒井清章様が 新年の御挨拶に来寺くださいました

現在は鐘楼と山門の復元組立て作業に入っており3月には完成予定との事でした。大安禅寺の山々の風景はすでに春の風情で、空気の冷たさの中にも温もりを感じさせてくれます。身も心も安らぐ毎日となっています。友峰和尚より

第3067話

2022-01-09

越前松平家第二十代御当主 松平宗紀様 と 娘様御夫妻 ご家族とともに

越前松平家第二十代御当主の松平宗紀様と娘様御家族が新年のご挨拶と現在進行中の重文諸堂修理保存工事現場視察に東京より御来寺下さり、しばし愈好亭にて歓談いたしました。昨日に引き続き穏やかなお天気で気温もそれほど低くなく比較的過ごしやすい日和となり、新年和合茶礼の後は新命副住職の案内で工事現場を見て回られました。

 

 

松平宗紀様 と お孫様

コロナ禍が続いていることもあり御当主・松平様とは久しぶりにご挨拶致しましたが、ご壮健にてお過ごしのご様子にて大変嬉しく思いました。大安禅寺の重要な行事には必ずご出席下さり、本当に感謝申し上げている次第です。お孫様たちも松平家菩提寺でもある大安禅寺に大変興味を持たれたようで、熱心に見学されたとのことでした。

 

松雲の間に飾られている 松平宗紀様真筆の書「温故知新」を御覧になっている様子

開基堂にて

修復工事中の本堂建物内を視察されました

 

 

本日は御来寺を賜り 厚く御礼申し上げます

さて今年のお正月は金沢で過ごしたため、本日初めて年賀状を拝見しました。一枚一枚丁寧に読みましたが本当に年賀状の有難さを実感したものです。今日までご縁を頂いている皆様の現況並びに消息を確認する上で極めて大切な古来よりの習慣であると思います。さっそくに整理してお返事を書きたいと思っています。お年賀を頂き心より感謝と御礼を申し上げます。友峰和尚より

第3066話

2022-01-08

内孫瑞月のお誕生日会をするというので、午後から車で一路大安禅寺に戻りました。昨年は大雪で連日除雪に追われ本当に心身共々疲弊しましたが、今年は今のところ穏やかな新年を過ごしています。北陸地方に住むものにとって降雪の状況は日常生活にも大きく影響するので、出来る限り雪の少ない事を祈るばかりです。近年は立春を過ぎても豪雪となることが増えて来た故に、雪との戦いは3月まで油断は出来ません。関東地方では約10センチの降雪で交通網が混乱するくらいですから、雪国にあって特に豪雪地帯に住む人々の御苦労は言葉では言い表せないものが有ります。

 

クリスマスローズ / 寳勝寺 本堂前庭にて

 

前田様ご夫妻が来寺くださいました

さて新年度の寳勝寺の行事は春季彼岸会から始まり5月にはふれあいパーク霊苑合同慰霊祭が予定されており、7月の盂蘭盆会大施餓鬼会と続いていきます。檀信徒様始め皆々様に於かれましては寒さ大変厳しき折、くれぐれも御身ご自愛くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

 

第3065話

2022-01-07

2022年の新年を迎え、早1週間になります。まずはこの1週間を振り返って、いったい自分の中で新たに芽生えた一大事とは何であるのかを問いかけてみました。来る1月25日の和尚の誕生日に満74歳を迎えますが、数字の語呂合わせでは「無し」ですから今年1年間は「無心」「無我」の心を以って進めということでしょうか?

 

「 夢又夢 」 大安友峰 書

昔から和尚は数字の語呂合わせを重視して来たように思います。占いのようなもので当たるも八卦当たらぬも八卦では有りませんが、自分の人生に於いて決断を迫られる時には結構役に立ったものです。ある意味「決断」する為の「手段」のようなもので、大変面白い事です。数字の語呂合わせは企業コマーシャルの電話番号でもよく使われる手法ですが、和尚は「縁起」の占い方法としても使っており、人との出会いも不思議な数字の縁で結ばれている事が多くあります。皆様もいちど注意深く数字を占って見てはいかがでしょうか?

