和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2800話 】
2021年 04月 17日 談

擬宝珠

いっこうに収束の目途すら立たない新型コロナウイルス感染拡大ですが、本日4月17日は今から2年前、サンリス・アートサクレ芸術祭参加のため小松空港からパリ・シャルル・ドゴール空港に向けてへ出発した日でした。その時には今日の新型コロナウイルスが発生するなど微塵にも思うことなく、参加者全員が空港ロビーで無事出発出来ることを喜び合っていました。

あれから丸2年が経ち、サンリスでお世話になったホテルは廃業に追い込まれ、友人の多くもコロナウイルスに感染したとの事、今なお外出もままならないほどの困難な生活を余儀なくされているとかで心から心配しています。

「一寸先は闇」という諺が有りますが、本当に明日、いや今日にも、いや今すら何が起こるかは誰にも知る由もない事です。「油断大敵」「人間万事塞翁が馬」「好事も無きに如かず」 色々な座右の銘が有りますが、今回の新型ウイルス発生はどれにも当てはまらない困難事で、今は感染しないように十分に予防対策を講じることが肝要のようです。本来なら参加者皆様とお会いしてサンリス・アートサクレ芸術祭参加2周年記念の会を催したいところですが、来年には必ず開催できることを願っております。

桂岩寺ご住職とともに

ここ数年間は墨蹟禅画の制作と個展開催に向けて努力を続けて参りましたが、コロナウイルス禍の中で活動を中止していました。そろそろ再開させていこうと気持ちを鼓舞しています。友峰和尚より

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