和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3315話 】
2022年 09月 14日 談

寳勝寺 門前の寺カフェ看板

 

宝勝寺山門入口の竹が長く伸びて時折強く吹く風で看板などを痛めてしまうということで、本日は職員の手に寄って綺麗に剪定されました。ちょうど蛤坂から登ってくると正面に「寺カフェ」の黒看板が見えるように設置してあるのですが、竹が伸びて笹の葉が塞いでしまったため剪定をお願いしました。

 

 

 

 

お蔭様でさっぱりとして看板もよく見えるようになり一安心。また同じ場所には小ぢんまりとした砂庭もあり、竹垣の剪定によって一段と格が上がったように感じます。禅寺に於いては山門入口は特に重要な場所でもあるだけに、常に整備を心掛けています。境内にも竹垣が長く奥まで続いており毎年新しい竹が増える為、こちらも業者方と一緒に整備しています。

 

境内の竹垣

白萩が咲き始めました

 

それにしてもこの時期の竹は実に涼しさを感じさせてくれます。禅語に「竹葉々清風起こす」とあるように、風に逆らうでもなく右へ左へと自由自在に靡く姿を見ていると実に自由な有り様を感じます。人間もかくありたいと思うのですが、竹のようなわけには参りません。山有り谷有りの人生、せめて竹風のように清々しい心だけは持ち続けて参りたいものです。

 

中庭 縞ススキの穂

さて入院も今日で10日が過ぎました。絶食から解放されたものの検査は続いています。本当に身体は両親から戴いた大切な大切な宝物、いつかはお返しせねばらない宝物、少しでも人々の役に立つよう頑張って回復を目指して参りましょう。友峰和尚より

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