和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3886話 】
2024年 04月 07日 談

沙羅双樹の展葉 / 宝勝寺玄関にて

 

朝方よりグングンと気温が上昇し、日中には20℃を超え犀川沿いの桜並木もついに満開となりました! いいですね!綺麗ですね!素晴らしい! 毎年同じ気持ちを味わいますが、満開の桜の花を見ているとなんだか気持ちが嬉しくなってしまうのは和尚だけでしょうか。世界中から日本の桜の開花を見物に外国人観光客がどっと押し寄せて来るのもわかります。ニュースでは京都嵐山や嵯峨野を始めとする全国の桜の名所を訪れる外国人観光客の多い事を紹介していましたが納得です。

 

利休梅

午前10時半より 墳墓開眼ならびに年忌の御供養諷経を修業いたしました

 

 

 

明日4月8日はお釈迦様の降誕会(ごうたんえ)すなわちお誕生日ですが、毎年恒例の京都大本山妙心寺より妙心僧堂の雲水さん2名が北陸地方の托鉢で本日の午後に寳勝寺に来寺くださいました。明日は午前9時より本堂にて「降誕会」を雲水さんと一緒に厳修したいと思います。

 

京都大本山妙心寺専門道場の雲水さんが 御来寺くださいました

 

御引率くださった 宝光寺御住職 (富山県氷見市)

 

雲水さんの木綿の衣姿を拝見すると和尚の修行時代を思い出しますが、いくつになっても初心忘れるべからずで今なお修行中と念じています。「行雲流水(こううんりゅうすい)」の禅語から修行僧を雲水と呼びますが、まさに雲が行くが如く水が流れるが如くに心のこだわりを捨て切っていく修行が求められているようです。なになに「うんと食ってすいと消えるからウンスイと言う」って? 気にしない!気にしない!何を言われても気にしないのが雲水さんです。本日は御来寺くださり感謝申し上げます。友峰和尚より

 

 

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