6月, 2015年

第672話

2015-06-21

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天気予報では終日雨ということでしたが、朝方には雨も上がり木漏れ日の照らす境内は一段と輝いて見えたものです。今日は文房流晴心会・野口翠智社中皆様のお茶会と有って和尚も気合を入れて臨みましたが、予想通りの社中皆様の活躍ぶりで、多くのお客様をお迎えしての素晴らしいお茶席となりました。

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和尚も今年は二度のご縁を得て、最初と最後のお茶席に入らせて頂きました。強く感じましたことは、始めから終了まで、社中皆様の疲れを見せない優雅な立ち居振る舞いでした。「素晴らしい!!」の一言に尽きます。「立派」です。約200名を超える来席者だったと思いますが、昨年にも増して盛大なお茶会でした。「天知る 地知る 我知る」という言葉が有るように、何事も主催者の集中力が良い結果を生んでいくようです。さて、「第32回花菖蒲祭」も、今日で山を越えた感が有ります。明日からは日々を楽しみながら、千秋楽を迎えて行きたいと思っています。あと一週間ですが、文房流晴心会の生け花を皆様どうか是非ともご覧頂きたいと思います。堂内のあちこちに活け込まれている花々は実に見事です。

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御家元姉崎素山先生御一行様

IMG_8861 (500x334)文房流晴心会・野口社中の皆様とともに / 大安禅寺 本堂にて‏

心のこもった生け花の一つ一つが、きっと皆様に語り掛けてくれることと思います。一か月に渡るお祭り、多くの方との出会いが和尚の生きがいとなって行くようです。友峰和尚より

6月の寺カフェ

2015-06-20

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六月二十日、涼しい日となりました。来る二十二日は「夏至」、やっと日が長くなったと思った時には、今年もすでに後半へと突入です。寺カフェへは連日観光客や地元の皆様が来訪くださり、静かなひとときを楽しんでおられます。

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寳勝寺の庭では、桔梗が咲き始めました。この星形を見ると、もうすぐ七夕、金沢のお盆の季節だと実感します。

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「楽く楽く法話」の開催に合わせて設けられた志納所です。住職直筆の色紙は、寺カフェご利用のお客様にも人気が有り、法話をお聴きにならずとも「一に掃除、二に笑顔、三四元気に おかげさま」と口ずさんでおられます。

第671話

2015-06-20

この時期としては涼しく、穏やかで過ごしやすい土曜日の一日となりました。北陸地方も梅雨入り宣言がなされお天気が心配されましたが、予想に反してお花には最適の「花曇り」で、参道から続くアジサイが見事な開花を見せています。花菖蒲が名残花になっていますが、それに代わって薔薇が満開となりました。来年は「花菖蒲祭」から「参華(さんげ)祭り」とイベントタイトルを変えて開催したいと思っています。今日のご来山者方々は、実にゆっくりとお花を見ておられたように思います。そんななか、和尚のお客様が次々と来られ、賑やかさを増して行きました。片岡経営会計事務所社長の片岡正太郎様ご家族はじめ日本生命支社長の松平様御一行様、そして、娘夫婦が嫁ぎ先の御両親と共に、サプライズで訪問いたしました。明日が父の日という事もあって、孫たちを伴っての突然の帰省に感激しました。孫達と会えるのは本当に嬉しいものですね。

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文房流晴心会・野口翆智先生、黒川翆江先生 と 片岡経営会計事務所・片岡正太郎様ご家族

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IMG_8825 (500x333)日本生命支社長・松平様ご一行様とともに

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布川様ご夫妻と娘夫婦

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この時季、皆様はいかがお過ごしになられておられますか?  三十有余年に渡って続けられて来た「花菖蒲祭」ですが、和尚にとっては多くの方々と一年に一度の親交を深める大切な「出会い祭り」の季節となっています。明日は、文房流晴心会・野口翠智社中皆様によるお煎茶席と生け花展が開催されますが、今回のお祭りも愈々終盤を迎えようとしているようです。友峰和尚より

第670話

2015-06-19

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お誕生日おめでとうございます!

