和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3314話 】
2022年 09月 13日 談

 

手鏡など普段はあまり使うことも無かったのですが、入院してからというもの本当によく使っています。自分の顔をしげしげと見つめる時間もないほど毎日忙しく動いていた時のことが嘘のようで、自分の姿と対面しながら具に観察しているとなかなか面白い発見があり一人楽しんでいます。昔の顔立ちとは随分と違ってきましたが、今の自分の顔も結構気に入っています。それにしてもこの数日間で顔が長細くなったものだと感心するばかり。和尚は達磨図を描くのを得意としていますが、皆様から「和尚に似ている!」と言われていた事に合点がいきました。

 

「 一日清閑 一日福 」 「 八風吹不動 」 / 2017年

 

顔立ちは兎も角も、やはり肝心なのは“心”です。「差し向かう 心ぞ清き 水鏡(みずかがみ)(あか)付きもせず 色付きもせず」と詠んだ歌がありましたが、肝心なのは顔より心だと思います。外面も大切ながら心も大切で、心身一如を目標にして健康回復に向け頑張って参ります。

 


さて一週間ぶりのお食事を頂きました。赤児で言うならお食い初めの心境でしょうか! 美味しい、美味しくないの状況では有りません。本当に心の底から神仏に感謝申し上げました。頂きます!ご馳走様!ありがとうございます! 友峰和尚より

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