 

和尚は小さき頃より18の数字に縁が有ります。18日は観世音菩薩の縁日でもあり、和尚の人生に於いて常に観世音菩薩様が守護神となって自分を守ってくれています。数字の語呂合わせでは「いい話」になり「和尚のちょっといい話」に連動します。えっ何ですか? 18日は「嫌(いや)」とも読めると? 人間須らく良いほうに物事を考える癖をつけることが大切ですよ! 1月25日は菅原道真公の初天神様の縁日です。「いいにっこり」です! 笑顔大切に、人生頑張って歩んでまいりましょう!! 友峰和尚より

第3064話

2022-01-06

早朝 凍り付いた境内の水甕

空気が凍てつくような寒い朝を迎えました。気温はマイナス1℃を指していましたが体感温度はもっと低く感じたもので、境内の残雪はパリパリに凍りついていました。昨年のブログを振り返ってみましたが、新年開け7日から降り始めた雪は12日にはピークを迎え連日除雪に追われ、久しぶりの豪雪で大安禅寺も寳勝寺も除雪との闘いの記録写真が掲載されていました。今年は今のところ昨年ほどではないものの、降雪はこれからが本番ゆえに油断は出来ません。

 

昨年 1月10日の寳勝寺境内 大雪のようす

霊苑も すっぽりと雪におおわれました

昨年1月13日、大安禅寺のようす

 

 

 

㈱豊蔵組 豊蔵享一社長様 と 幹部の方々とともに

本日は休寺日としましたが、午前中には㈱豊蔵組の豊蔵享一社長はじめ幹部の皆様が来寺くださり年頭の御挨拶の後、しばし歓談致しました。昨年末に手作りの美味しいサツマイモや大根を頂き、お正月にはその新鮮な野菜を使って煮物などを妻が作ってくれ、頂いた野菜と共に温かい心を頂くことの喜びを味わいました。

さてお屠蘇気分も今日までで、少しずつ仕事モードに切り替えていきたいと思います。今年も宜しくご厚誼のほどお願い申し上げます。友峰和尚より

第3063話

2022-01-05

次の降雪に備えて 境内の準備

今日から仕事始めとなった企業が多く見受けられましたが、皆様に於かれましては如何がお過ごしでしょうか? 和尚も今日から法務を始動させましたが、午前中に少林寺総代様の年頭回礼諷経に出向いた後は午後から休息としました。

 

お正月三賀日は年始御挨拶のご家族と寺カフェのお客様を迎えた為、この辺でちょっと一服といったところでしょうか。実際、和尚にとって本格的に気持ちがガラリと入れ替わるのは毎年節分開けの立春を迎えた頃で、この時期はしばし和尚の休息月間としているのですが年々仕事が増えていき休息の取り方にも今後工夫が必要になって来ています。

 

霊苑事務所スタッフの久保さんと 新年の茶礼をしました

また近年は年初めの大雪が続いているため休息どころではなくなっているのも現実です。天気予報で雪マークが出るたびに緊張が走り境内の除雪の段取りをするのですが、なんとも心身の働きの減退を強く感じるのも情けない話です。

 

2018年1月の降雪 境内が雪に埋もれました

「窮して変じ 変じて通ず」で本日はふれあいパーク霊苑スタッフの久保さんと午前中に新年茶礼をしましたが、その際ついに「除雪ギブアップ宣言」をして今後の境内除雪を依頼したところ、さっそくに本堂入口に落雪注意のコーンを置いてくださいました!嗚呼!有難し、有りがたし!そう来なくっちゃ! 「なり切る!捨て切る!思い切る!」この事こそ一大事! 人生愚図愚図していると閻魔様がお迎えに来るぞ!クワバラクワバラ!南無観世音菩薩 友峰和尚より

 