お誕生日のお祝いは幾つになっても嬉しいものですね。今朝一番の来訪者は卑山、大安禅寺の責任役員総代・藤田通麿様でしたが、本日6月19日が七十七歳喜寿の御誕生日だそうで、先日、家族総出の喜寿御祝い会が開催されたそうです。今日のご訪問は、御友人からの依頼で和尚に「やまがたのサクランボ」を届けて下さったわけですが、その際「喜寿御祝の言葉」を述べさせて頂きました。

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今年も花菖蒲祭期間中、藤田様手作りの「苔玉」を販売していますが、これが大変人気を博しています。藤田様には現在、大安寺観光協会会長としてもお世話になっており、「手作り苔玉販売」は大安寺観光協会として実施しているイベントですが、今後は大安寺地区発展のための「あじさいロード」造成を提案されておりこれから大安寺地区全体にあじさい運動が広がって行くことを念願しています。

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萬谷様ご夫妻とともに / 大安禅寺 応接室にて

「来る人も 又 来る人も 福の神!」なんて言葉が有りますように、続いて来られましたのは萬谷さまご夫妻。以前、卑山にご縁を頂いておりました職員の御両親ですが、久しぶりの楽しい会話となりました。この時期は多くの方々とお会いしますが、お元気な姿に接することは大変嬉しいですね。「出会いの寺・大安禅寺!」 四百年前から、人々との仏縁を大切にしてきた大安禅寺。これからもずっとそう願いたいと思っています。

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未生流福井支部の皆様とともに / 大安禅寺 愈好亭にて

さて、この一週間、素晴らしい生け花を披露して下さった未生流・山口先生はじめ会員の皆様には本当にありがとうございました。友峰和尚より

第669話

2015-06-18

 20150617141931バラ園にて / 大安禅寺

女流画家・篠田桃紅さんが此の度、「百三歳になって分かったこと、人生は一人でも面白い」という本を出版されましたが、実に感銘する言葉が綴られています。一世紀以上生きられた方々の言葉は真に迫るものが有り、言葉を越えた奥深い心を感じ取ることが出来るものです。特に、「長生きすると日々新しい知恵が出て来るのです」などの言葉は、高齢者の方々にとって励みになる言葉でもありますね。最近は「終活」という言葉が高齢者の中でよく使われていますが、終活を語るならばポジティブな生き方を願いたいものです。「早くお迎えが来てほしい」などと嘘ぶくよりも、「お迎えなど来た時に考えればよい」と笑い飛ばしているほうがきっと安心することと思います。100歳を超えて尚、自分の能力と対面している篠田桃紅女史に敬意を表したいと思います。和尚もこれからは、百歳越えの色々な御方の言葉を大切にしていきたいと思いました。

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さて今日は、一宮市から奥村様ご夫妻と木村さまが沢山の手造り野菜を持って来て下さいました。また、和尚の揮毫した六字名号の表具が出来たという事で、御報告下さいました。「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」、本当に心から感謝申し上げました。

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最近ではお寺で野菜を作る事も無いため、自家栽培の貴重な野菜を頂くのは真に有りがたいことです。和尚の大好きなトウモロコシも頂きました。盛りだくさんのお野菜です、感謝の一日となりました。友峰和尚より

第668話

2015-06-17

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久しぶりに犀川沿いのウオーキングに出掛けましたが、釣り人が以前より増えているのに驚きました。若者からお年寄りまで年齢層は様々ですが、かなり御年輩の方も見うけられ、老後の楽しみとして釣りをされるのはとても良い事だと思います。時間はたっぷりと有りますから、釣りを楽しみながら人生哲学をしてみるのもなかなか風流だと思います。そんなふうに言うと、釣り人に叱られるかもしれませんね。「俺は趣味なんかじゃない!生活が懸かってるんだ!」ってね。のんびりしているように見えるだけで、実際は真剣そのものなのかも知れません。

