寶勝寺日誌

涅槃団子を頂きました。
2017年 02月 16日

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犬 と 鳥 の 涅槃団子

本日夕方、寺町一丁目の曹洞宗寺院・桂岩寺御住職様が来山され、珍しい涅槃団子を頂きました。御住職のお話しによると、本日、石川県輪島市にある曹洞宗寺院・聖光寺(しょうこうじ)様にて涅槃会があり、その行事の御加担に行かれていたそうです。能登のほうでは涅槃団子は「犬の子まき」と言って、御釈迦様の涅槃に駆けつけた干支のうち、作りやすい「犬」や「鳥」などをモチーフにして涅槃団子を作る風習があるそうです。それにしましても最初に拝見した際には、金沢のおひなさまに飾られる金花糖かと思ったほど、ふっくらとした形と鮮やかな色彩です。

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聖光寺様のお檀家様には漁業を営む方が多くおられ、この涅槃団子は漁師の方がお作りになるとのこと。海での安全を祈願し、お守りとして漁に持って行かれることもあるというお話しでした。

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こちらは昨年、桂岩寺様から頂いた涅槃団子

 

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大安禅寺 の 涅槃団子

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地域や集落によって色や形は変容しても、仏教への信仰心とともに、涅槃団子の鮮やかな色から「春が来る」という喜びを感じることは全国共通なのではないかと思います。桂岩寺様、本日は涅槃団子や御菓子等を頂きまして誠に有難うございました。厚く御礼申し上げます。

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