第3062話

2022-01-04

息子夫婦と孫達が 来沢しました / 寳勝寺にて

毎日天気予報との睨めっこが続いていますが、今日は妻と入れ替わりに息子夫婦と孫達が来るというので猶更のこと空模様が気になるところでしたが、幸いに雨模様で安堵しました。お正月4日目となりましたが寺町界隈には人影も無くひっそりとした感じで、本当に静かなお正月風景となっています。コロナ禍より以前は、外国人観光客をはじめ寺町は多くの観光客で賑わいを見せていたものでした。新年早々オミクロン株の感染拡大が続いていますが、今年こそはと意気込んでみたものの出鼻を挫かれた感じで何ともやるせない気持ちです。

 

霊苑事務所スタッフの小林さん、木村さんとともに 新年の御挨拶

初めて金沢での新年を迎えましたが、やはり孫達の顔を見るのは嬉しいものです。コロナの影響で外出する機会の少ない孫達にとって家族ぐるみでの遠出は嬉しかったようで、良い思い出になることと思います。短い滞在時間でしたが、春休みには泊まりで来るように伝えて別れました。

 

本堂にて 令和4年 新年の記念撮影をしました

まだまだゆっくりと新年を味わっていたいのですが、明日から法務を再開させるため心の切り替えが必定のようです。今年のテーマが「和気豊年の兆し」ですから、気持ちにゆとりをもって頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

「和気豊年の兆し」 寸松庵色紙に描きました

第3061話

2022-01-03

「 喫茶去 」

「行きはよいよい 帰りは怖い 怖いながらも 帰えりゃんせ 帰りゃんせ~」 次第にオミクロン株が感染拡大を始めている中での正月帰省客で大混雑の金沢駅でした。一年ぶりの正月の里帰り風景でしたが、無事に帰省されることを願いました。

正月三賀日を故郷で過ごした方が今年はずいぶん増えたそうですが、まったくごもっともな話で昨年は帰りたくてもコロナ禍で帰れず、故郷で子供や孫達の帰省を待つご家族の皆様には実に寂しい三賀日を過ごされたと事と察します。今年はコロナ禍も収束するものと想定していましたが、またしても新たな感染拡大が始まり、新年を迎えてなお外出制限を余儀なくされる状況に変わりつつあるようです。

さて心配された新年大雪でしたが、降雪も無く穏やかなお正月を過ごすことが出来ました。今年は初めて自坊を離れ寳勝寺での新年を妻と共に迎え、新鮮な感覚を覚えたものです。されど孫達のいない新年もまた寂しく感じ、家族と共に過ごす新年が如何に大切かをも思いました。お盆そしてお正月の里帰りは家族の絆を育む古来よりの人間の知恵なのかも知れません。お互いの無事を喜ぶことこそが一番心安らぐひとときだと自覚するものです。友峰和尚より

令和4年 謹奉賀新年

2022-01-02

令和4年 新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

快晴の穏やかな正月2日となり、約2年ぶりのお正月寺カフェ開業に清々しくうれしい気持ちいっぱいで新年を迎えております。

奥の院から移植した 枝垂白梅のつぼみ

昨年末には関係者様御列席のもと住職就任十周年慶賀法要が修業され、事務局もまた気持ちを新たにお寺を守っていきたいと思いました。

 

新年のお参り

 

 

寺カフェでは御来寺くださった皆様が少しでも安らいで頂けるように、空間を整えていきたいと思っております。

 

「 一黙は雷の如し 」

 

「 夢 」

 

「無一物中無尽蔵 花有り 月有り 楼台有り」

 

このお正月は志納所のコーナーを拡げ、干支色紙や越前和紙のミニ屏風作品などを並べました。寺カフェに立ち寄られたお客様も書画をひとつひとつじっくりとご覧になり、住職の禅の書画を堪能されているご様子でした。

 

 

 

まだまだコロナ禍が続く中ですが、皆様が日々を心安らかにお過ごしになれますよう御祈念申し上げております。本年も引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。合掌

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