和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第650話 】
2015年 05月 30日 談

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「面構」 / 片岡球子先生の作品

夕方にお湿り程度の雨が降りましたが、今日も終日暑い気候となりました。外作業を気に掛けながら接客に集中しましたが、山ほどある外仕事も和尚の今の健康状態では殆んどあきらめ状態です。今年の花菖蒲の生育は見事なもので、近年にない大輪の花を咲かせ始めています。昨年は土づくりに心を配りましたが、その成果が表れた結果となっているようです。植物は連作を嫌うため、立派な花を咲かせようと思いますと毎年の土づくりがカギを握ることになります。農園さんには色々な薬剤が販売されていますが、此のことも良質な土づくりに大いに貢献しているようです。

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1990年、福井市だるまや西武で開催された展覧会のパンフレット

本日は、来月に名古屋で開催される「生誕110年、片岡球子展」に際し、NHK「日曜美術館」番組収録の前取材が卑山で有り、東京より番組ディレクターの御方が来山されました。和尚が小学2年生の頃だったように思うのですが、片岡球子先生が卑山に滞在して日本画を描いておられた時のことについて、卑山に残る資料とともに色々と取材を受けました。

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そんなわけで、この三日間は両親の膨大な遺品資料の中から片岡先生の関連資料を探し出すという大変な作業をしていたのですが、そのおかげで和尚の子供の頃の資料もたくさん見つかり、タイムスリップしたかのような楽しい捜索時間でした。両親が子供の頃のものをきちんと保存してくれていたのには驚きました。60年も前の思い出に浸った、夢のような三日間となったようです。友峰和尚より

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