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流れる景色

暫らく見学させてもらいましたが一向に釣れる気配がなかったので、ウオーキングを再開しました。ある者は子供連れのお散歩、ある者はモデルさんを使っての撮影会とやはりのんびりしたムードで、賽川沿いは市民の憩の場所として定着しているようでした。

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堤防沿いの紫陽花

和尚のウォーキングも本当に久しぶりで、もう随分とサボってしまいました。道中では脚が攣(つ)り、ひざ関節はがたがたで、おまけに腰が痛みだす始末。情けないの一言でした。そこで今日は心から誓いました。「あと二十年、元気で居たいなら毎日ストレッチをしよう!」 そうですね。筋力の低下だけは、自己トレーニングする以外に特効薬など有りません。そのうち、トレーニング仲間が出来ればいいな~~なんて、呟きながらのウオーキングでした。

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自撮り写真です

さて、大安禅寺の花菖蒲祭も後半に入っています。今度の日曜日は、文房流晴心会・野口翠智社中の皆様によるお茶会と生け花展が開催されますが、和尚も是非参加させて頂きたいと今から楽しみにしています。友峰和尚より‏

第667話

2015-06-16

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本日の楽く楽く法話のようす

金沢市寺町「寶勝寺」での「楽く楽く法話」が始まっていますが、今日は能登から年金若葉友の会皆様が来られ、午前9時半よりお話をさせて頂きました。高齢化社会の加速する我が国では高齢者自身の健康管理が急務になっていますが、現実的に超高齢者の受け皿としての施設はどこも満杯状態ですから、益々自己管理が求められています。御本人はもちろんそのご家族もこれから先の時代に大きな不安を感じているようですから、皆様の抱える不安が僅かでも和ぐような内容のお話しを心がけています。

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「笑う門には福来る!」では有りませんが、和尚のお話しを聞いて、少しでも元気になって笑顔で帰って頂けたら幸いです。「法話の聞ける寶勝寺、お茶の飲める寶勝寺、出会いの寶勝寺」です。

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濃桃の蛍袋 と 白い擬宝珠

午後からは久しぶりの雨となり、このところの蒸し暑さから一辺に解放され、境内の草木は生き生きとして喜びをあらわにしているかのようでした。午後、東京からのお客様と打ち合わせ中には突然、中庭にハクビシンともムジナとも思われる動物が現れ、摩訶不思議な一瞬でした! へぇ~、こんな場所に何故? しかも今! しばしあっけにとられました。

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東京より、墓地改葬工事打ち合わせの為来山された皆様

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この後、中庭に珍獣が出現し、皆で縁側へ…

最近は全国的に地震が多発していますが、このこともその前兆を示す一旦なのでしょうか? 何が起こっても不思議ではない今日ですから、日々「ご用心ご用心」ですね。友峰和尚より

第666話

2015-06-15

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「寶勝寺・寺カフェ」、その名前も少しずつ広がりを見せているようで、最近ではリピーターの方が増えてきたように思います。時々、ご利用のお客様が帰り際に職員に向けて「感謝」の言葉を掛けているのを耳にしますと、やはりここは「お寺のカフェ」であるという事を強く感じるものです。

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一般のカフェと何が違うのかと言えば、それは「空気感」であって、寺自体、長い歴史を有する伝統的建物であることが、利用者の身も心もゆったりとさせてくれるのだと思います。以前にも言いましたが、お寺の建物の空間というのは実によく考えて造ってあり、もとより心が癒される工夫がなされていますから当たり前の事かも知れません。

