和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第894話 】
2016年 01月 29日 談

「見ざる 言わざる 聞かざる」で有名な三猿の彫り物が栃木県・日光東照宮の建物に飾られており、いま観光客の人気を呼んでいるそうです。勿論、今年が申年ということもあっての注目度だと思いますが、あの有名な彫刻師「左甚五郎」の作なれば尚更の事だと思います。それにしましても年明けより今日までの間、次から次へと大きなニュースが報道されているわけですが、どれも「見ざる 言わざる 聞かざる」で済まされない事件事故、それも政治・経済・スポーツ・芸能・一般に渡る広範囲での問題だけに、これから何が起こるか心配されます。

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ゥキーッ

そもそも申年の「申」の意味は前にも言いましたが「伸ばす」また「稲妻」を表し、樹木の果実が熟して行く状態の時期で、十二支の中でもとりわけ運気の強い干支でも有るわけですが、この一年で最も影響するのが7月、また「丙(ひのえ)の申」ということで稲妻の力も大きく、今年の7月は要注意の鬼門の月となりそうです。今年の7月と言えば国政選挙で、8月にはオリンピックが予定されており、一体何が起ころうとしているのでしょうか? 心配していても仕方ありませんね。キーワードは「金(申)」と「火(丙)」と「光(稲妻)」ですから、お互いに相克を意味し、結果「争いの年」と出ます。このような年回りを乗り切るための知恵としては、「お互いに辛抱しながら争い事を避ける」が肝要かと思います。ブログをご覧いただいている皆様!「君子、危うきに近寄らず」です。

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やれやれ・・・

さて、明日からまた北陸地方は寒くなり雪模様の毎日とか。何もかもが真っ白に覆い尽くされた雪景色の大地を見るのも心が落ち着くものですね。友峰和尚より

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