和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第961話 】
2016年 04月 05日 談

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花菖蒲園の草引きがシルバー人材センターのスタッフの皆さんによって今日から始まりました。六月に開催される「さん華まつり」に向けての準備がこれから進められて行きますが、今年は温暖化現象の影響からか苗の生育が例年より早く感じられます。

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このお祭りももう三十年以上続けられており、近年は新しく薔薇園も加わって紫陽花とともに三つの花が咲き競うのも間近に迫っています。和尚も今後は時間を見つけて園内の整備に入りますが、いつも子供の成長を見守るような心境でいます。

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寺内では昨日より引き続き新入社員の坐禅研修が行われており、こちらもまた日本の未来を担う大切な金の卵の皆さんですので、副住職による懇切丁寧な気合の入った指導が行われていました。今日で研修は終了しますが、「朝打三千 暮打八百!」 若者達には大いに頑張って頂きたいと念じています。

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境内には燦燦と太陽の光が降り注ぎ、苔むした庭がいっそう緑色を増してきました。極楽浄土とはまさしくこのような光景に違いないと感じ取ったものです。この時期は何もかもが一気に成長して行きますが、身も心も全くに爽快そのもので和尚も久しぶりに故郷の春を満喫しています。勿論のこと春風を受け桜花乱舞状態、言葉を失います。まもなくこの八日に降誕会(御釈迦様の生誕日)を迎えますが、大自然の営みが祝福の意を表しているかの如き感です。人生には皆、色々な節目が有るように和尚にとっても今年は大きな節目の年。「向上心」を失速させないようにしながら「頑張るねん(年)」にしたいと研修会に臨みつつ新たなファイトの念を抱いています。友峰和尚より

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