2月, 2015年
本日より、寺カフェ再開です。
寺カフェ再開初日の朝です。快晴の空に感謝です。本日、住職と奥様は早朝4時!から準備をされていたということで、スタッフが出勤したときにはすでに掃除も設えも準備完了、時間を早めて9時からの寺カフェオープンとなりました。
本堂前庭の白梅
一輪、開花しました!
観光客の皆様や地元の方で賑う一日となりました。久しぶりの寺カフェのお仕事、皆様との触れ合いやお寺の雰囲気に感動しながらの嬉しいスタートです。
第559話
底冷えのする好天気の朝を迎えました。いよいよ宝勝寺・寺カフェのスタートとなった土曜日、北條直敬様・仁美様ご夫妻から素晴らしい蘭の花鉢を頂き、堂内が一層華やいだ雰囲気となりました。この一週間は掃除掃除掃除の毎日でしたが、お陰様でどこもかしこもピカピカのお部屋。開業の無事を願って、朝一番にご祈祷致しましたが、晴れ晴れとした爽快な気分の中、お客様が見え始め、久し振りに賑わいを見せました。日頃からお世話になっております福邦銀行にお勤めの中山純一さんも、お休みの日にも関わらずお祝いに来てくださり、お茶席での楽しい歓談となりました。
明日からは本格的な活動に入りますが、本当に多くの方に利用して頂きたいですね。ブログをご覧頂いている皆様も是非ご来寺頂き、早春の古寺でのんびりとお寛ぎ頂きたく願っています。
式台玄関に、仮の扉が設置されました
式台に通じる踏み石
本日、新しい笏谷石が置かれました。
式台の中の踏み石
さて修復工事もひと段落しましたので、此れよりは和尚も法務に専念して行きたいと思います。先ずは3月4日に予定されている、中部7県の寿司組合特別法話から出発です。演題は「遊戯三昧寿司三昧」です。さてさてどんな話になるのやら、「花よりお寿司」で法話の前にお寿司を頂きたく思いますよ。なんたって酸っぱいは成功の元ですからね。すしません! 友峰和尚より
いよいよ明日からスタートします!
お寺の拝観と寺カフェ再開を明日に控え、大わらわで掃除や設えに尽力しています。今日はときおり雪の混じる寒い日でしたが、式台玄関もいよいよ完成間近となり、お手洗い所も出来、掃除もすみずみ行き届き、とても清々しい気持ちでいっぱいです。
本日は朝から、奥様がお庭の花鉢の植え替えをされています。旧来からの植物はもちろん、一昨年から徐々に植栽された草花や木々もみな大切に育てられています。今年は四季折々、さらに美しい庭花が御覧頂けることと思います。
夕方ぎりぎりまで掃除専心…、スタッフの高倉さんです
お寺の中では、ひそかに蕾を育てていた紅梅が咲きました。大安禅寺御用達・小森庭園の末政様からご寄進頂いた門松の梅です。明日からの再開を寿ぎ、寺カフェのテーブルに、床の間に、紅梅や白椿が生けられています。
このお手洗い所を作られた大工師・本さまから頂いた一輪挿しに
茶礼のひととき
明日は10時から寺カフェをオープンします。ぜひお立ち寄りになって下さい。心よりお待ち申し上げております。
第558話
太白山寳勝寺が、5か月間におよぶ第二期修復工事を経て再び蘇りました。明日のテスト業務を始めとして、3月1日より法務を開始したいと思います。「寺カフェ」の再会を待ち望まれている多くの方々には長らくお待たせいたしました。写真の如く、全面修復なった寳勝寺の本堂屋根を始め式台(玄関)、東司(トイレ)等、ご覧いただきたく思います。
今回修復の御指導を頂きました、金沢市役所・歴史建造物整備課職員の皆様、そして、工事を担当された松浦建設株式会社関係者皆様には心から厚く御礼申し上げます。これでまたひとつ、金沢市の貴重な建造物が保存されることになりました。
松浦建設株式会社の吉田専務様、東野様とともに
「仏法とは何ぞや!」の問いに対する答えは「あるがまま」であって、その心は「報恩謝徳」ですから、先人の御徳に報いんが為の行為そのものが「仏法の実践」とも言えるかと思います。「仏法」といっても特別な「法」が存在するのではなく、日常の我々の行為そのものが「仏法の働き」でもあるわけですから、どのようなものも自分の分身と心得て行動すれば、恩に報いる行為につながるものと思います。今後は住職として出来うる限り多くの方々との交流を試みて参りたく思っています。「お願いします!」「ラッスンゴレライ ラッスンゴレライ」「寳勝禅寺にお参りしましょう、ラッスンゴレライ 寺カフェ行こう」「チョットまてチョットまてお兄さん、寳勝禅寺ってなんですの?」「にんじゃでら?なんじゃでら?」えっ「アーショウカ ドウショウカ ホーショウカ!」チョット乗りすぎましたかな? 友峰和尚より
第557話
桜の芽吹き / 寳勝寺の庭にて
「仏道を習うとは自己を習う事なり 自己を習うとは己を忘るる事なり」とは道元禅師のお言葉ですが、これでも一般的には難しい言い回しで、もっと平易に言えば、「本当の自分の心と出会いたければ、まずは自分の心を見つめる時間を作りなさい、自分を見つめる時間が出来たら、自分を忘れるように努力しなさい」とでも言いましょうか。なにがゆえにそうなるのかと言えば、「自分(自我)などという、自分を特定できる自己は、本来何処にも無い」からなのです。この「なんにも無い心の世界」こそ、「心の本来の姿」なんですね。
