和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3134話 】
2022年 03月 17日 談

昨日に引き続き 定期宗務所長会議が行われました

暖かい日が続いていますが、皆様にはお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか? 定期宗務所長会議も今日が最終日、午前9時より花園会館会議場で開会され、開山諷経を修業したのち諮問事項に対する答申書が野口善敬宗務総長に奉呈されました。前日に引き続き協議が行われ午前中にすべてを終え閉会となりましたが、コロナ禍での開催でリモート参加の所長も多かった令和4年度の定期宗務所長会議となったようです。

 

腰痛軽減のため クッションを持参しました

昨晩は宮城・福島県て再び震度6強の地震が発生し驚きましたが、まだまだ予断を許さない状況にあるようです。昔から恐ろしいものの例えに「地震、雷、火事、親父」とありますが、今日では「地震、戦争、コロナ、火事」となりそうです。今回の会議の諮問事項にはウクライナ問題が加えられ、1日も早くウクライナの人々そして戦争に苦しむ全ての人々に平和が訪れるよう皆共に祈り、心を寄せていくべきであるとの答申がなされ、内局並びに宗務所長会一同により黙祷が捧げられました。

 


世界中の人々がコロナ感染拡大での苦難な生活を強いられている状況に加え、戦争難民が受けている苦しみを思う時、一日も早い戦争終結を日々祈願しています。
令和4年度の宗務所長会議も無事に終了したものの、寺院に於ける活動の再開にはまだまだ多くの課題を残しており、なんとか工夫しながら法務遂行に当たって参りたいと思います。

 


金沢に向かう帰路の電車の中で、まもなく迎える春季彼岸会修業のことを考えていました。「春彼岸 菩提の種子を 蒔く日かな」と俳句を読まれた方がおられましたが、菩提とは“菩提心”の事で、他人への思いやりの心“慈悲心”を言います。いつの時代にあっても怨念や憎しみを以っては問題解決には至りません。自分の心を忍じてこそ活路が見出されると思うものです。お彼岸会には祖霊供養を通して真の心を捧げたいと願っています。友峰和尚より

 

京都駅にて

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