5月, 2016年

第990話

2016-05-04

「みどりの日」の今日は強風が吹き荒れた一日となりました。幸いにお天気が良かった為に、観光客の皆様はゴールデンウイークを心行くまで堪能しているかのようでした。和尚は寺カフェの裏方に徹しましたが、昨日に引き続き野口先生の御計らいでお弟子様の井手様が終日お手伝いくださり、本当に助かりました。井手様には心から感謝申し上げます。

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寺のあちこちに咲いているヒメフウロ

寺院の復興が目的とは言え、多くの方々のお力添えを得ながらの寺活動となっています。お寺を旅の休息所として利用して下さっている旅行者皆様の姿を見て嬉しくも思いまた安堵するものです。和尚も連休が明けましたらゆっくりしたいと思っています。

DSC08216 (500x375)ツル日々草も満開

今日はみどりの日!この連休が青葉若葉のように皆様にとって「新陳代謝」としての有意義な時間となるよう願ってやみません。さて連休もあと四日間、大いにリフレッシュ致しましょう。友峰和尚より

第989話

2016-05-03

大型連休の中日となった今日、朝早くから観光客の方で寺町周辺は賑わいを見せていました。卑山の近くには「にし茶屋街」と、通称・忍者寺として有名な「妙立寺」様があり、流石に人の波が絶えない感じでした。和尚は午後2時から放送の北陸朝日放送「2時はドキドキ!」の番組出演の関係で留守をする為、福井から文房流晴心会・野口翠智社中の皆様に寺カフェのお手伝いをお願いしましたが、日頃お茶やお花のお稽古をされている皆様だけに、素敵な笑顔で応対されて本当に和尚も感謝感激の一日となりました。寺カフェを利用される方々には、心から旅を楽しんで頂くための「休息所」並びに「寺町案内人」としての役目を今後も果たして行きたいと考えています。

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本日は誠にありがとうございました!

さて、ゴールデンウイークも中盤を迎えましたが、明日は強風と大雨注意報が出ていますので卑山でも十分に参詣者に対応出来るよう準備しておきたい思っています。金沢観光人気が衰えを見せない今、各有名観光地では色々な問題が浮上していると聞きます。関東を始め日本全国から思ってもみなかった程の想定外の旅行者が来県されているそうですから、嬉しい悲鳴の反面、早めの対応策が求められているようです。悠久の歴史を今に伝える、魅力ある金沢市! この連休中には過去最高の来県者数を記録しそうな勢いの中、大いに観光都市・金沢としてより一層ステージアップして欲しいと願う一人です。友峰和尚より

第988話

2016-05-02

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寳勝寺中庭 芍薬のつぼみ

和尚の生まれた年、昭和23年6月28日午後4時13分29秒にあの震度7の福井大震災が発生したわけですが、両親からはその時の状況や苦労した当時の事を生前によく聞かされたものでした。あれから68年の歳月が過ぎました。5年前には人類未曽有の東日本大震災が発生しその記憶がまだ新しい中、今回の熊本大地震が再び発生しました。ニュースでは殆んど報道されませんでしたが、各宗の寺院も約600ヶ寺が大きな損壊の被害を受けたと寺院の情報誌「月間住職」が写真を載せて深刻な状況を伝えていました。東日本大震災もそうでしたが、ニュースなどで報道される映像は被害の部分部分であって現場では恐らく想像を絶するほどの情景が広がっているのだと思います。最近になって地震保険についての情報番組も増えて来たように思います。いまや日本のどこで起きても不思議では無い地震に対する日頃からの備えが不可欠となって来ています。今後は定期的にあらゆる災難に対する防災防護の為の特番を組んで、色々な知恵を教えてほしいと願うばかりです。

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境内に並んで、咲きそうなヒメジオン

このゴールデンウィークを利用して全国各地から多くのボランティアの方々が熊本の地震被災地へ救援に駆けつけているとか。本当に頭の下がる思いです。超高齢化の進む日本社会の中で、最後の最後まで頼りになるのはやはり若き人達の力だとつくづく感じたものでした。生き生きとした表情の若者の姿はいつ見ても気持ちの良いものですね。友峰和尚より

第987話

2016-05-01

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今日から5月に入り、ゴールデンウィークということで金沢市内の観光地はどこも賑わいを見せていました。最近では家族動物のペットを連れて旅行に出掛ける方も多く見かけられ、今後は益々増えていく傾向にあるようです。今日は、福井動物霊堂での㈱ペット愛葬社主催の一般総供養に出向きましたが、長年、家族動物と一緒に暮らして来られた方々だけに、供養への思いもひとしおのようでした。人間の寿命より遥かに短い一生を終えた動物達との沢山の想い出が詰まった一枚の遺影を前にして、和尚も心を込めての読経となりました。

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この時期、早朝より多くの鳥たちが境内の庭に来て色々な鳴き声を聞かせてくれますが、その声はそれぞれに故人の声に似て親しみを感じさせてくれるものです。行基菩薩の歌に「ほろほろと 鳴く山鳥の 声聞かば 父かとぞ思う母かとぞ思う」というのが有りましたが、歌そのままに受け取ることが出来るものです。大安禅寺にも家族動物供養霊堂「慈光堂」があり、朝方からこの連休を利用して多くの方々がお参りに来ておられました。約30年以上続けられている毎月の総供養ですが、いつお参りしても多くの動物たちのほほ笑んでいる姿を感じ取っています。少子高齢化社会の加速と共に、家族動物達の存在感がますます増していくように思います。さて、5月5日は端午の節句、子供達の成長を願って和尚も大いにご祈祷したいと念じています。友峰和尚より

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