近年、若い世代には、「個人主義思想」が強く浸透しつつあります。それも理解できますが、もうひとつ、「他己主義思想(他人を大切に思う心)」も求められています。仏教は、あくまでも「真理実証体験」を主眼としています。日本国は、聖徳太子以来、仏教国として「和」の精神が受け継がれて来た「心を主体とした国家」であったと和尚は思います。お寺を訪ねてこられる方々はその「和」の精神を実践しておられる方々ですから、「来る人も 来る人も 福の神」的な方ばかりですね。家族や他人との人間関係が難しくなりつつある今日、いまいちど、お寺の存在を見直していただきたいと思います。
須弥壇の大掃除
式台工事進行中
全国に約7万ヶ寺あると言われる寺院が、市民の心の拠り所の場所として大いに活用されんことを願うばかりです。
さて、今日も堂内のお掃除が続けられています。3月1日より、5か月ぶりにお参りできますので、皆様のご来寺をお待ち申し上げております。友峰和尚より
大掃除中です 2/25
式台復元工事と並行して大掃除が始まっています。内陣、広縁、各室間の掃除・設えと窓ふきや調度品のお手入れ掃除などなど、一気に取り掛かっています。
また各所では、漆喰塗りや扉の汚れ止め塗りなど、最後の細かい作業が行われています。
お茶室の壁の修復
式台の工事も続いています
側溝の泥を撤去されています
第556話
会長・片岡正明 様 と 代表取締役・片岡正太郎 様 です。
本日は副住職とともに、片岡経営会計事務所へ昨年度会計決算の税務申告の為におもむきました。「経理」とは? の問いに対して、「道筋を通して治める事」と有りますように、天下国家を治めるにも「経営」の手腕が問われています。寺院の運営も昔とは随分異なり、檀信徒様の布施や寄付ばかりに頼っていては申し訳が立ちませんから、住職にもそれなりの「経営」が求められる時代。ならば収益のために何の手立てが有るかと問われれば、そこがそれまた難題で、あくまでも宗教活動が基本ですから、ここんところは専門家の御意見ご指導を仰ぐのが一番かと思いました。
幕末後、大安禅寺が荒廃の一途をたどる中で約40年前に片岡正明税理士師と出会い、それ以来、寺院再建を目指し、今日まで全面的に経理経営指導を受けながら尽力してきましたが、偏に経理は「経糸(たていと)の条理」と心得ての今日までの努力であったように思います。本日は、世代交代に伴う引き継ぎの為の訪問となりました。片岡経営会計事務所の現社長は、片岡正明氏の長男・正太郎氏で、威風堂々とした応対で心から頼もしくまた嬉しく思いました。
正太郎氏は小学生の頃から長年にわたって、父・正明氏とともに大安禅寺の金曜坐禅会に参禅されて来ましたので、和尚の思いにもひとしおの物が有ります。本日は副住職を伴っての訪問。世代交代と共に、税務の申告方法も様変わりをしています。生涯勉強と感じ取った片岡経営会計事務所の訪問となりました。友峰和尚より
式台復元工事 2/24
式台玄関の外側の工事が始まりました。薄くひび割れた外縁の土間のコンクリートを壊し、新しく整備することになっています。午前中、山門の前にコンクリート車が到着し、その作業が行われています。
式台玄関内にて、大工師さんが階段の部材を加工されているところ
お手洗いの扉が設置されました。
第555話
3月1日に「寶勝寺・寺カフェ」をオープンする為の努力が、工事関係者によって全力投球で続けられています。このたびの本堂屋根修復工事も愈々大詰めに入り、合わせて式台(玄関)復元工事が間もなく完成となります。
国選定の寺町寺院群は、金沢市に於いては観光面での最後の切り札的歴史遺産でもあり、その中にあって寶勝寺の建造物は極めて重要な文化遺産であると和尚は考えています。特に大切なことは、建造物を創建当初の形に復元することで、そこから当時の色々な歴史的事情を知ることが出来ます。絢爛豪華な建物だけが重要建築物ではなく、当時の状況が建物を通して後世に伝えられていくところに、建物のもつ価値が見いだされて行きます。
今回の修復工事過程では、棟札などの重要な発見が有りました。悠久の人間の歴史は建造物の中に偲ばれます。「寺カフェ」を通して多くの観光客の皆様に寺町寺院群の成り立ちやその役割などを知って頂きたいと願うものです。さて皆様長らくお待たせいたしました、法悦の広がりを見せる寶勝寺カフェで、暫しお茶の一時をお楽しみください。友峰和尚より
式台復元工事ならびに寺内清掃が始まりました 2/23
今日の気温は13度。もうすぐ4月かと錯覚するような陽気です。今日は工事関係者の方が大勢来られており、大変賑やかになっています。
式台玄関は、青いシートがかかって今だ工事中ですが、日に日に玄関の風格が戻っているように感じます。階段の勾配や、土間のこと、踏み石のことなど、細かい打ち合わせが行われています。
また、お手洗い所では、トイレの扉について建具屋さんとの打合せがなされました。この新しい木の扉に、色を塗るかどうか? というお話しですが・・・。
電気屋さんや大工さん、その場におられた職人さん皆様のご意見を聞き、熟考された結果、せっかくの白木の扉に色を付けるのはもったいないということで、本来の素材の色が生かされることとなりました。まさしくお寺らしい、癒されるトイレになりそうです。
寺内では、大掃除が始まっています。壁や調度品を覆っていたビニールシートが外され、これから更にすす払いと拭き掃除です!
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