和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3055話 】
2021年 12月 28日 談

山門屋根の雪

この時期は朝一番に除雪の仕事から出発です! お寺の屋根は大きいため、少しの積雪でも屋根から一気に滑り落ちてくる雪は危険極まりなく、特に山門屋根雪は「落雪注意」の看板を出入り2ヶ所に設置したもののいつ落ちて来るか分からず、参拝客がひんぱんに行き交うため本当に心配になります。本堂前に落ちた屋根雪を除雪機で排除していたところ、屋根に残っていた雪が突然和尚の肩に滑り落ち危うく首の骨を折るところでした! 雪の重さに加え勢いよく滑り落ちてくるため、屋根の下に居るのは大変危険です。よくよく承知しているのですが機械を操作しているとついつい忘れがちになり、本当に間一髪で難を逃れホッとしました。

 

勢いよく 地面に落ちました

 

 

 

山門の屋根雪は午後になって全て落ち除雪機で排除しましたが、例年とは異なりコロナ禍と大雪が重なり寺カフェ利用者が少なかったことが幸いしました。とにかく「注意一秒 怪我一生」で冬場は十分な注意が求められているようです。

 

金澤伝燈寺里芋研究会 千田美保さんとともに

さてジリジリと大晦日が近づいてきました。残すところあと3日! あすは年末最後の掃除と山門幕を張りたい思います。本当に本日は危機一髪の体験でしたが、無事を喜び神仏のご加護に感謝した一日となりました。南無観世音菩薩 友峰和尚より

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