2月, 2017年

崇高山少林寺 半鐘

2017-02-04

DSC02006 (500x375)今朝の 少林寺 境内です

本日は午前九時より少林寺にて、釜師・第十四代 宮崎寒雉様が寄進された「半鐘」を吊るす作業が行われました。寺町にお住まいで寳勝寺の屋根修復も手がけられた大工師・岩内様と、御手伝いの大工師の方が来られ、さっそくに作業が始まりました。立春を迎え清清しい青空ですが、本堂の前には一月に降った雪の大きな塊が残っています。半鐘は、写真右の式台玄関から入り本堂へ上がる階段の天井に吊るされることになっています。

DSC02010 (500x375)こちらです。

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作業に先立ち、靴箱の足を修理してくださっているところです。

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作業を見守る 宮崎様と 少林寺の奥様

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DSC02012 (500x375)龍  頭

木材を加工されている間、釣鐘をじっくりと鑑賞させて頂きました。「鐘」というと重々しい黒緑色をイメージしますが、陶磁器のように明るい緑青です。大工師さん二人がかりでやっと持ち上げられ吊るされた後、宮崎様に確認して頂きながら高さや方向が調整されました。

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「寄進 十四代 宮崎寒雉 平成丙申 師走」

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吊るされ いっそう際立つ 美しさです

宮崎様が即席の木槌で鐘を鳴らされたのを聴きましたが、音色は清く高く、長く余韻の残る素晴らしい音で、少林寺先代住職の奥様もとても喜んでおられました。機会がありましたら是非お聴き頂きたいのは勿論、いつか是非このホームページ内で音響をお届けしたいと思っております。

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境内にある梵鐘の案内板が、新しくなっていました

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霊苑改葬工事 2/3

2017-02-03

DSC01995 (375x500)三月を思わせる好天気となりました。寳勝寺境内では、配線・配管工事が進んでいます。明日は土曜日ということで、寺カフェの準備をしながら作業を見守っているところです。

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天気が良いと、おのずと外へ出たくなります。事務の合間に、外の物置を整理したり玄関に飾る鉢植えを作ったりしながら、冬の貴重な陽光を浴びました。寳勝寺では梅と柊を飾って立春を迎えたいと思っております。

 

第1265話

2017-02-03

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今日は2月3日、旧暦では大晦日にあたります。明日は四節気の最初「立春」ですが、北陸地方としてはこの時期本当に珍しく雪の少ない好天気となりました。過去を振り返っても「節分」にあって今日のような気候は初めてではないかと思います。午後6時半より卑山「節分会」が厳修されますが、例年ですと道路は凍りつき、駐車場などはパリパリに凍って歩くのが困難な状態ですが、今日だけはその心配はなさそうです。節分会は夜の行事で有る為、今日は境内の整備に集中しました。「災難消除」の御祈祷故に、いかなる事故もあってはなりません。念には念を入れての整備となりました。

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さて、御祈祷の意義とは?と問われたら「一に掃除、二に笑顔、三四元気に、おかげさま」と和尚は答えます。人生においてはそれぞれに色々な災難に遭遇しますが、その災難が大難ともなり小難ともなって人々の心を不安に貶めます。身体の成長過程では時折休息を求められていますが、ついつい無理をして頑張ってしまい、健康を害することが有ります。その無理をする年齢こそ「厄年」です。長い長い人生に有って十年に一度くらいは、自分の身体や健康について直指(じきし)することが肝要かと思います。自身の体であって本来自分のものでは無い! 所謂、身体は一生お借りしているものだと感じ、感謝の真を捧げる事がご祈祷の意義でも有ると思います。

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江戸時代、禅宗中興の祖に「白隠慧鶴禅師」という御方が出られ、わかりやすい和讃を作りました。その中に「無想の相を相として 往(ゆ)くも帰るも余所(よそ)ならず 無念の念を念として 謡うも舞うも法の声」と有りますように、「真実には本来決まった形が無いと感じ 心のこだわりを捨て穏やかに日々を過ごせば 行いがそのまま真実と成り 自分も含め周りの人も穏やかになって行きます」と説いています。ご祈祷は真理の姿そのままに、心を安心に導き感謝の真を捧げるものでもあります。今日は長いブログになってしまいましたが、最後まで読んで頂き感謝申し上げます。どうか皆様を色々な災難からお守り頂くよう、本日は全身全霊でご祈祷申し上げたいと思います。友峰和尚より

