和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3283話 】
2022年 08月 13日 談

地元 田ノ谷町 お檀家様の御家にて

 

今日は地元福井市田ノ谷町の卑山お檀家棚経に午前7時より新命副住職とともに出向きました。最近は膝の具合が悪いため正座が出来ず、檀信徒の皆様には読経の際に椅子を用意して頂くよう前持ってお願いしてありますが、各御家とも工夫して御仏壇の前に設えてくださっており本当に助かりました。今がお盆休み中とあってご家族揃ってお参りされる家が多く見受けられ、本当に嬉しく思ったものです。

 

和尚の膝の具合を案じてくださり

有り難い 椅子のご用意

 

先代實道住職(父)と一緒に初めてお盆の棚経に回ったのは確か小学6年生頃からだったと記憶しています。それ以来、約60年あまり欠かす事なく今日まで続けられているだけに大変有難く思っています。

 

お檀家様との 懇親のひととき

 

総代様のお家から順番にお盆の祖霊供養諷経を修していくわけですが、総代様が先回りをしてすぐにお経が唱えられるよう準備してくれているためスムーズに回ることが出来ます。今日の予定は午前中に無事終了出来ましたが、コロナ禍ということで感染予防にも十分気をつけながら明日も引き続き棚経が続けられます。

 

大安禅寺 蓮池の白蓮

 

さて自坊で過ごす旧盆ですが、山中の蝉しぐれのすごさに圧倒されます。普段は金沢市内寺院にて街の生活音と静かな佇まいの中で過ごしていますが、自坊の大安禅寺は小さき頃から慣れ親しんだ環境ゆえに、ダイナミックな蝉しぐれには言葉にならないほどの安堵感を覚えるものです。人間にとっていかに生まれ育った場所が大切かをしみじみと感じる今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

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