和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2796話 】
2021年 04月 13日 談

新命副住職とともに 回信墨蹟の確認をしました

毎年この時期になると、和尚の寝室の床下でウシガエルの合唱が始まり一晩中鳴いています。何が故に床下なのかと不思議に思うかも知れませんが、和尚の寝室は山の斜面に接しているため、床下に所々湧き水が溜まり小さな水溜りとなっており、繁殖期になると決まってその水溜りに卵を生み付けるようです。

お寺の床下の高さは約1メートル程あり、柵もあるため外敵から子供を守るには最適の環境なのかも知れませんね。兎に角ひと晩じゅう鳴き続けて、まるで騒音公害のようですが、1ヶ月ほど経つとある日突然鳴き止み何処かへと姿を消すから不思議です。ウシガエルの求愛の鳴き声が今や春先の風物詩とさえ思える大安禅寺夕刻の風情を醸し出します。

㈱船井総合研究所 アソシエイト 萩尾有美子様

さて、本日は大阪市より㈱船井総合研究所の萩尾有美子さんが取材の為にご来寺下さいましたが、福井駅より路線バスにて来られたそうで、大安禅寺門前停留所を下車し約三百メートルの坂道を徒歩で登って来たとの事。車社会にあって真に天晴れ!天晴れ! 昔はみな参道を歩いてお参りしたもので、参道を登りながら心を浄めたものです。

約2時間ばかりの取材でしたが、その取材内容とは「寺院運営」に関する質問でした。なるほど㈱船井総合研究所様は天下に名を馳せた経営コンサルティングの会社、若手の社員教育の一環としての取材でもありましたが、日本経済発展の未来を担う若手社員の大いなる志と奮起を願って止まないものです。友峰和尚より

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