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第1264話

2017-02-02

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昨晩より気温がぐんと下がり、今朝方は真に寒い朝を迎えました。思ったより降雪も少なくホッとしましたが、毎年この時期は気温が零下になることが多くまだまだ油断はできません。そんな寒い寒いなか、久しぶりに大安禅寺での「生き生き法話」となりました。お客様は、北は石川県輪島市からお越しの女子会の皆様、南は香川県からお越しの六十代グループ、東は愛知県からの、これまた団塊世代の方々でしたが、和尚と同世代の方が多かったため新年同窓会の如くに楽しくお話しさせて頂きました。

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最近では堂内も椅子席を取り入れ、リスナーの皆様が気楽に聴いてくださるようにしています。暖房もフル回転でしたが、暖房よりもお客様の笑顔と熱気で包まれた会場となりました。新命副住職が京都大本山妙心寺にて布教師研修の為、代務として法話をしましたが、久しぶりの「脳トレーニング」ともなり心地よい気分が全身を包んでくれました。成る程、老化防止には何より法話が一番だと改めて納得しました。法話後は脳みそがジンジンして、張り巡らされた毛細血管の流れが体得できるほどでした。皆さん!脳の老化防止の一方法として、多くの方々との会話を薦めたいと思います。

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午後からは再び、「節分会」を前にして事前お申込みの方の御祈祷諷経をしましたが、明日が本番です! 夕刻六時より御祈願受付となりますので、ご家族お誘いあわせの上ご来寺下さい。皆様と共に、一年間の招福除災を祈願したいと思います。福は内!福は内!福は内! 友峰和尚より

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霊苑改葬工事 電柱地中化のため

2017-02-01

DSC01988 (375x500)本日の寳勝寺 山門前です。スロープから式台玄関にかけて、がっぽりと大きな穴が掘り進められています。寳勝寺の敷地内の地面には代々に渡るありとあらゆる配管や線が張り巡らされているそうですが、現在は「水道管を太くする」「山門前庭に立つ電柱を地中化する」といった工事が行われています。細い管を痛めないよう丁寧に作業されていますが、ものすごいスピードで掘り起こされています。電話・電気・テレビ、地中には上水道や下水管やガスなど、改めてライフラインの多さに驚きます。

DSC01987 (375x500)住職が ”穴掘り名人 ”と賞賛されていたプロのお仕事

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庭木やアスファルトの通路が無くなり、お寺の「建物」を鑑賞するには絶好の機会であります。いつも庫裏玄関側からの画像ばかりになっていますが、昔むかしには、現在はフォレストさんが建っている真正面の辺りから臨んだのではと思いをめぐらせています。

 

第1263話

2017-02-01

今日から二月、昔の暦では如月(きさらぎ)に入りました。諸説ありますが、如月とは寒さをしのぐために重ね着をするところから「きさらぎ」と呼ぶようになったそうです。最近の気象状況は実に不安定で寒暖が目まぐるしく変化する為、高齢者の方にとってはなんとも健康維持が難しいのではと心配します。服装も十分配慮しないと一辺に体調を崩してしまいますから御家族の方々の配慮を願いたいものです。

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大安禅寺から写メールが届き、野口美智子先生と酒井様が孫誕生のお祝いに来て下さったとの事、永峰を抱っこしてのお写真でした。本当に有り難うございました。野口先生とは玄峰副住職が誕生する以前からの長い長いお付き合いですから、息子、孫との不思議なご縁を感じます。檀信徒皆様や友人、また多くの方々からの祝福を受けての永峰は本当に幸せ者だと思います。将来に於いて、立派な僧侶に成長して欲しいと願っています。

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さて節分会が迫ってきました!大安禅寺は準備に追われているそうですが、節分会は追儺(ついな)でもあるので地元の子供さんには沢山参加して頂きたいものです。色々な災難から子供達をお守り頂き、無事なる成長をご祈祷したいと願っています。皆様もぜひ節分会に参詣下さいね。友峰和尚より

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