和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第967話 】
2016年 04月 11日 談

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毎年六月に開催される大安禅寺「花菖蒲祭」にこの三十年間お茶席を担当して下さっている田野宗冨先生ご夫妻が寳勝寺を訪ねて下さいました。週明けとあって寺内にはゆっくりとした時間が流れていましたが、昨日とは一変して今日は寒い一日となりました。人間はかくも気温の変化に左右されるものかとしみじみ感じた日でも有ります。昨日との気温差が10度近くありましたから、暖かい日のように身体が軽快に反応しないのも無理からぬ話です。思えば和尚が二十一歳の四月に、小雪の舞う中を西宮市・海清寺専門道場の玄関階段に頭を伏せて入門を請うた時の事を思い出していました。あれから約五十年の時が経過したわけですが、気候は当時とそんなに違わないのに、身体と気力の減退には驚くばかりです。御来寺下さった田野先生ご夫妻とのお付き合いも三十年以上になります。今日は昔々の思い出も交えての楽しい話題に花が咲いたものでした。「光陰矢の如し 時人を待たず」本当にその通りですね。時間ほど大切なものは有りませんが、その限りある時間を無駄の無いように使って行きたいと願うばかりです。

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さて、今日も外国からのお客様が寺カフェに来ていましたが、和尚の英会話もさっぱりで努力不足の極みです。外国の方とも「ええ会話」が出来るように頑張らねばと猛省いたしました。友峰和尚より

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