和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2625話 】
2020年 10月 24日 談

沙羅双樹の落葉

中国唐時代の詩人杜牧(803年~853年)の詩に、「深秋簾幕千家の雨 落日楼台一笛の風(しんしゅうれんばくせんけのあめ らくじつろうだいいってきのかぜ)」という一句がありますが、実に今日のような風情を表している詩だと思ったものです。

午後1時からふれあいパーク霊苑墓前でのご供養があり、それまで雷や暴風を伴いしきりに降っていた冷たい雨も、お経が始まる頃には風も静まりまた小雨模様となるなか苑内が荘厳な雰囲気に包まれました。和尚の読経する声を笛に例えるなら、まさしく「落日楼台一笛の風」と言ったところでしょうか。さて、このところ日増しに寒さが厳しくなって来たようです。皆様におかれましてはくれぐれも御身お大切にお過ごしください。友峰和尚より

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