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中庭に 花菖蒲 と 葡萄

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お寺でのお茶のひとときは、自己の原点回帰への大切な時間ともなって行きますね。「自分と出会う」事が出来るのがお寺だと思いますし、その特別な空間こそが「寺カフェ」の魅力なのだと思います。特に若き世代の方々にとっては、まったくと言っていいほどお寺とは無縁状態の今日に有って、お寺とのご縁が寺カフェに由って結ばれていくのを和尚は大変嬉しく思っています。明日も和尚の法話が有りますが、これから多くの方々との仏縁を広げて行く為にも、頑張って行きたいものです。友峰和尚より

第665話

2015-06-14

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良いお天気に恵まれた日曜日、気温もぐんぐん上がり日中は30度を超える真夏日となりましたが、「花菖蒲祭」は終日多くの方で賑わいを見せました。会期中の催事もこのところ定着してきたようで、境内や園内で繰り広げられた二胡の演奏やバルーンのアトラクションなどは、大人から子供まで大変人気を博していました。花菖蒲は名残花になって来ていますが、アジサイやバラの花などはこれからが見頃になるので是非ご来園ください。

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大安禅寺花菖蒲祭のようす…ここをクリックしてください!

和尚は、鯖江で行われた家族動物供養のお参りに行きましたが、会場には多くの方が来ておられました。家族動物供養に参詣される方は年々増えつつあります。供養の意義はいろいろあるかと思いますが、総じて「感謝の心」であろうと思いますね。飼い主に供養してもらえる動物達は本当に幸せだと思いますし、供養日には多くの家族動物たちの霊供養も同時に行っていますので、皆様もご参加頂ければと思います。

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大安禅寺の愛猫 つきさん

最近は家族動物に関するテレビ番組も目立つようになり、you tubeの動画などではペットの面白映像が人気ですが、そのようなこともペットブームを呼んでいる一つの原因なのかも知れません。家族動物は、古来より人間社会にとって絶対不可欠の一員であることをしみじみ思うものです。友峰和尚より

「寺町寺院群をめぐる会」 於:少林寺

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少林寺本堂に掲げられた扁額 「方丈」

本日は午後3時より、住職が代務されている金沢市野町・少林寺様にて「寺町寺院群をめぐる会」が開催されました。「寺町寺院群をめぐる会」は、寺町台まちづくり協議会並びに金沢市歴史建造物整備課が主催される歴史探訪の会で、昨年は同時期、寳勝寺でも開催されました。

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寺町台まちづくり協議会の事務局の方より、ご挨拶のようす

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金沢市歴史建造物整備課の担当者の方より、ご挨拶のようす

真夏日のなかを約50名もの皆様が参加されており、ご挨拶に引き続き、住職が法話をされました。

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少林寺の山号は「嵩岳山」ですが、禅宗の祖・達磨大師が厳しい修行をされた寺が「嵩山 少林寺」であるということや、少林寺の開山和尚様で、寳勝寺の開山でもある千岳宗仭禅師のお話、また御盆にまつわるお話など、住職は仏教と歴史、また時事を交えてわかりやすくお話されました。

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法話の最後には、少林寺の寺宝として有名な梵鐘を今回特別に撞かせて頂けるということで、参加者の中から抽選で2名の方が選ばれ、お鐘を撞いて頂きました。

DSC04283 (500x375)抽選に当たり、喜び挙手される参加者の女性です。本当に羨ましかったです!

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1677年、名工・宮崎寒雉により作られた梵鐘で、美しい音色で知られています

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何度も少林寺様にお伺いしていますが、本日初めて梵鐘の音を聴きました。歴史有るお鐘だと聞いて重々しい音をイメージしていましたが、実際には、澄んで清らかな高い音色でした。

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寺町の歴史に触れる会に参加しますと、町のあちこちに当時の風情が残っているためかすぐに、江戸時代頃にタイムスリップしたような気持ちになります…。主催者の皆様にはいつも大変お世話になり、厚く御礼を申し上げます。また参加者の皆様、誠にお疲れ様でございました。

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